街の物語 の商品レビュー
そもそも「街」っていうところにテーマ持ってくと、なんだか期待してしまうところがあるんだけど、 どうしてだろう。 どれも違う気がする…。 柴門ふみの作品は、まったりしていて、でも簡潔で潔い感じが印象的。 原田宗典は、相変わらずですねw原田ワールド全開です。 なんとなく記憶に残っ...
そもそも「街」っていうところにテーマ持ってくと、なんだか期待してしまうところがあるんだけど、 どうしてだろう。 どれも違う気がする…。 柴門ふみの作品は、まったりしていて、でも簡潔で潔い感じが印象的。 原田宗典は、相変わらずですねw原田ワールド全開です。 なんとなく記憶に残ったのはこの二人の作家さんでした。
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約束を守る。 シンゴは、それをやってのけただけだった。 ただそのことだけで、千咲は自分が哀しい獣であったことに気づいたのだった。 (P.70)柴門ふみ/動物園跡地
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4人の作家さんが短編を寄せています。一番面白かったのは原田さんの。劇っぽかった。 小川洋子さんのも素敵でした。続き読みたいなあ、って感じさせられました。
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街をモチーフにした四人の作家の短編の中で、小川洋子さんの「ガイド」だけ読みました。柴田ふみさん盛田隆二さんとかの、セックス描写を含む現代の恋愛小説は、気分的に読みたくなかったので…(´〜`;) それは、又の機会に。 またまた、小川洋子ワールド!といった感じ。“題名屋”が出てき...
街をモチーフにした四人の作家の短編の中で、小川洋子さんの「ガイド」だけ読みました。柴田ふみさん盛田隆二さんとかの、セックス描写を含む現代の恋愛小説は、気分的に読みたくなかったので…(´〜`;) それは、又の機会に。 またまた、小川洋子ワールド!といった感じ。“題名屋”が出てきたときは、嬉しくなっちゃいました♪何かを封じ込め、整理し、名前を付け、収める。この過程に、強い思い入れを感じます。 ちょっと新鮮味が足りないかな?とは思いましたが、いつものように低温な雰囲気ではなく、人間の温かみが伝わってくる、穏やかな気分にさせてくれるお話でした(*´∀`*) この先のストーリーが非常に気になります。‘僕’はその後、‘小父さん’の助手をするのでしょうか?僕と小父さんのその後が、知りたいです。
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う〜ん、やっぱり短編はあんまり好きになれないなぁ。どうしても中途半端に終わった感じがする。特に「中途半端な街」(笑)
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「ガイド」いつも見ている母親の姿に。偶然の出来事に。小さい出会いに。自分のガイドに。。。道が開けていく。先が見えていく。光がさして大切なモノへ変わっていく。「遊園地跡地」”逃げたって逃げたって嫌な事はなくなるわけではなく、それは粛然とそこに存在し続けるわけだがそれでも、一時の安ら...
「ガイド」いつも見ている母親の姿に。偶然の出来事に。小さい出会いに。自分のガイドに。。。道が開けていく。先が見えていく。光がさして大切なモノへ変わっていく。「遊園地跡地」”逃げたって逃げたって嫌な事はなくなるわけではなく、それは粛然とそこに存在し続けるわけだがそれでも、一時の安らぎを得る為に人は、逃げる。”逃げて逃げて、、、辿り着いたのは昔の愛着ある場所。そして逃げる事に疲れて元の場所で手に入れる、本当の安らぎ。「中途半端な街」自分も街も他人も犬も。。。何もかもが中途半端でやる気も考えもない。人間だろうが柴犬だろうがダッチワイフだろうがなんでもいい。そんな世界には悲しみも喜びもない。空虚でムナシイ世界。早く戻ろう、人間に。「アジール」人の数だけ考えがあって欲望があって思惑がある。期待にそえなくて去ってゆく人。期待に胸膨らませて寄ってくる人。何をそんなに期待するの?誰だって期待をせずには生きていけない。欲しいモノ、夢中になるモノ、愛されること。生まれて死んで。。。人間であるがための当たり前の欲望、期待。その中にすべてを詰め込みたい。欲望をかなえてくれる人、物、世界。。。ずっとずっと探し続ける。。。そして…ある日、終わる。
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ガイド(小川洋子) 街のガイドをしている母親と、息子の話 動物園跡地(柴門ふみ) 従兄弟。 あるときは弟なんだけど・・・ 私にとっては、存在がかなり大きくて そして未来を夢見ちゃおうかな〜というはなし。 中途半端な街(原田宗典) これは題名通り、中途半端な街の旅行に当選して旅に出...
ガイド(小川洋子) 街のガイドをしている母親と、息子の話 動物園跡地(柴門ふみ) 従兄弟。 あるときは弟なんだけど・・・ 私にとっては、存在がかなり大きくて そして未来を夢見ちゃおうかな〜というはなし。 中途半端な街(原田宗典) これは題名通り、中途半端な街の旅行に当選して旅に出る話。 かなり、好きです。 中途半端さが絶妙。 アジール(盛田隆二) なんて書けばいいんでしょう? 説明するのが難しい話です。 でも、こういう気だるくて、流される話も好きです。 あまり評価のよくない本ですが 私は、まどろみながら読めるの感じが嬉しい一冊でした。 ぼんやり・・・ふんわりとした一冊です。
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