目覚めよと人魚は歌う の商品レビュー
ザウォーカーを観たあとの釈然としない浮ついた感じ、それとよく似た感覚。何もないだだっ広い砂漠に取り残されて、死ぬことも生きることもできないような!!!
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「天から日の光の代わりにお湯が降っているのだ。 地面からの熱で、水の中のように揺らめいている。」 だから。 交ざりあって、溶けてひとつになって、突き抜けたら、孤独に行き着いた。 どこにも行けない。 ゆらりぐらりと熱にうかされたいときの一冊。
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これは実物でないとわかりにくいかもしれませんが、陰影が素晴らしい。 大判カメラが得意な上田義彦の撮影ですが、曲線が力強さを感じさせる大好きな写真です。 図書館で借りたときにはもう絶版で、必死で古本を探しました。
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「なまの自分なんて、いつだって他人行儀なもの。なじむためには、いますごしている干からびた夢から覚めて、遠い自分に寄り添うように話すことが大事。」 人魚つながりと、あとは著者のコラムを読んで、どんな文章を書くのかと気になって読んだ。 難しいなぁ。。『文学』って感じでしょうか…。 ...
「なまの自分なんて、いつだって他人行儀なもの。なじむためには、いますごしている干からびた夢から覚めて、遠い自分に寄り添うように話すことが大事。」 人魚つながりと、あとは著者のコラムを読んで、どんな文章を書くのかと気になって読んだ。 難しいなぁ。。『文学』って感じでしょうか…。 ペルーから来た彼と、そこにとどまり続ける糖子。 糖子はどうして留まり続けるのか、そして密夫と密雄は…。 と叙情的に語られているのでありました。難しいなぁ〜〜。 【2/15読了・初読・市立図書館】
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女は壊れた愛の記憶にとり憑かれ、亡霊のように息を潜めていた。男は日系 ペルー人の宿命に翻弄され、ぎりぎりまで追い詰められていた。居場所のない 魂が出逢い、触れ合った世界の果ての3日間。第13回三島由紀夫賞受賞。
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