死ぬ瞬間 の商品レビュー
ターミナルケア(末期…
ターミナルケア(末期医療)に関心を寄せる人びとに、現在にいたるまで全世界で広く読みつがれている。死を目前にした患者や家族へのインタビュー多数。現実の死を見つめる絶好の書。「今日、死の過程がいろいろな意味で以前よりつらいものになったということである。死の過程はより孤独に、より機械的...
ターミナルケア(末期医療)に関心を寄せる人びとに、現在にいたるまで全世界で広く読みつがれている。死を目前にした患者や家族へのインタビュー多数。現実の死を見つめる絶好の書。「今日、死の過程がいろいろな意味で以前よりつらいものになったということである。死の過程はより孤独に、より機械的に、より非人間的になった。」
文庫OFF
誰かのためになる、誰かにとって役立っていると思えることが自己肯定感を促進するのはわかる。一方で、信仰の厚い国では神を信じることがこれほど影響するものなのかとビックリもした。
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キリスト教色が強いので、この理論がそのまま日本に適用できるのかという疑問がある。また、インタビューの引用が冗長で少々読みにくい部分もあるし、単なる個別事例でしかないので科学的に理論化されているのだろうかという疑問もある。が、「死」には普遍的な側面もあるので、それなりに参考になる部...
キリスト教色が強いので、この理論がそのまま日本に適用できるのかという疑問がある。また、インタビューの引用が冗長で少々読みにくい部分もあるし、単なる個別事例でしかないので科学的に理論化されているのだろうかという疑問もある。が、「死」には普遍的な側面もあるので、それなりに参考になる部分がないわけでもない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
■ひとことで言うと? 自己実現=自分の「生きた証」を残すこと ■キーポイント - 死の5段階説 - 否認→怒り→取引→抑鬱→受容 - 必ず順を追って現れるが、重なることもある - 「死とは長い過程であって、特定の瞬間ではない」 - 死を受容するために - 「やり残した仕事」を終わらせる - 後に何かを残す(具体的なものだけでなく、想いも含む) - 最期まで希望を持って生きる
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『死ぬ瞬間』、偶々出会った本でありちょうどいいタイミングで訪れた本だった。もし自分にも護る人ができ、そしてその人が死に臨む際、どう行動するのだろう。そんなことを想定しながら読んだ。この本は、哲学的な内容ではない。治療者と非治療者が対話を通じて互いに発見していく過程を書いたルポルタ...
『死ぬ瞬間』、偶々出会った本でありちょうどいいタイミングで訪れた本だった。もし自分にも護る人ができ、そしてその人が死に臨む際、どう行動するのだろう。そんなことを想定しながら読んだ。この本は、哲学的な内容ではない。治療者と非治療者が対話を通じて互いに発見していく過程を書いたルポルタージュだ。 もし今、死ぬことに臨もうとしている人が周囲にいる場合。この本をお勧めしたい。また、すべての勉強者、人生の勉強者にもお勧めしたい。四章に出てくるシスターはとても興味深く写るだろう。 死ぬ瞬間とは、恐ろしいものでも苦痛を伴うものでもない。身体の穏やかな停止なのだ。寂しくて涙が出るくらい静かで、広大な星空に光る一瞬の美しいきらめき。そのきらめきが無限の夜空にとけこんでいく。人生とはそのようなものなのかもしれない。一部引用。 私は19歳。この本の大部分は理解できていないのかもしれない。またいつか読んでみたいと思った。 器の中の水は光る。海の水は暗い。小さい真理は明瞭な言葉をもつが、大きな真理は大きな沈黙を持つ。タゴール
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やっと読み終わった。今ターミナルケアにあまり関わることがなくなっているけど、実際の会話の記録がたくさん収録されていて、内容により実感を持って読み進めることができた。また何度も読み返す必要があるなあ。本人もそうだし、家族へのケアへの心得として度々姿勢を正すために良さそう。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
死とは長い過程であって特定の瞬間でない一人生最終段階とそれに伴う不安・驚異・希望を二百人の直接面接取材で得た死に至る人間の心の動きを研究した画期的な書です。 タイムライン http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
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自らが死に近いことを知らされたとき、人の精神状態はどのように変化していくのか。末期患者は何を求めているのか。患者へのインタビューを通して、これらを知ることができる。 患者の意思が尊重されること、不安や絶望を話す相手が必要なこと。しかし、医療の現場では医師やスタッフは忙しく、なか...
自らが死に近いことを知らされたとき、人の精神状態はどのように変化していくのか。末期患者は何を求めているのか。患者へのインタビューを通して、これらを知ることができる。 患者の意思が尊重されること、不安や絶望を話す相手が必要なこと。しかし、医療の現場では医師やスタッフは忙しく、なかなか十分な対応が難しい。 この本が書かれたのは1969年のこと。しかし、今でも同じ問題はそのまま残っているように感じる。
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死は人間なら誰でも経験することだけれど、日常的に考えることはほとんどない。 死が迫っているとき、どのような過程を経験するのかこの本から学ぶことができ、もし今後死を間近にした人と関わることがあったら、この過程を理解していることで、その段階にあった接し方を考えていけるかも。
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死期が近づいた人の気持ちを理解する一助となる本。身近にそういう人が表れたら、是非とも熟読すべき本と思う。
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