家出の日 の商品レビュー
11歳のジェイソンは、学校をサボって長距離急行列車に乗った。父さんと母さんが言い争いばかりする家から逃れたかった。それでリバプールに暮らす兄に会いにいくことにした。 ジェイソンは、色んな事を考えを巡らし、不安になっていた。 ジェイソンはトイレに行きたくなり、ドアをノックする、入っ...
11歳のジェイソンは、学校をサボって長距離急行列車に乗った。父さんと母さんが言い争いばかりする家から逃れたかった。それでリバプールに暮らす兄に会いにいくことにした。 ジェイソンは、色んな事を考えを巡らし、不安になっていた。 ジェイソンはトイレに行きたくなり、ドアをノックする、入っていた男の子がいきなり車掌は行ったのかとまくしたてた。そして、ジェイソンの胸ぐらを掴んでトイレに引き摺り込んだ。 彼、ジャムは自分は家出屋だと言う。そして、ジェイソンはジャムに万引きの手伝いを頼まれるが。 11歳のモヤモヤ感、家出(冒険)の不安を抱えた主人公。自由って最高と言うジャム。子どもは共感し大人は微笑んで読んでしまうような短な物語。 絵も文も洒落ていて(年寄りの私からするとだけど、10代はどう思うのだろうか)楽しくよめた。
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子どもの頃家出をしたいと思ったことは一度くらいはあるかも。道中でこんな頼もしい人と出会えたら心強いかも。
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- ネタバレ
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両親のケンカに嫌気がさして、誰にも告げずに家出をしたジェイソン。その道中、家出屋と名乗る同世代の少年に出会い…という話だが、その子がまた図々しい。でもその子視点から物事を見ると、また世界が違って、周りを思いやる気持ちが芽生えたのがよかった。辛いときは、ちょっと逃げ出してもいいんだと思わせてくれる。
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学校をさぼり兄のいるリバプールに向かう列車に乗ったジェイソンは、家出屋と名乗る少年ジャムに出会った。 家出した日のほんの一時を凝縮して書かれています。列車の中のみんなが自分を見ているのではないか、家出をしていることがわかり連れ戻されるのではないかという緊張感。そして出会ったジャム...
学校をさぼり兄のいるリバプールに向かう列車に乗ったジェイソンは、家出屋と名乗る少年ジャムに出会った。 家出した日のほんの一時を凝縮して書かれています。列車の中のみんなが自分を見ているのではないか、家出をしていることがわかり連れ戻されるのではないかという緊張感。そして出会ったジャムとのやり取り。家出屋として無賃乗車を繰り返しながら、列車や駅で寝泊まりしているという話に惹かれていく。 現実にぎゅうっと締め付けられて、そこから解放されるために家出という手段をとる。行動することで、心の締め付けが緩むこともある。それはジャムもまた同様に現実に抵抗しているのが、ラストに明かされます。ラストの甘酸っぱさが何とも言えません。
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キース・グレイ1972年イギリス生まれ。 112pでちょっと短い感じ。 別作品「ジェイミーが消えた庭」もちょっと読んでみたい。
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