文楽・女方ひとすじ の商品レビュー
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初読。図書館。インタビューを書き起こしたような文章で、物語としては読みづらい。資料として読むしかない。文楽を知らない人にはさっぱりな内容で、少しかじったくらいの私にも、人名と演目名を追うのに一苦労。それでも彼が文楽不遇の時代とともに歩み、現在に至ってなお精進し続けていることは伝わってくる。義太夫や三味線、物語の盛り上がりが支えてくれる立女形の人形を遣うより、二番手の地味な人形を遣うのが難しいと言われて納得。今度からはそこにも注目してみてみよう。
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桐竹紋寿氏の文楽界入門のいきさつから50年の芸道生活を高木浩志氏がまとめたものです。戦後、二つにわかれた桐竹紋十郎を中心とした三和会の歩んできた姿が垣間見ることができます。 どの世界でもいえるのでしょうが、修行の大変さが、おだやかな言葉でかかれていますがひしひしと伝わってきます。...
桐竹紋寿氏の文楽界入門のいきさつから50年の芸道生活を高木浩志氏がまとめたものです。戦後、二つにわかれた桐竹紋十郎を中心とした三和会の歩んできた姿が垣間見ることができます。 どの世界でもいえるのでしょうが、修行の大変さが、おだやかな言葉でかかれていますがひしひしと伝わってきます。 桐竹紋寿氏の子供の頃から芸達者だった話のにはおどろきますね。 桐竹紋寿氏の舞台装置の工夫、ボートの免許、趣味の模型の話などから紋寿氏の器用さがよくわかりますね。 演者の芸談から観者としてどこを注目してみれば、より深く舞台を楽しんでいけるかというヒントが一杯詰まった作品でした。
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