初ものがたり の商品レビュー
宮部みゆきの時代小説は、初めて読むが、人情味溢れている。 そこに、ミステリ要素も含まれていて、一粒で二度美味しい。 他の時代物も、読んでみたいと思わせてくれる一冊。
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新潮文庫本のあとがきに著者が書いた、 再開するの言葉で書かれた単行本です。 「糸吉の恋」が、加えられていました。 菜の花畑が目に浮かぶ、切ない物語でした。 TV化されていたとのこと・・ 再放送して欲しい作品です。
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愛蔵版 初ものがたり。読書メーターの読友ヒロ~ぽんさんに、愛蔵版の存在を教えていただきました。 文庫の初ものがたりは購入していて。『糸吉の恋』を読むため相互貸借で取り寄せていただきました。回向院の茂七親分の下っ引き手下の糸吉の生い立ちから始まる、「糸吉の恋」長屋が火事で空き地になった場所が、一面の菜の花畑になった。そこに現れる菜の花の精のような娘おときに恋をした糸吉は、行方を追いかけ、おときの話す事に耳を傾けるが…。捨て子だった糸吉優しいこころ、茂七親分の人情裁き、稲荷屋屋台のの親父も謎のまま続編が読みたい。
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何度も何度も読んでいるけれど、いつも暖かな人情ときれいなストーリーで、飽きがこない。 疲れがたまっているときに読みたくなるかな…… 短編集なので、伏線は少ないがタイトルがすてに伏線。 表紙や中表紙の絵も凝っている。
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ブロ友さんより“食べ物が沢山出てきますよ”とオススメいただき手にとった作品。 宮部さんの時代ものって今のところ読んだのが全て江戸時代舞台なので、同じ名前の登場人物とか、設定が近い登場人物とかがいると、“あれ?この人ってあの人?”とか思っちゃいます。 因みにこちら、「ぼんくら」...
ブロ友さんより“食べ物が沢山出てきますよ”とオススメいただき手にとった作品。 宮部さんの時代ものって今のところ読んだのが全て江戸時代舞台なので、同じ名前の登場人物とか、設定が近い登場人物とかがいると、“あれ?この人ってあの人?”とか思っちゃいます。 因みにこちら、「ぼんくら」「日暮らし」に名前だけ登場する米寿の茂七親分さんが主人公。でもこの作品ではまだ五十路過ぎ、ですけどね。 構成としては捕物帖短編集、と言う形で、全編通したキーパーソンとして謎の稲荷寿司屋台の親父さん、拝み屋日道様、などがいます。 でも「ぼんくら」「日暮らし」のように、短編それぞれが結びついてラストに一本!と言う形ではなく、飽くまでも一つ一つ完結した事件を解決していき、その中でキーパーソンの謎を探っていく、と言う形なので、肩の力を抜いて読める作品と言えそうです。 他の作品と比べてみると、凝り固まった愛憎、執念、妄念と言うものが浅いように思われます。事件一つ一つが割合に淡々としている。人の狂気、悲しみはありますが。 そしてそして。 オススメいただいた通り、食べ物が沢山登場しました。各篇のタイトルが食べ物なので、それらの食べ物にかけて書かれたお話がまたうまい。 筆者自身食べ物を愛しているのだなあ、と思いました。世の中には上品だったり粋な食べ物が沢山ありますね。 江戸弁、気持ちいいです(^^)
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岡っ引き・茂七のところに持ち込まれる謎や問題。 手下の糸吉・権三 日動と崇められる自称霊能者・穀物問屋三好屋のこども うまい料理をだす謎の稲荷寿司屋台の主人 宮部みゆきの時代ものは、やっぱり好き シリーズものみたいなので、他のも読んでみたい
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岡っぴき茂七親分の事件簿・・・・・っぽく、宮部さんの時代もの。時代ものの読みはじめのころは、身分の違いがよくわかってないままに「十手持ち」は単に十手側の人とふんわりした認識で読んでいたけど、いくつか読んだ今では階級がわかってきて楽しいです。岡っ引きには岡っ引きの人情物語がありました。切ったはったじゃなくて、事情をくんでの解決へ。 そして宮部さんの時代ものといえば、おいしい料理。これにも「うまいものを出す屋台」が出てきてそれはそれは美味しそうに書いてあります(^q^) それにしても、いくつか謎なままです。勝蔵と屋台のおじさんのことも匂わせるだけで白黒付いてないし。日道坊やの今後も気になります。 あとがきで、NHKの時代劇ドラマになったことを知りました。ずいぶん前なので見られないのが残念です><
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2012.3 茂吉親分の話を読み返したくなって、再読(愛蔵版では初)茂吉親分、若くて(?)かっこいいなぁ。愛蔵版に収録された話は、ちょっと切ない。結局、政五郎親分らしき人はでてこなかった。
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■ 本所深川を舞台に繰り広げられる、せつなく、妖しく、心温まる、江戸人情捕物ばなし。「鰹」「白魚」「柿」など、季節を彩る「初もの」に、事件解決の鍵が…。岡っ引き・茂七親分の推理が冴えわたる!単行本・文庫に未収録の一編「糸吉の恋」を掲載。 ■■下町に住む人々を舞台にしたちょっ...
■ 本所深川を舞台に繰り広げられる、せつなく、妖しく、心温まる、江戸人情捕物ばなし。「鰹」「白魚」「柿」など、季節を彩る「初もの」に、事件解決の鍵が…。岡っ引き・茂七親分の推理が冴えわたる!単行本・文庫に未収録の一編「糸吉の恋」を掲載。 ■■下町に住む人々を舞台にしたちょっとしたミステリー。面白かったです。でも一話一話に明確な解答は用意されていないので、そこがちょっとやきもきさせられました。 ってか、出てくる料理がおいしそうでおいしそうでしょうがない。
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茂七親分現役時代のお話。 追加された「糸吉の恋」がほっこりして特に良かったです。 茂七親分メインのお話をもっとたくさん読みたいです。 ドラマ化されたんでしたっけ?? もしNHKでやったのなら観たいなぁ。
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