欲望 の商品レビュー
インポテンツってそんなに屈辱的なものなのかな。 女だから分かりませんでした。 解説の「この人の文はすっと入ってくる」って言葉、分かるなあって思った。水みたいにするすると読める。あっという間だった。 映画も見てみたいな!
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著者の直木賞受賞作「恋」よりはまだ理解できる内容。だけどやはり、そこまでこじらせなくてもよくない?今ある現実に満足しようよと思ってしまう私にはあまり共感できない。三島由紀夫オマージュという内容だったけど、三島由紀夫もこじらせ系なのか。読んだことないけど。
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人間関係、ドロドロな小説。 と言ってしまえば一言で終わるし、全く面白くは聞こえないと思うが、忘れられない小説。 主人公は今は幸せなのか?誰も救われていないのか?色々考えてしまう。 所々の描写が美しくて、その部分だけ読み返してしまうような本。
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幻想と現実 そして肉体と精神の乖離… 小池真理子さんの本は独特の世界観があるなぁと思いました。 気だるいような感じもしますが、ダラダラしている訳じゃなく。 精神で結ばれるのってすごく幸せなことなんじゃないかと私は思います。 これを機にもっと小池真理子さんの本を読みたくなり...
幻想と現実 そして肉体と精神の乖離… 小池真理子さんの本は独特の世界観があるなぁと思いました。 気だるいような感じもしますが、ダラダラしている訳じゃなく。 精神で結ばれるのってすごく幸せなことなんじゃないかと私は思います。 これを機にもっと小池真理子さんの本を読みたくなりました。 もう一度『恋』を読み返そうかな。
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目眩く性と死…圧倒された世界でした。 類子と正巳と阿佐緒、そして袴田…形の違う欲望でも、それぞれの欲望はとても強かったです。 肉体だけでなく精神のエロス。かなり際どいことも書かれているのですが全く厭らしくないのはさすがです。 正巳が性的不能者じゃなかったら、類子と正巳はここまで感...
目眩く性と死…圧倒された世界でした。 類子と正巳と阿佐緒、そして袴田…形の違う欲望でも、それぞれの欲望はとても強かったです。 肉体だけでなく精神のエロス。かなり際どいことも書かれているのですが全く厭らしくないのはさすがです。 正巳が性的不能者じゃなかったら、類子と正巳はここまで感応し合い、高まらなかったのではないか…とも思いました。 静かに狂っていく感じも良かったです。正巳の最後の海での言葉は悲しくなりました。 そして三島由紀夫の豊饒の海を今度こそ読破したくなります。その上で再読したいです。 官能にもみくちゃにされました…すごかったです。
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林真理子と間違えて買う。せめてあらすじ読んでから買うんだった。超絶つまらなくてほとんど読まなかった。
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恋、無伴奏に続き、欲望を読み終えて三部作を読破。 最後の解説にもあったけど、文章がすぅっと入ってきて、ついついゆっくりと読みふけってしまうー、そんな作品でした。 読み始めてからラストまで、とても濃密な時間を過ごした感じ。 三部作のなかでは本作が一番好きかな。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
感想を書くのが難しい。 EDである男性をどう愛するのか、また自分がEDなら女性をどう愛せるのか。なんとかその壁を乗り越えられそうな、でもやっぱり乗り越えられなさそうなもどかしい感じがしました。
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小池真理子らしい、濃密な物語。 阿佐緒の奔放さが切ない。能勢と主人公との交わりも、正己の秘密も。ぐいぐいと読ませるけれど、なんだか読後感はどっとくる感じ。
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静かに引き込まれていった。なんというかこういう性的描写もあるのか。と思うような精神のエロスでした。 インポになってしまったイケメンと繰り広げるなんとも複雑な恋愛小説なんだけど、特にどうってことないっちゃ、ない。ものすごい事件もないのに気がつくと周りの音が聞こえなくなるほどに本に...
静かに引き込まれていった。なんというかこういう性的描写もあるのか。と思うような精神のエロスでした。 インポになってしまったイケメンと繰り広げるなんとも複雑な恋愛小説なんだけど、特にどうってことないっちゃ、ない。ものすごい事件もないのに気がつくと周りの音が聞こえなくなるほどに本に取り込まれるような感覚。 なんか、なんかわからないけど、不幸でも幸せでも懐かしくもないのに、なぜか目が離せない展開を繰り広げる主人公たち。 なんだろう。なんだか性的な精神的な不思議な国のアリス感漂う、夢の中のの出来事のようなそんな一冊です。 この人の小説。なんか気になる。
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