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テレビ局がつぶれる日 の商品レビュー

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2019/01/16

著者名(わきはま・のりこ)を見て『ズームイン朝』の「阪神のおねえちゃん」を思い出せたら、それなりのテレビ通。この本は2001年の12月発売で、黎明期だったネットカルチャーとの付き合い方にテレビ局員が四苦八苦している様子を、アナウンサー兼マルチメディア推進部担当(当時)の視点で書い...

著者名(わきはま・のりこ)を見て『ズームイン朝』の「阪神のおねえちゃん」を思い出せたら、それなりのテレビ通。この本は2001年の12月発売で、黎明期だったネットカルチャーとの付き合い方にテレビ局員が四苦八苦している様子を、アナウンサー兼マルチメディア推進部担当(当時)の視点で書いている。 技術の固まり、あるいはコンテンツも含めたモノづくりの先導役とされたテレビの世界も、自動化、省力化で職人技がいらなくなった一方で、プロとして持つべき誇りを伝えられなくなっていることが、本書から理解できる。自社でちゃんと人も責任も抱えて番組を作っているテレビ局は今この日本ではほとんどない。著作権だけではない利害処理の複雑化で、テレビはこの本のころよりも一段と表現が窮屈になった。お互いに一長一短で、ネタを露骨に依存してるクセに、県域局のプライドがネット批判に向いているのが切なくてしょうがない。記者クラブ問題でだはんこいてる場合か?

Posted byブクログ