もひとつま・く・ら の商品レビュー
小三治のまくらは、こんなにも長かったのか・・・・。 全てとは言えないが、でも、確かに面白い。 時流を批判し、人情も毒も溢れている。 ふとした出会いが、悲しい結末をにつながる「笑子の墓」には 素直に感動。 長いまくらでそろそろ時間、その時に鳴ってしまった お客さんの携帯電話の音...
小三治のまくらは、こんなにも長かったのか・・・・。 全てとは言えないが、でも、確かに面白い。 時流を批判し、人情も毒も溢れている。 ふとした出会いが、悲しい結末をにつながる「笑子の墓」には 素直に感動。 長いまくらでそろそろ時間、その時に鳴ってしまった お客さんの携帯電話の音を、「季節外れのすずむしみたいだね」と 言うことができる余裕が好き。そしてその臨場感が目に浮かびます。
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邪道なことに「ま・く・ら」を読まないままに二冊目を読みました。で、読了して最初のも読まなきゃ!!!ってなった次第です。おもしろかったー! 小三治師匠の好奇心旺盛なところがめいっぱい出てて、文章で読むのもまたいいなぁと思いました。デジカメの話に時代を感じます。
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前作で勢いを得て、読み始める。 後書きの最後に「私がおしゃべりをしているのと同じ速度でよんでくれませんか。」とある。師匠の声を頭の中で再生しながら、読み進めた。 あとの演者が来ないので、つなぎで「蒟蒻問答」を演る。なんと45分引き延ばし。ひょいと、楽屋の円生、正蔵(彦六)、小さん...
前作で勢いを得て、読み始める。 後書きの最後に「私がおしゃべりをしているのと同じ速度でよんでくれませんか。」とある。師匠の声を頭の中で再生しながら、読み進めた。 あとの演者が来ないので、つなぎで「蒟蒻問答」を演る。なんと45分引き延ばし。ひょいと、楽屋の円生、正蔵(彦六)、小さんの3人の大師匠の姿が目に入る。蒟蒻問答は3人の師匠の教えがそれぞれ違う噺。後はどう演ったか覚えていない。 …初高座。うっかり入ってきた客一人と睨み合う。 などなど、面白い話がたっぷりと。 僕は中学の頃にNHKの円生の「死神」の放送を見た。ほ〜ら、消えるよ。あ、消えた。バッタリ前のめりに倒れる円生。同時に明かりが消えて暗くなる。うわー、怖かった。 本書で、小三冶さんは円生を評して、あの人は自分が名人になりたかった人ですから、なんてさらりと凄いことを。 別の落語家が「死神」を違ったふうに演るなんて新聞で読んで、ちょっと嫌だなと思っていたが、小三冶師匠なら聴いてみたいかな。
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暖かさと、人生にすっと筋の通った様な人柄で 読んでいると面白い。 これを何も見ないで、 特に準備もしないでずーっと語って、 しかも笑えつつ、じーんとできて、スカッとする。 噺家というのはとんでもない職業だ。
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小三治が高座でしゃべったものをテープ起こしした本。小三治の口調がそのまま文章かされている。 小三治独特の間合いや口調を知っている人には、文章を黙読するだけで小三治の声が頭の中で響くことだろう。 枕の部分だけだが、十分おもしろい。 といっても、小三治を生では聞いたことがない。いつか...
小三治が高座でしゃべったものをテープ起こしした本。小三治の口調がそのまま文章かされている。 小三治独特の間合いや口調を知っている人には、文章を黙読するだけで小三治の声が頭の中で響くことだろう。 枕の部分だけだが、十分おもしろい。 といっても、小三治を生では聞いたことがない。いつか生の噺を聞いてみたい。
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寄席の経験は一切なし。落語を生で聞いたこともまったくなし。 せいぜい、TVで観たりするくらいでしたが、前作「ま・く・ら」と続編の今作品を手にしてみて、一度は落語を経験してみたいな、と思うようになりました^^ 私takaも、幅広い話ができるようになりたいもんです。
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