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毒草を食べてみた の商品レビュー

3.9

38件のお客様レビュー

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2011/04/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

[ 内容 ] たった0.06ミリグラムで巨象を打ち倒すバッカク。 天武天皇系の皇位が天智天皇系に移る一年前、正倉院から密かに持ち出された毒草冶葛。絶望的な激痛から人類を救い出したケシ。 高速道路のかたわらで、青酸カリより激しい毒草としての甦りを待つキョウチクトウなどなど、人間の生と死をあやつる毒草は私たちのすぐそばにいる。 これは、そうした毒草を食べてしまった人たちの世にも怖ろしい44の物語である。 [ 目次 ] ドクウツギ―別名はイチロベゴロシ バイケイソウ―一つ目の胎児を産む妊娠十四日目の恐怖 キョウチクトウ―アレキサンダー大王の軍隊を打ち倒した毒草 トリカブト―解毒剤はいまだにない フクジュソウ―元日花といわれるが… キナ―もし世界の平均気温が二度あがったら バッカク―LSD誕生の瞬間 シキミ―抹香くさいとはシキミの臭い ドクゼリ―小さじ一杯が生死の分かれ目 アサ―ガンジス河に流れる大麻の煙〔ほか〕 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted byブクログ

2010/12/25

たった0.06ミリグラムで巨象を打ち倒すバッカク。天武天皇系の皇位が天智天皇系に移る一年前、正倉院から密かに持ち出された毒草冶葛。絶望的な激痛から人類を救い出したケシ。高速道路のかたわらで、青酸カリより激しい毒草としての甦りを待つキョウチクトウなどなど、人間の生と死をあやつる毒草...

たった0.06ミリグラムで巨象を打ち倒すバッカク。天武天皇系の皇位が天智天皇系に移る一年前、正倉院から密かに持ち出された毒草冶葛。絶望的な激痛から人類を救い出したケシ。高速道路のかたわらで、青酸カリより激しい毒草としての甦りを待つキョウチクトウなどなど、人間の生と死をあやつる毒草は私たちのすぐそばにいる。これは、そうした毒草を食べてしまった人たちの世にも怖ろしい44の物語である。

Posted byブクログ

2010/09/27

なんと言ってもタイトルが魅力的。「毒草」って何?どんな味?どんな効果?代表的な44の「毒草」についてのエッセイを集めており、興味のある「毒草」から読んでもよい。気になるあの「毒草」についての豆知識も得られる。 例えばトリカブト。その毒性について詳しく知らなくとも、とりあえず猛...

なんと言ってもタイトルが魅力的。「毒草」って何?どんな味?どんな効果?代表的な44の「毒草」についてのエッセイを集めており、興味のある「毒草」から読んでもよい。気になるあの「毒草」についての豆知識も得られる。 例えばトリカブト。その毒性について詳しく知らなくとも、とりあえず猛毒であることだけはよく知られている。かつてサハリンの囚人にとっては宝石のようだったと記されている。なぜならその責め苦から逃れるための、死と言う名の魅惑がそこにあるから。 バッカクという毒草の名を知るものは少ないだろう。まずそれは草ではなく菌の一種であるが、もっぱらイネ科の植物に寄生するから本書にもエントリーされている。かつてバッカクが大量発生した年、それが寄生するライ麦で作ったパンを多くの人が食べて疫病が流行ったそうだ。 しかし毒草は時には薬にもなる。子宮収縮などを防ぐ特効薬として開発している最中、「突然、軽いめまいとともに強烈な光があらわれ、きらめく幻想世界が広がった」とされる。LSDの誕生の瞬間である。 スイトピー、彼岸花、鈴蘭など観賞用として栽培される花卉の類も食べると猛毒で致命傷となるらしい。もちろん好んで食べる人はいないと思うが、美しい花にこそ猛毒が潜んでいるとは、何とも示唆的な話ではないか。 また有名な話であるが、コカコーラの「コカ」とは「コカイン」の原料であるコカに由来すると聞くが、それも本当の話らしい。もともとコーラにはコカインが含まれていたそうだが、法規制によりコカイン抜きのコカを風味付けにしようするようになり、世界的なヒット作を生み出した。今ではコカさえも使用されてないそうだが、もしかしたらどこかの国のコーラにはまだ使われているかもしれない。 そのように単なる毒とも、薬とも、麻薬ともなる「毒草」に関する小話は酒の席にもピッタリかもしれない。一家に一冊とまでは言わないが、個人的には密かな愛読書である。

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2010/05/26

タイトルが衝撃的だけど内容はすごくおもしろい。単なる毒草の紹介ではなく、古今のエピソードがユーモアに富んだ文章で綴られていて楽しい

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2009/10/21

毒草を食べてみたような誤解を招くタイトル。 しかしながら毒物情報にかんしてがまごうことなきもので 読んでいて非常にすばらしく感じました。 ちょっとタイトルが惜しいけれども 中には日本ではなじみのあまりない毒草もあり 頭の栄養となりました。

Posted byブクログ

2009/10/04

インパクトのある題名と一番最初のドクウツギの話に興味をひかれました。 身近だけど意外な植物の毒性や、誰もが麻薬として知る植物が本来神秘的なものだと扱われていたというエピソードなど、面白い本でした。 話題にすることはめったにないだろうけど、知っていて面白い話だと思います。

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2009/10/04

授業で薬毒をやっていたのですが、その時に薬物や毒キノコなどの事件例を勉強しました。 最後にテストやレポートがあって、毒物などを調べないといけなかったのですが、その時に調べた毒草が意外に面白かったので興味の延長でこの本を購入。 実際三大毒草であるトリカブトやドクゼリは食べるとヤバい...

授業で薬毒をやっていたのですが、その時に薬物や毒キノコなどの事件例を勉強しました。 最後にテストやレポートがあって、毒物などを調べないといけなかったのですが、その時に調べた毒草が意外に面白かったので興味の延長でこの本を購入。 実際三大毒草であるトリカブトやドクゼリは食べるとヤバいのですが、嘔吐やその類の毒草を作者は食べてます(笑えない) 身近なあの植物が毒を!という発見もできると思うので面白いですよ。

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2009/10/07

あまりにおバカなタイトルに魅せられて衝動買い。 内容は、まぁまぁ面白かった。 意外な(スイートピーなど)植物に毒があることに驚いた。 面白かったのは、 ・コカ ・彼岸花 ・弟切草 ・イヌサフラン(漢字で『犬シ自夫藍』) ・ケシ ・水仙 ・マンドレーク ・イチイ ・ゲルセ...

あまりにおバカなタイトルに魅せられて衝動買い。 内容は、まぁまぁ面白かった。 意外な(スイートピーなど)植物に毒があることに驚いた。 面白かったのは、 ・コカ ・彼岸花 ・弟切草 ・イヌサフラン(漢字で『犬シ自夫藍』) ・ケシ ・水仙 ・マンドレーク ・イチイ ・ゲルセミウム・エレガンス まぁ、立ち読みでもいいかなっつう本ではあった。線引いちゃったから、もうブックオフにも持って行けないけど・・・

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2009/10/04

面白かった。 一部の人間のせいで、マイナスイメージがついてしまった 「ケシ」かわいそす(´・ω・`)

Posted byブクログ

2009/10/04

身近に存在する毒草について解説している本。 文体が読みやすく、興味深く読めました。 毒と薬は表裏一体。使い方次第なんですよね。

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