本田宗一郎夢を力に の商品レビュー
レースこそ「HONDA」!!! F1全盛期にガッツリはまってた私にとって、 第3期の活動が不完全燃焼すぎて。。。 レッドブルと組んでチャンピオンになったものの、 チーム「HONDA」としての活躍が見たい。 本田宗一郎氏が言っている、 「独自の技術で世界一になる!!」宣言を思い出...
レースこそ「HONDA」!!! F1全盛期にガッツリはまってた私にとって、 第3期の活動が不完全燃焼すぎて。。。 レッドブルと組んでチャンピオンになったものの、 チーム「HONDA」としての活躍が見たい。 本田宗一郎氏が言っている、 「独自の技術で世界一になる!!」宣言を思い出して もう一度、チャレンジして欲しいなぁ。 本書を読んだら、 ほんま完全撤退は無いんじゃない?と思った。 どうですか、HONDAさん。
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本田宗一郎、この名前は当然知ってはいるけど関連する書籍を読むのは初めてです。 とにかく、多くの名言の嵐。そしてそのどれもが現在にも通ずるものばかり。 技術者として仕事への没入具合は危機迫るものだったのだろう。 藤沢副社長をはじめ、本田宗一郎の周りを固める人々も大変魅力的だ。 また...
本田宗一郎、この名前は当然知ってはいるけど関連する書籍を読むのは初めてです。 とにかく、多くの名言の嵐。そしてそのどれもが現在にも通ずるものばかり。 技術者として仕事への没入具合は危機迫るものだったのだろう。 藤沢副社長をはじめ、本田宗一郎の周りを固める人々も大変魅力的だ。 また、そのような人達が周りに集まってくる本田宗一郎自身の魅力も相当なものだ。 頑固なワンマン社長のようだが、とにかく部下、若手を大切にしている。 61歳で引退という引き際もまた鮮やか。 完全な結果を世に残し亡くなった方の伝記というものは、とにかく面白い。 印象に残った言葉 ・米国に進出する以上、その土地の人を使って、かの地から喜んでもらうようにすべきだ ・年寄りは自分達のやった事をよく反省し、現代に合致しているかどうかを考えた上でなければ若い人を批判する資格はない ・難関にぶつかった時こそ問題を注視して真正面からとらえる ・いかに写真が進歩しても絵画が尊ばれる所以は、絵に描いた人の独自の見方、個性が盛られているから ・誤った一生懸命は怠惰よりもかえって悪い ・もしも、ある程度の行き過ぎや過ちがあったとしてもそれが前向きな姿勢であり正しさを信じての行動であれば、それは「若気の至り」として許されるものだ 本田宗一郎関連の書籍をもっと読みたいと思った。あと、藤沢武夫さんの本も。
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先日たまたま本屋に寄った時に、本田宗一郎さんの「夢を力に -私の履歴書-」という本に出会う。 偶然にも今日はちょうどオヤジさんの没後20年にあたるということで、これも何かの縁だなと思って、読み返すことに。 世代的に言って、自分は生前の本田宗一郎さんのことはほとんど知らないんで...
先日たまたま本屋に寄った時に、本田宗一郎さんの「夢を力に -私の履歴書-」という本に出会う。 偶然にも今日はちょうどオヤジさんの没後20年にあたるということで、これも何かの縁だなと思って、読み返すことに。 世代的に言って、自分は生前の本田宗一郎さんのことはほとんど知らないんですが、 この本を読了してみると、ここにホンダの原点があるんだなぁ、スピリッツの根源だなぁ、ということを改めて思います。 例の如くドッグイヤーしたページは数多に渡るわけですが、引用していたらキリが無いので、 一番印象に残った退陣の挨拶の時の一節を。 「ホンダは、夢と若さを持ち、理論と時間とアイデアを尊重する会社だ。」 ここ1年で老若男女問わずビートのお友達がびっくりするぐらい増えたんですが、 驚くことにこの一節をそのまま生き映しにした方々ばっかり(笑)。 その精神と言うか哲学と言うか、大きく言えば生き方と言うか、 そういうものが人にも脈々と受け継がれているのかなぁ、なんてことを思いました。 もうひとつ、語録から今の社会に警鐘を鳴らす一節を。 「消極的なオトナに囲まれていては、満足に若い芽も、若いエネルギーも生まれにくい」 その通り、と思います。 自分たちの世代は、バブルもはじけてイケイケドンドンが過去のものとなり、日本全体が沈みかけた時代に育ってきたので、 子供の頃からどちらかというと保守的に生きることを余儀なくされてきた世代。 だからと言ってこれを引きずっていては、自分たちの背中を見て育つ下の世代も、どんどん内向きになっていってしまう。 大人の身勝手な事なかれ主義に、若い人たちを付き合わせてはいけないな、と。 さて、そんな本田宗一郎さんが最後に見届けた車であるビートに、いま自分が乗っているということを思うと、改めて感慨深い。 願わくば、このように本を通してだけでは無くて、生前の本田宗一郎さんに生でお会いしてみたかった。 元気が良くて話が面白いオッサン(失礼!)って、一緒にいて本当にパワーをもらえるんですよね。
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HONDA創業者である本田宗一郎の自伝です。 前半は生い立ちから創業までのサクセスストーリーを私の履歴書の内容を元にまとめられており、その後の後世の生き方を後半は記載され、最後は生前の名言などをまとめた語録になっています。 一読してみて思うのは、豪快かつ人間味があって職人気質の...
HONDA創業者である本田宗一郎の自伝です。 前半は生い立ちから創業までのサクセスストーリーを私の履歴書の内容を元にまとめられており、その後の後世の生き方を後半は記載され、最後は生前の名言などをまとめた語録になっています。 一読してみて思うのは、豪快かつ人間味があって職人気質の泥臭く夢のあるおっちゃんという感じで、エピソードの一つ一つが、お偉いさんにも国にも迎合せずに、反骨精神丸出しで己の道を行く姿が読んでいて清々しいです。 良くも悪くも、日本人のカリスマってこういう熱くて人間味のある人のことをいうんだろうなーと思うのと同時に、夢を持ってカタチにするヒトってカッコイイなーと純粋に思いました。 ただ、ところどころ、芸者遊びや亭主関白的な若かりし頃のエピソードが豪快である一方で、ザ・昭和の日本!といった感じで読む人によっては、共感できない人も一定数いそうな気もします。 また、SONYの井深氏との交友関係や、ナンバー2の藤沢氏の存在と黄金コンビによる夢を語って形にする実現力と世界攻略のストーリーはノンフィクションとは思えないほどにドラマチックです。 また、あまり触れられていないですが、30代で幹部を取締役にいれて若い人で固めて、若い力をエネルギーにするという組織作りや教育観などは今でも学ぶことは多いと思います。 個人的にはこういう熱くて豪快、かつ若干破天荒な人のストーリーは読んでいてワクワクするのでハマりました。そしてホンダ製品を買いたくなりました。
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バキバキの技術者本田さんの「私の履歴書」 スーパーカブお世話になってます。 本書後半の本田宗一郎語録がいくつか心に刺さったので紹介します。 1. 現代の卓越した技術者は、優れた技術者であると同時に秀でた芸術家でなければならない。科学者の知恵と芸術家の感覚とを併せ持たなければ...
バキバキの技術者本田さんの「私の履歴書」 スーパーカブお世話になってます。 本書後半の本田宗一郎語録がいくつか心に刺さったので紹介します。 1. 現代の卓越した技術者は、優れた技術者であると同時に秀でた芸術家でなければならない。科学者の知恵と芸術家の感覚とを併せ持たなければならない。 → 昨今はデザインシンキングとかも言われているように芸術面はまさにお客さんに関わるところだから技術者は技術だけ極めていけばいいは過去の話。 2. 能率とは、プライベートの生活をエンジョイするために時間を酷使することであるーと私は考えている。 → 17時までみっちり働いて、さっさと帰る。 本田さんの考え方はグローバル標準みたいだ。 3. 僕は本を読むのが嫌いだ。(中略)その道の専門家に課題を出して聞いた方が早い。 →間すっぽかしちゃったけどおそらく技術的な専門書に頼るくらいなら聞く方が効率がいいという考え方。本田さんは技術屋だけど人との繋がりも大切にしてたんだなぁ。 4. 冗句のない人生は無味乾燥だ → 同意します 5. まず自分のために働け → 楽しそうな人を見てると楽しくなるのと同じ原理 つまり自分のために働いていれば回り回って会社や他の人のためになる。
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2021年2月25日読了。「浜松の発明家」、癖の強い町工場のおっさんが世界に驚きを与えるプロダクト・企業を作るまでの回顧録・発言集や彼のパートナー藤澤武夫の奮闘などの記録。父親の本棚の本をもらって読了。戦後の日本にはこんなギラギラした面白い人々がいっぱいいたんだろうなあ…と思わさ...
2021年2月25日読了。「浜松の発明家」、癖の強い町工場のおっさんが世界に驚きを与えるプロダクト・企業を作るまでの回顧録・発言集や彼のパートナー藤澤武夫の奮闘などの記録。父親の本棚の本をもらって読了。戦後の日本にはこんなギラギラした面白い人々がいっぱいいたんだろうなあ…と思わされる。芸者との乱痴気騒ぎなど今だったら一発アウトだろうが。自分はロックスターになることはできないが、ビジネスパーソンとして、彼らと同じフィールドで今もがんばっているんだ・と考えるとなんというか力が湧いてくる気もする。本田・藤澤の両名の笑顔の写真が本当にイイ顔で憧れる。
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世界のホンダを一代で築いた本田宗一郎の生涯が「私の履歴書」を中心に記されている。 心から好きなものに集中することの大切さが伝わってきました。 子供の頃からの夢を諦めずに挑戦する意欲、時代のニーズと大衆のニーズを先取りする先見性、世界を視野に入れて考えるグローバリズム、公私を厳し...
世界のホンダを一代で築いた本田宗一郎の生涯が「私の履歴書」を中心に記されている。 心から好きなものに集中することの大切さが伝わってきました。 子供の頃からの夢を諦めずに挑戦する意欲、時代のニーズと大衆のニーズを先取りする先見性、世界を視野に入れて考えるグローバリズム、公私を厳しく区別する経営者理論… 好きなものにとことん打ち込むこと、、
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名経営者も数々の困難で苦悩し、都度決断をしてきたことがよくわかる一冊。中でも大きな流れに流されずに自らの意志や社会にとって正しいこと、三つの喜びを前提としているところが著者の魅力であり、アプレと呼ばれようと意に介さず進む行動力は憧れを抱くほど。奥さんの怨み節が込められた回顧録がと...
名経営者も数々の困難で苦悩し、都度決断をしてきたことがよくわかる一冊。中でも大きな流れに流されずに自らの意志や社会にとって正しいこと、三つの喜びを前提としているところが著者の魅力であり、アプレと呼ばれようと意に介さず進む行動力は憧れを抱くほど。奥さんの怨み節が込められた回顧録がとてもよい。
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酔って芸者と車ごと橋から落ちたり、夜中にチャルメラの音がうるさいからとラーメンを買い占めたり、豪傑なエピソードも沢山。常に夢にワクワクしながら生き、素直で明るい人だったのが分かる。考え方がフラットで素敵。 ・既成概念にとらわれることほど人の考えを誤らさせ、道をとざすものはない。...
酔って芸者と車ごと橋から落ちたり、夜中にチャルメラの音がうるさいからとラーメンを買い占めたり、豪傑なエピソードも沢山。常に夢にワクワクしながら生き、素直で明るい人だったのが分かる。考え方がフラットで素敵。 ・既成概念にとらわれることほど人の考えを誤らさせ、道をとざすものはない。 ・限られた人生においてその人のなきま仕事の質と量によって、その人の価値は定まると思います。 ・前世紀の考えから一歩も出られないオトナから『いい子』だなんて言われてるようじゃ、そのオトナ以上には伸びやしない。オトナに『悪い子』と言われるのを恐れてないで、若者らしく勇気を持っていろんな経験をし、視野をひろげておくことが大切だ。
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ご存知ホンダ創業者、本田宗一郎。第1章は日経新聞の「私の履歴書」コーナーに連載された1950年代から60年代の、ホンダ創設間もない時代に本田自身によって書かれたものだ。第2章は、本田と組んでホンダを世界的企業にした、名コンビの相方、藤沢氏について書かれている。第3章は、日経新聞が...
ご存知ホンダ創業者、本田宗一郎。第1章は日経新聞の「私の履歴書」コーナーに連載された1950年代から60年代の、ホンダ創設間もない時代に本田自身によって書かれたものだ。第2章は、本田と組んでホンダを世界的企業にした、名コンビの相方、藤沢氏について書かれている。第3章は、日経新聞が編集したと思われる、本田の信条というか、本田語録である。 以前他の本でも彼の伝記的なものは読んでいたので内容は大体知っていた。本田氏本人は独創的なエンジニアで、それを二人三脚で支える藤沢氏は実務にたけていた。好奇心旺盛な青年時代を過ごした本田氏はオートバイやエンジンに興味を持ち、自分で製作して世に出したいと願う。学問はないが、今でいうところのインダストリアルデザインの天才であった。技術だけではだめで、発明は芸術的でなくてはいけないというのが本田宗一郎の考えである。また、若い人のひらめきを最大限生かせるような場を設けることが使命だという。 よくまとまった本だった。本田氏のワクワク感が伝わってくる。まさにフロンティアそのものだ。F1レースへ参加、4輪車への進出、どういう紆余曲折を経てホンダが世界的な企業になってきたかが、本書を読むとよくわかる。
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