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ジョン・レノンラスト・インタビュー の商品レビュー

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11件のお客様レビュー

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ジョンレノンへの理解…

ジョンレノンへの理解と愛情にあふれる翻訳だと思いました。

文庫OFF

タイトルどおり、ジョ…

タイトルどおり、ジョン・レノン最後のインタビュー集。彼の死の2日前に行われたインタビューだったらしい。ジョンと池澤夏樹(訳者)、両方が好きな私にとってこの本はマストアイテムだった。池澤氏を通してジョンの生き様を感じることができた。

文庫OFF

2023/10/07

やっぱりジョン・レノンは一身で二生を経た人物だった。その二生目がこのインタビューに詰まっています。 その二生目の宝に5年間の育休があります。 女性に限らず、小さな子供の育児(休職)は人の感性をハイブリッド化させる何かがあるように感じます。そして彼の場合は中年男の人生の捉え方がとて...

やっぱりジョン・レノンは一身で二生を経た人物だった。その二生目がこのインタビューに詰まっています。 その二生目の宝に5年間の育休があります。 女性に限らず、小さな子供の育児(休職)は人の感性をハイブリッド化させる何かがあるように感じます。そして彼の場合は中年男の人生の捉え方がとてもシンプルになったんじゃないかと思いました。 ポップスとしてのキャッチーさをもちながら、メッセージ性が抜群な『ダブルファンタジー』の(Just like)Starting Over、Beautiful Boy(Darling Boy)、Womanを聴くとなけてきます。中年のやり直し、男性の育児参加、女性への感謝などのお題目は40歳男が経験する私生活の普遍探しであり、現代へのメッセージそのものだと理解が深まります。40年前にこの感覚に到達していた彼は、男性として偉大です。そしてその二生目に寄り添ったオノヨーコはもっと偉大かもしれないです。

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2021/05/30
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死の二日前のインタビュー。 冗長。 ビートルズ時代の話は出てこない。 ラストの質問がプライバシーと街の安全性について というのが悲しい。 BBCをほめる。 レコード会社を貶す。

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2017/07/21
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※このレビューにはネタバレを含みます

(2017.07.20読了)(2017.07.18拝借) 【目次】 新世紀にジョンとヨーコを読む  池澤夏樹 二人の出会いと『ウェディング・アルバム』 記念碑的な『イマジン』 『シェイヴド・フィッシュ(ジョン・レノンの軌跡)』の頃 活動の再開と『ダブル・ファンタジー』…… 訳者のあとがき  池澤夏樹 (「BOOK」データベースより)amazon 死の二日前、ジョンがヨーコと行なったロング・インタビュー。ロンドンでの二人の運命的な出会い、ビートルズのこと、五年間の至福に満ちた私的な暮し、その後再開した音楽活動…。率直に本音を語り尽くした魂のメッセージは、没後二十余年の今なお心に響く。

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2011/07/02

銃弾に倒れる二日前のインタビュー。 活動再開で、「さあ、これから」という意気込みがインタビューからもうかがえる。止まってしまった時間を、このインタビューで取り戻せる気がする。 新しいものは、もう生まれなくなってしまったが・・・。

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2014/01/22

8月10日読了。1980年の12月6日、ジョン・レノンが射殺されるまさにその2日前に行われたインタビューの記録。主夫として表舞台から遠ざかり、新アルバム『ダブル・ファンタジー』リリース直後のジョンはナーバスになっておりインタビューは当初35分が予定されたが、話し始めると興に乗り3...

8月10日読了。1980年の12月6日、ジョン・レノンが射殺されるまさにその2日前に行われたインタビューの記録。主夫として表舞台から遠ざかり、新アルバム『ダブル・ファンタジー』リリース直後のジョンはナーバスになっておりインタビューは当初35分が予定されたが、話し始めると興に乗り3時間15分にも及んだのだとか。ジョンとヨーコが、自分たちにとって大事なこと・哲学・世界や周囲の人々に対して実に真摯に、整理された思考を持っており、またそれを他人に実に率直に語ることに驚く。「キリスト以上」と言われる(自分で言ったんだったか)ほど世界一の有名人となり、その立場に押しつぶされるでもなく責任を放棄するでもなく有頂天になるでもない。ジョンが若くして死んでしまったのは残念でならないが、このような長いインタビューが直前に記録され、それをこうして我々が読めることは幸せなことでもあるのだと思う。

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2010/05/30

請求記号:764.7/レ 資料番号:011341195 比類なき夫婦の軌跡をたどる3冊② 死後30年の時を経てもなお、その存在感は薄れることのないアーティスト・ジョン・レノンと、その妻という立場に臆することなく、二人が目指した愛と平和のメッセージを世界に発信し続けるオノ・ヨーコ。...

請求記号:764.7/レ 資料番号:011341195 比類なき夫婦の軌跡をたどる3冊② 死後30年の時を経てもなお、その存在感は薄れることのないアーティスト・ジョン・レノンと、その妻という立場に臆することなく、二人が目指した愛と平和のメッセージを世界に発信し続けるオノ・ヨーコ。 凶弾に倒れる2日前に行われたこのインタビュー記録から、対等である夫婦関係や個々の創造性を垣間見ることができます。

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2020/07/15

ジョン・レノンがこの世を去る2日前におこなわれたというインタビューをまとめたもの。3時間ほどのインタビューを一冊にしているというから、分量を考えると、その時間の中の会話はほとんど収録している感じなのだろうと思う。そのためか、あまり内容のない雑談的な会話もそのまま載せられていること...

ジョン・レノンがこの世を去る2日前におこなわれたというインタビューをまとめたもの。3時間ほどのインタビューを一冊にしているというから、分量を考えると、その時間の中の会話はほとんど収録している感じなのだろうと思う。そのためか、あまり内容のない雑談的な会話もそのまま載せられていることが多く、その場の雰囲気は伝わってくるけれども、密度という点ではそれほど濃くはない。 それでも、ところどころ、とても面白い箇所があり、特に、音楽から離れた、家の中での生活などプライベートな話題は、そのままジョンの人柄や個性がよく表れていて、とてもいい話しが多かった。 ふりかえってみるとね、曲を書くことについてぼくが喋っている時には、いつも苦しいことだっていう印象で言ってるんだな。「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」にしても何にしても、喋る時にはとても苦しんで書いたということになる。(p.106) ぼくにとって一番楽しかったのは、できた歌をまずテープに入れてみる時を別にすれば、インスピレーションの来る時でね、つまり歌というのはいきなりやって来るものであって、職人がなにかを作るみたいにすわっていてできるわけじゃないんだ。 ぼくの本当の喜びは、霊媒みたいに憑かれた状態でいることなのさ。ぼやっとすわっている時に、夜中かなにかにいきなり来ることもあるし、来てほしくない時に来ることだってある。それが、一番ぞくぞくするようなすごいことなんだ。そこで、ぼくが横になっている時にいきなり歌が完全な形で、歌詞も節もやってくる、それをさ、ね、歌を書くなんて言えるかい?いったい歌ってのは書けるものかい。作るんじゃなくて、思いがけず贈られるようなものさ。(p.110) しかし要するに食事だ、人は食事によって生きる、食事と食事の間の規律によって生きるんだ。そしてぼくのもう一つの面はいつも女たちの奉仕によっていた、それはミミ叔母さんだったりほかの誰か、恋人とか妻とか、いろいろいたけどね。酔っぱらってひっくりかえって寝ちまっても、次の朝には同じ学校の女友達か誰かがちゃんと朝食を作ってくれる、ほら、その子にしたって前の晩は同じようにパーティーに行って酔っぱらっていたのに、女の人ってのはふと気がついてみるとちゃんと台所のカウンターのむこう側に行っているんだ。だからさ、これは大変な経験で、ぼくが生まれて以来ずっと女の人たちがしてくれたことに感謝しているのさ。(p.138) 最初ここへ越してきた時には、ぼくたちはヴィレッジに住んだんだ。いきなり誰かがなにか言うとか、飛びかかってくるんじゃないかとか、びくびくしていて、それがなくなるのに二年かかったよ。今はもうふつうに玄関を出て、レストランにも入れる。これがどんなにすばらしいことかわかるかい?あるいは映画館に入ることが?つまりね、人が来てサインをねだったり、やあって言ったりはしても、決してこっちを困らせはしない。レコード気に入ったよ、なんて言う。このあいだぼくたちはレコードを出したからね。だけどその前はね、どうしてる?とかさ、坊やは元気?とかどなるんだ。本当に嬉しいものだよ。(p.174)

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2009/10/07

ジョン。レノンが死の2日前に受けたインタビュー。 完全にファン向け。ジョン自身が死を予期していた分けではないので、死を感じさせる内容などは…まぁあることはあるけど(1.2行)、ロッキング・オンとかに収録されていそうな内容が延々続く。俺は世代が違うので先入観を一切持たずに読んだけど...

ジョン。レノンが死の2日前に受けたインタビュー。 完全にファン向け。ジョン自身が死を予期していた分けではないので、死を感じさせる内容などは…まぁあることはあるけど(1.2行)、ロッキング・オンとかに収録されていそうな内容が延々続く。俺は世代が違うので先入観を一切持たずに読んだけど、ビックマウスというわけでもなく、カリスマ性のある心に響く言葉が出る分けでもなく、少し弱い普通の人と言う印象だった。知識が少ないファン以外には辛いと思う。

Posted byブクログ