シャーロットのおくりもの の商品レビュー
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ゆたかな農場の描写がほんとうにいきいきしてて、乾いた干し草のにおいがしてきそうなくらい。こぶたの愛らしさ、シャーロットのなんともいえない気品や賢さ、農場の動物たちの愛嬌なんかが、全体の雰囲気を楽しいものにしてるけど、一番のテーマはたぶん「生きるということと、死ぬということ」。あと、友情とか、成長とか、普遍的なテーマがすごく自然に盛り込まれてる。 この邦題がすごくぴったりだとおもいます。いい作品だなあ、としみじみ。
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しばらく遠ざかっていた「読み聞かせ」 姫がめずらしく読んでくれと言うので、この本を再読しています。 音読は自分の脳にも良さそうなので、続けてみたいと思います。
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有名でありながら今まで読んだことがなかった本。 子どものブッククラブで送られてきて、夜な夜な読み聞かせをしていました。楽しかった。読んでよかった。 子どもがいるとこういう役得もある(^^)。 身体の弱い子ブタ・ウィルバーを最初に救ったのは人間の女の子ファーンだけれど、ファーンは...
有名でありながら今まで読んだことがなかった本。 子どものブッククラブで送られてきて、夜な夜な読み聞かせをしていました。楽しかった。読んでよかった。 子どもがいるとこういう役得もある(^^)。 身体の弱い子ブタ・ウィルバーを最初に救ったのは人間の女の子ファーンだけれど、ファーンは徐々に物語の重要な役割から身を引き、代わりにウィルバーの新しい友達・シャーロットが大事な存在となっていきます。 出会いの第一印象は決してよいものとは言えなかったけれど、シャーロットはウィルバーの命を救うのに大きな役目を果たし、ウィルバーが生涯忘れることのできない友達となります。 農場の生き物たちが生き生きと描き出されるのも魅力の一つ。 訳もよくこなれていて、音読していても、子ブタやガチョウや羊を演じ分けるのが大変楽しかった(^▽^)。 *一点だけ、終盤近くで「ひどい病気なんだ」("very sick"・・・?)というところは「とても具合が悪いんだ」くらいがいいんじゃないかと思うのだけれど・・・? だって病気じゃないもん。
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表紙の女の子の名はファーン。子ブタはウィルバー。では、シャーロットはというと、蜘蛛! 生まれた時、小さすぎて殺されそうになったウィルバーを助けて、大切に育てたファーン。でも、ウィルバーは近所の叔父の家にもらわれていきました。冬がきたら、クリスマスを飾るご馳走にされてしまうでしょう。このお話はどうやってウィルバーが、ハムやベーコンにされずにすんだのか・・・というお話。それはとても意外な方法だったのです。さて、シャーロットの贈り物とは?
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子ブタのウィルバーにできた友だちは、納屋の戸口に巣をはった小さなクモ、シャーロット。ウィルバーがベーコンにされないよう、賢いシャーロットが考えた作戦とは? きっと、クモを見る目が変わるよ!
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都会に生きている人には日常ではないけれど、 農場に生きる人にとっては家畜の子供が生まれ育っていくことも、 子供たちが成長していくこともまったくの日常です。 でも、その中で、少女・ファーンとこぶたのウィルバー、 くものシャーロット、ねずみのテンプルトンが出会ったところで、 日常の...
都会に生きている人には日常ではないけれど、 農場に生きる人にとっては家畜の子供が生まれ育っていくことも、 子供たちが成長していくこともまったくの日常です。 でも、その中で、少女・ファーンとこぶたのウィルバー、 くものシャーロット、ねずみのテンプルトンが出会ったところで、 日常の中に、ちょっとした、日常ではないことが起こります。 それは、この4人の誰もが欠けては成立しないこと。 誰かのために何かをすること。 見返りを求めてそうするのではなくて、ただそうしたいから。 受け取った方が、自分は何もしていない、返せないと言った時に、 与えた方は、それが生きがいで、 ただそうしたかったからしたのだと答える。 受け取った方は本人への恩返しを次世代を待つことで返していく。 それがウィルバーとシャーロットの友情の形でした。 ふたりの間には真の友情が、愛があったのだと思います。 「生きるって、どういうことだと思う? 生まれてきて、少しばかり生きて、死んでいくんでしょう。 あなたをたすければ自分の一生が、ちょっとはましなものになると 思ったのかもしれないわ。そんなことがあったって、いいでしょ」。 (p.198-199) お互いにそうできる相手に出会うこと自体が奇跡なのかもしれません。 でも、そんな奇跡を信じてもいいかな、 信じたいなと思わせてくれる1冊です。
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表紙の女の子がシャーロットやと思てた! ブタのウィルバーとクモのシャーロットのお話です。 テンプルトンが意外と好きです。
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子豚のウィルバーを助けた、少女ファーンとクモのシャーロットのお話です。シャーロットはクモで、虫嫌いの私には気持ち悪く感じるはずなのにとてもかわいらしく感じることができました。『シャーロットのおくりもの』は読んでいて、とてもほっこりする話です。純粋な気持ちになって読めるので、また何...
子豚のウィルバーを助けた、少女ファーンとクモのシャーロットのお話です。シャーロットはクモで、虫嫌いの私には気持ち悪く感じるはずなのにとてもかわいらしく感じることができました。『シャーロットのおくりもの』は読んでいて、とてもほっこりする話です。純粋な気持ちになって読めるので、また何度も読みたいと思いました。また、映画はまだ見ていないので、機会があったら見てみたいと思います。
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しろいうさぎとくろいうさぎ、と同じくガース・ウィリアムズの絵がイキイキとした動物の魅力を描き出すアメリカ児童文学の名作。生き物の生と死を通じて命の尊さが静かに、キラキラした宝物のような言葉で語られる私のお気に入りだったこの本。みのりにも、そろそろ読んでみて欲しいなぁ。
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出会いと別れ、生と死、友情、本当のやさしさ、家族、自然、など、いろんな事が絡み合いながら物語は展開していく。じわっと心の中に押し寄せてくる感動がある。DVDもお勧めする。
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