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タリーズコーナー の商品レビュー

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2013/08/27
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読みかけ。だったが、とりあえず先へ進まず読了ということに。もちろん、重要な仕事。著者の博論。米では『孤独な群衆』に次ぐベストセラーのようで、2001年の時点で93万部売れているとのこと。この本の最後にハイラン・ルイスという先生が解説をよせているが、この先生を筆頭とした研究プロジェクトの一環としてなされたフィールドワークの成果で、国立精神衛生研究所からの資金を受けていたよう。1章で概要が紹介しており、各章で、仕事、子どもとの関係、妻との関係、ネットワーク等が扱われている。 概要 ・フィールドワークは1962年の1月から1963年の6月までの18か月。 ・場所(出会うための)はワシントンDCのダウンタウン。客観的な特徴としては、社会的剥奪度の指標で水準の低いこと、公的扶助を受けている割合が高いこと、婚外子の出生数が多いこと、母子手帳を交付されないまま出生する女性の割合が高いこと等、いわゆる都市下層。 ・インフォーマントは20人の男性で、母子家庭が多いがゆえ、むしろわかりにくい男性に焦点を当てているということのよう。20代から40代。 ・仕事について、いわゆる中間階級からは「その場しのぎ」としてしかうつらない仕事とお金の使い方をする理由について、将来性についての時間の観念の仕方の相違から説明していた。中間階級にとって将来が明確にイメージできるものであるのに対して、そうではないということ。また、こういったことには、自尊心の低さが関わっていることも示唆。

Posted byブクログ

2009/10/04

「どうせ失敗するんだ。」黒人下層階級の蔓延する無気力を見事に描いた参与観察の名著。60年代の本ではあるが、ニート、外国人犯罪、ホームレスなど現代日本にも通じる一冊。

Posted byブクログ