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わたしの外国語学習法 の商品レビュー

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64件のお客様レビュー

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2020/09/30

外国語習得へ、「一歩踏み出したい!」「辛くなってきた...」という方!特におすすめです!! すべてが書いてありますよ かくいうわたくしもフランス語、停滞中です。。 また、「教養を身につけたい!」「『教養の書』読んだけど次どうしよう。」そういう方にもおすすめです。  著者は多か...

外国語習得へ、「一歩踏み出したい!」「辛くなってきた...」という方!特におすすめです!! すべてが書いてありますよ かくいうわたくしもフランス語、停滞中です。。 また、「教養を身につけたい!」「『教養の書』読んだけど次どうしよう。」そういう方にもおすすめです。  著者は多か国語を操り、90年以上存命し続けている方です。そのため、見聞の広さは、私たちよりも広いといえるでしょう。  具体的には、言語というテーマから、論点を示しいるため、広々とした座標系を提供してくれます。  また、ユーモアにエッヂが効いていて、所々吹き出し、笑えました! 堅苦しい実用書(?)ではないです!このレビューを見つけた幸運な方は是非読んでみてほしい!

Posted byブクログ

2020/07/25

知識人による抒情的な随想のようなものも想定しましたが、思いのほかタイトルそのままに実用的な「外国語学習法」論が綴られていました。 本書ではたびたび外国語習得(だけでなく多くの技術習得)が才能によるものであるという考え方を否定し、消費した時間と対象への意欲が最も重要としたうえで語...

知識人による抒情的な随想のようなものも想定しましたが、思いのほかタイトルそのままに実用的な「外国語学習法」論が綴られていました。 本書ではたびたび外国語習得(だけでなく多くの技術習得)が才能によるものであるという考え方を否定し、消費した時間と対象への意欲が最も重要としたうえで語学においては「(消費された時間+意欲)÷羞恥心=結果」の法則が成り立つとしています。 また、こちらもたびたび著者によって主張される、語彙の習得は単体で切り離して為されるべきでなく文脈とセットで複合的に記憶されるものであり、だからこそ語彙の習得も読書をとおして為されるべきであることや、意欲を削がないためには初めの段階で登場する単語についてことごとく辞書を引く必要はないといったアドバイスなど参考になる部分が多く、20世紀初頭に生まれた作者による著書にもかかわらず、現代の外国語学習に通用する部分は少なくないと感じました。(終盤の通訳に関する箇所など、興味を惹かれない部分もそれなりに存在しました。) 表題と同じく「わたしの外国語学習法」と題された章にある「本格的に外国語を身につけようと考えている人たちのため」の10カ条は著者の主張の根幹を端的に著した箇所と言えそうです。参考までに10カ条を要約したものを残します。詳細を知るためには本書を当たって頂きたいと思います。 1.毎日学習すること。最低10分はやること。特に朝学習するのが良い。 2.学習意欲がはやく減退する場合は自分を鞭打たず別の形を考える。 3.何ものも文脈から引き離して覚え込まない。 4.最大限利用できる≪成句≫すべてを順不同で書き出し覚えてしまう。 5.可能な限りあらゆる物事を頭の中で訳してみる。 6.正しいものだけしっかり覚え込む。(誤って覚えこまないよう注意) 7.成句や熟語的表現は1~3人称・単数で書き出して覚える。 8.あらゆる方法を用いる。(新聞、ラジオ、映画、講義、教科書、文通、会話 etc) 9.しゃべるのを恐れぬこと。 10.自分が語学を習得するだけの十分な能力と意志力を持つと強く信じること。

Posted byブクログ

2020/03/28

25年で16か国語マスター。 しかもそれをハンガリー語という、言語の孤島から生まれた母語を基盤にやってのけた人の本。啓発とか学習本というよりもlinguistによる言語学。米原万里が翻訳してるからホンモノ中のホンモノで、やっぱ面白い。 外国語を習得するためには、快適な読書、ソル...

25年で16か国語マスター。 しかもそれをハンガリー語という、言語の孤島から生まれた母語を基盤にやってのけた人の本。啓発とか学習本というよりもlinguistによる言語学。米原万里が翻訳してるからホンモノ中のホンモノで、やっぱ面白い。 外国語を習得するためには、快適な読書、ソルフェージュ的音感による語のメロディ化、羞恥心撤廃、語彙習得に狭窄的にならないこと、反復と継続が肝になるって。むずいけどこれらがキーになる理由が論理的に書かれていて面白い。 ロシア語で男の子мальчик 、女の子девочкаを訳すとき、直接補語になるとмальчика,でも女の子の方はдевочкуと語尾が変わる(わかりにくい語尾変化)。その変化がなぜ起きてるかわからないまま、ただ慣用に過ぎないと言ってしまう。というエピソードがあったが、これはまさに私通った道。 著者の「言語の荘厳なる大寺院は文法なしでは築けない。かといって文法目的主義ではなく、法則として自覚されるべきだ。また法則は原則であり、あくまで土台としてなくてはならないもの」が身に染みた。 あと本書の、とある外国人が日本語「ありがとう」を「alligator」に結びつけて覚えていたため、とっさに「crocodile」と言ってしまったというエピソードもかなりよくわかる。私自身この種の間違いが多いから。 私のバイト先の店長は日本にルーツを持つ人じゃなくて絶賛日本語学習中なのだけど、彼と会話していると、よくわからない日本語をペラペラ喋ってることがある。そういう時は大体、上記のような変に結びつけをやってるのよね。でも母国語話者であるわたしは、彼がどう結んできたんだって解読するのが面白かったり。外国語学習というのは面白いね。同じことをあっち側からやられてるんだし。 これが書かれたのは結構前。もしケータイの絵文字機能やラインのスタンプが使える時代でも同じことが言えるのだろうか。ちょっと気になるところ。

Posted byブクログ

2019/12/31
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※このレビューにはネタバレを含みます

語学の本は好きでいろいろと読むのだが、これは16ヵ国語をマスターした著者による、外国語習得法の本。著者が考える、外国語習得に必要なポイントが段階を追って解説されている。 言語習得に特段の才能は不要という章(P.225~)は、外国で暮らしたことのない自分のような人間にとっては励みになる。しかし同時に、本気で言語を学ぼうと思うならばそれなりの覚悟と努力が当然のように求められるという厳しい現実も突き付けられる。 著者によれば、言語習得の結果は、その言語を学ぶために費やした時間と、その言語に対する意欲を足し合わせたうえで、どれだけ羞恥心を捨てて間違えてもいいから使ってみる度胸があるかどうか、にかかっているとのこと。どれも当たり前のようで、なかなか実践するのは難しい。 日本語を含め、母語と全くかけ離れた言語を16も習得した著者に「言語習得に近道も抜け道もない」と断言されると、あぁやはりな、なるほどな、と思わされる。 日々の精進の重要性に気づかされる。

Posted byブクログ

2019/11/01
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※このレビューにはネタバレを含みます

母国語以外の外国語を学ぶ方法を実体験に基づいて記述した本である。ローマは一日にしてならずである。 https://www.instagram.com/p/B2mNtoyj7hf/?utm_source=ig_web_copy_link

Posted byブクログ

2019/05/31

岩崎秀夫さんのブログにポリグリットということが出ていたので検索したら「真があって運の尽き」というブログがヒットし、この中にこの本が紹介されていた。

Posted byブクログ

2019/02/08

新しいことを学んだという感じにはならなかった。専ら英語だけど、ドイツ語や中国語、フランス語、韓国語など、ヨーロッパの主要言語や隣国の言語は学びたい。

Posted byブクログ

2018/11/26

優しい文章でわかりやすく、かつ言語それぞれが持つ魅力や特徴を丁寧に教えてくれる素敵な本だった。大丈夫、あなたもきっと外国語は習得できますと何度も言ってくれるのだけどこの人の営みがどんな石のごとき根気に支えられたものかと思うといやいやいや…とはなる すごい人 でも声高に「読書を...

優しい文章でわかりやすく、かつ言語それぞれが持つ魅力や特徴を丁寧に教えてくれる素敵な本だった。大丈夫、あなたもきっと外国語は習得できますと何度も言ってくれるのだけどこの人の営みがどんな石のごとき根気に支えられたものかと思うといやいやいや…とはなる すごい人 でも声高に「読書をしましょう!」と声をかけてくれるのはなんだか勇気付けられた。良い文学に出会えるということはそれだけで知識欲、好奇心をいつまでも掻き立てられる。これまで外国語教育方法がどんな変遷をたどってきたのか、果ては同時通訳とはどんなお仕事なのかも細かく書かれてて勉強になった なんか読み進めるうちにカトーさんが「大丈夫!できる!」と何回も言ってくれるからもしかしていけるんでは…?とか思ってしまうんだけど以下略 でも語学以外であっても何か一つ極めたい!と思っている人には勧めてあげたい本だなあと思った

Posted byブクログ

2018/11/23

週最低12時間の勉強。 コンテキストからの推理が大切。安易に辞書に頼らない。でも辞書は友達。 熱意×注ぎ込んだ時間/恥ずかしがること=上達量。 語学向上にマジックはないし、初めから能力に差があることはない。語学運動神経は存在しないそうです。

Posted byブクログ

2018/11/12

外国語は読書でマスターできる。という主張の本。 文法を勉強しつつ、興味の持てる本を片っ端から読むことで、自国にいながら外国語がマスターできちゃうというもの。ロシア語通訳者である米原さんの若いときの翻訳本。米原さんも同様のことを主張されていた。「やさたく」にも通じる考えと思う。読書...

外国語は読書でマスターできる。という主張の本。 文法を勉強しつつ、興味の持てる本を片っ端から読むことで、自国にいながら外国語がマスターできちゃうというもの。ロシア語通訳者である米原さんの若いときの翻訳本。米原さんも同様のことを主張されていた。「やさたく」にも通じる考えと思う。読書好きには、大いに励みになる書である。 以下注目点 ・いかなる知識も釘と同様目に見えない足場に支えられている。 ・幼児期の母国語習得法をまねるのは間違い ・1日当たりの密度が不足する学習は無駄。週10-12Hは必要。2H/D。

Posted byブクログ