ばいばい、アース(下) の商品レビュー
うーん、読みづらい。一応、決着をつけたのはよかったが、そこまでは若干読むのが苦痛だった。最初はよかったのに、言葉遊びが過ぎて辛かった。
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上巻読んで、存在理由をテーマにしたところや剣を中心としたファンタジックな世界にそこそこ惹かれつつ、 ラノベ的なルビやよくわからない登場人物の行動理由や台詞に「うーん」となってたのですが 下巻で色々と謎が明かされるのはとても感慨深かったです とくにベルが「理由の少女」って呼ばれてる...
上巻読んで、存在理由をテーマにしたところや剣を中心としたファンタジックな世界にそこそこ惹かれつつ、 ラノベ的なルビやよくわからない登場人物の行動理由や台詞に「うーん」となってたのですが 下巻で色々と謎が明かされるのはとても感慨深かったです とくにベルが「理由の少女」って呼ばれてる理由とか ただやっぱり上下巻通して、戦闘描写がもうちょい少なかった方が読みやすかったなあと思います、はい。その分世界観の説明をもっと読みたかった
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やっと読み終わりました。しかし、単行本と文庫でえらく表紙が違うので作品のイメージが変わってしまうかも。後半だけ単行本で読んだので違和感あり。作者の世界を言葉で構築する意志には圧倒されたけれど、1巻を読んだときに思ったけれどやはり整合性に欠けていると思われる。単語や固有名詞、漢字の...
やっと読み終わりました。しかし、単行本と文庫でえらく表紙が違うので作品のイメージが変わってしまうかも。後半だけ単行本で読んだので違和感あり。作者の世界を言葉で構築する意志には圧倒されたけれど、1巻を読んだときに思ったけれどやはり整合性に欠けていると思われる。単語や固有名詞、漢字の読ませ方などこだわっているのはわかるけれど、もっとトーンをそろえればもっと美しいものが描けたのではないかと思った。そして結局、ざっくりまとめると、世界、善悪、光と影、兄と弟、姉と妹みたいな二項対立が止揚されるということで話が片付いてしまって、えーっと思った。ロールプレイングゲームのよう。戦って、協調性と仲間を手に入れ、負傷すれば癒し、次の段階にさらに進む。しかし、美しい物語だし、圧倒される分量で、つまらないとはいえないです。長いもの読みたい気分ならよいかも。
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ばいばい、アース(上巻) ISBN 4048732455 (下巻) ISBN 4048732463角川書店。 2000年12月発売。 イラスト:天野喜孝(文庫化が進められている) 友達に借りて読んだことあり。
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そして気が付いたら登場する人たちみんなを好きになっていました。やっぱりこの作家さんすごいと思った瞬間。
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冲方丁はあこがれだ。言葉を遊び、その大量な造語に溺れることなく世界を描ききる。/異世界で生きる少女とその世界を通じて、青臭く尊い生や死やヒエラルキーやこの世の仕組みなど、人生のいろいろを読ませてくれる。/これだけの量の得体の知れない何かを、得体の知れないまま一回り大きな枠で読ませ...
冲方丁はあこがれだ。言葉を遊び、その大量な造語に溺れることなく世界を描ききる。/異世界で生きる少女とその世界を通じて、青臭く尊い生や死やヒエラルキーやこの世の仕組みなど、人生のいろいろを読ませてくれる。/これだけの量の得体の知れない何かを、得体の知れないまま一回り大きな枠で読ませるというのは、何という力なんだろう。しかもそれは誰もが一度通過する解決しないままに今まで過ごしてしまった何か達で、否定するでも肯定するでもなく、思い出させるように少しだけ触れながらファンタジーを組み上げている。その圧倒的な力量には読んでいて息が詰まるほどだ。こんなにも真剣に疲れるほど楽しめる物語をまた読みたいと思う。
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