国家の非公然活動と国際法 の商品レビュー
ここでいう非公然活動とは、政治指導者の暗殺、テロリズム、軍事的・産業的諜報活動などのことを指しています。冷戦終結後の国際社会において、当然このような活動に対する非寛容性が明確になっているのですが、そのなかで、あえて非公然活動の合法性の可能性を確かめるための戦略的および軍事的形態と...
ここでいう非公然活動とは、政治指導者の暗殺、テロリズム、軍事的・産業的諜報活動などのことを指しています。冷戦終結後の国際社会において、当然このような活動に対する非寛容性が明確になっているのですが、そのなかで、あえて非公然活動の合法性の可能性を確かめるための戦略的および軍事的形態というものを、国際社会の反応という要素を踏まえて検討しています。 かなり特殊な切り口ですが、それだけに国際法、特に緊急事態における法体系や理論を学ぶ人にとっては示唆に富む本です。 欠点は、日本語訳が少々とっつきにくいことですかね(苦笑)。
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