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二十世紀の十大小説 の商品レビュー

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2023/05/04
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https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E5%8D%81%E4%B8%96%E7%B4%80%E3%81%AE%E5%8D%81%E5%A4%A7%E5%B0%8F%E8%AA%AC 「 掲載順 著者 作品 著者の国籍 原典 初出 1 マルセル・プルースト 失われた時を求めて フランス フランス語 1913年〜1927年 2 ホルヘ・ルイス・ボルヘス 伝奇集 アルゼンチン スペイン語 1944年 3 フランツ・カフカ 城 チェコ ドイツ語 1926年 4 茅盾 子夜(中国語版) 中国 中国語 1932年 5 ジョン・ドス・パソス U.S.A. アメリカ 英語 1938年 6 ウィリアム・フォークナー アブサロム、アブサロム! アメリカ 英語 1936年 7 ガブリエル・ガルシア・マルケス 百年の孤独 コロンビア スペイン語 1967年 8 ジェイムズ・ジョイス ユリシーズ アイルランド 英語 1922年 9 ロベルト・ムジール 特性のない男 オーストリア ドイツ語 1930年〜1932年 10 島崎藤村 夜明け前 日本 日本語 1929年〜1935年 」

Posted byブクログ

2018/09/24

10の小説が紹介されるわけだが、1章それぞれに1小説、という構成ではない。プルースト論の中にボルヘスの話が出て来て、じゃあ次はボルヘスの章。そのボルヘス論の中にカフカが出て来て次はカフカ。というように連続した流れの中で次々と本が紹介される。 だから10の小説を解説してもらったとい...

10の小説が紹介されるわけだが、1章それぞれに1小説、という構成ではない。プルースト論の中にボルヘスの話が出て来て、じゃあ次はボルヘスの章。そのボルヘス論の中にカフカが出て来て次はカフカ。というように連続した流れの中で次々と本が紹介される。 だから10の小説を解説してもらったというよりは、20世紀文学の歴史的な流れと地理的な広がりを解説してもらったという感覚がある。 加えてこの人の語り口は、文学論系としては異常なほど読みやすい。精密に練られていながらあくまで取っ付き易い良書でした。

Posted byブクログ