遺書 の商品レビュー
この本に載ってる彼らの遺書を眺めながら「この手紙を書いた人はもうこの世にいないんだな…」と思うと、涙がポロポロ溢れてきた。 この遺書を書いた彼らの気持ちはどんなだったのだろう。 自分を責めて。愛する人を想って。無念を残して。ときには自分を苦しめた相手を恨んで。 遺書の言葉一つ一つ...
この本に載ってる彼らの遺書を眺めながら「この手紙を書いた人はもうこの世にいないんだな…」と思うと、涙がポロポロ溢れてきた。 この遺書を書いた彼らの気持ちはどんなだったのだろう。 自分を責めて。愛する人を想って。無念を残して。ときには自分を苦しめた相手を恨んで。 遺書の言葉一つ一つから彼らの思いが伝わってくるようだった。 この本には彼らの生い立ちやご家族・ご友人との思い出、彼らが亡くなってからのことなど、ドキュメンタリーとして綴られている。 彼らはみんなとても愛されていて、人を想う気持ちを人一倍持っていて、真っ直ぐで…真っ直ぐゆえに苦しんでこの世から去ったことがよくわかった。 「こんなにいい人たちがなぜ自殺なんてしなければならないのか」と憤りと悲しみを感じた。 また、残された人たちの気持ちを考えるととても辛かった。 大事な人が突然逝ってしまった喪失感は、計り知れないものだろう。 しかもその喪失感は残されたものに永遠についてまわるのだ。 人が自ら命を絶つようなことは絶対あってはいけない。 彼らのような人を増やさないためにも、自分の周りにいる人たちを守れる人間になりたいと思った。
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烏兎の庭 第四部 書評 6.16.12 http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto04/diary/d1206.html#0616
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友達をよくみてほしい。 平常とちがったらさりげなく様子を尋ねてほしい。 大切な友人を失ったら楽しい生活は失われるから。 (遺書/P128) 自分の弱さを認めるのも勇気だし、引くも逃げるも勇気がいる。そういう勇気があったら…(自殺せずすんだかも) (P213)
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五人の少年・青年の遺書がそのまま記されている。 ちょっとした変化に気づいてあげれば、もっと問い詰めて事実をしれば守れたのかもなー、と思う。でも、「無理矢理言わせるのはよくない。相手が言いたくなるまで待ちましょう」という考えもある。この使い分けが難しい。 疑問に思ったのは、...
五人の少年・青年の遺書がそのまま記されている。 ちょっとした変化に気づいてあげれば、もっと問い詰めて事実をしれば守れたのかもなー、と思う。でも、「無理矢理言わせるのはよくない。相手が言いたくなるまで待ちましょう」という考えもある。この使い分けが難しい。 疑問に思ったのは、自死した人の通っていた学校名が書いてあること。住んでいる市町村や自死遺族の写真も勿論掲載されているが、許可はあるだろう。 しかし、学校名まで書くのはどうなんだろう。私が子どもの親なら、たとえその頃の関係者がいなくても気持ちいい気はしないだろう。 もう一つ、「学校はなぜいじめを気づけなかったのか」とある。たしかに学校や担任にも大きな責任はある。そして、いじめがあった事実を隠したりすることも多々あるだろう。だが、「最も近くにいる自分の子どもの変化になぜ気づかなかったのか」が最初に思うことではないのか。責任転嫁のような言い回しが多々ある。 印象に残ったのは伊藤大介氏の遺書である。 「私が自殺することにより、親戚や近所の人からいろいろといわれるかもしれませんが、それも気にすることはありません。『死』は決して恥ずかしいものではないのです。幕末史に名を残した久坂玄瑞や武市瑞山といった若者、近きには三島由紀男のように志の高いものは自殺しております。私もそのうちの一人と考えてください(pp.57-58)」 (まっちー)
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遺書というものは日頃目にするものではない。 まして、他人の遺書ともなれば見れるものではない。 この本には、遺書と死に至るまでの経緯などが収められているが、 何より直筆の遺書というもののもつ凄まじさというものを強く感じる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
生き続けることってなんだろう、て たまに考えてしまうけど、 生きなきゃ。と思った。 実際の筆跡が痛々しい。 中学に入ってまだ間もない年齢で、自分で首を吊って死ぬことを選んだ少年。 どんな気持ちだったか。 許されてはいけないことがこの世にはたくさんある。
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この本は自殺をした人たちの、家庭環境や遺書、残された家族などのことが書いてある本で。この本を読んで思ったことが、どんなに辛いことがあっても死んでは行けないと思った。戦争や身体の不自由な人、病気のせいで生きたくても生きれない人たちがいるのに、いじめとかを理由に簡単に死んでしまう人は...
この本は自殺をした人たちの、家庭環境や遺書、残された家族などのことが書いてある本で。この本を読んで思ったことが、どんなに辛いことがあっても死んでは行けないと思った。戦争や身体の不自由な人、病気のせいで生きたくても生きれない人たちがいるのに、いじめとかを理由に簡単に死んでしまう人は本当に自分は腹立たしいことだと、これを見て思いました。この本は同情を伝えたいのかな、と何か不思議に思いました。
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残された側とか親側からの目線でしかない。どうしてそこまで追い詰められたのか、誰一人書いてもらえてない。
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