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凍える牙 の商品レビュー

3.7

345件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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  3. 3つ

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2009/10/04

読み応え有り。 初めて読んだ乃南アサ 「凍える」とちゃんと思えるところがやっぱりいいですね。

Posted byブクログ

2009/10/04

若干苦手な分野なので、とりあえず読み始めましたが、だんだん止まらなくなっていきました。デカチョウさんが憎めない脇役でよかった。

Posted byブクログ

2009/10/04

内容はおもしろかったが、文体がちょっと・・・。特に主人公の女性刑事の独り言の部分とか。2007/09/05読了

Posted byブクログ

2009/10/04

「疾風」の誇り高さ、孤独、静けさ、厳しさ・・・・存在感がすごかった。音道さんとの追いかけっこもハラハラして興奮しながら読みました。心臓がバクバクいってました。疾風と音道さんが対峙した場面が大好きです。

Posted byブクログ

2009/10/04

どこまでも孤独な彼女が狼犬を追う姿がありありと浮かんできます。疾風を自分と重ねながらも、どうしようもなく焦がれ憧れていたのではないかと。ラストにおかしな馴れ合いや妥協もなく、さっぱりとしていて、好感が持てます。

Posted byブクログ

2009/10/04

初めて読むと思ったら、どこかに覚えがある文章。なんでだろう…実は、むかーしお母さんが図書館から借りていた本で読んでいたやつで少し読んだのだった。今読むとむちゃくちゃおもしろくて、シリーズ制覇しました。

Posted byブクログ

2009/10/07

直木賞をとった作品はわりとエンターテイメント性が強く万人受けするイメージです。 女の孤独感や偏見などなんだかしみじみしながらも、加速していくストーリーに面白みを感じた。

Posted byブクログ

2011/07/25

「疾風」と書いて、「はやて」と読むオオカミ犬が出てくる。このオオカミ犬が、格好よく印象的である。この、はやてを主人公にした小説を読みたいと思ったくらい。この本は、音道貴子という女性刑事を主人公にしたミステリー。ファミリーレストランで夜中に突然、男が燃え上がるという、刺激の強い場面...

「疾風」と書いて、「はやて」と読むオオカミ犬が出てくる。このオオカミ犬が、格好よく印象的である。この、はやてを主人公にした小説を読みたいと思ったくらい。この本は、音道貴子という女性刑事を主人公にしたミステリー。ファミリーレストランで夜中に突然、男が燃え上がるという、刺激の強い場面から小説は始まる。男の足の犬の噛み傷と似た歯型をした犬にかみ殺される、という事件がそれとは別に何件か発生する。音道貴子が、中年の滝沢という冴えない刑事とコンビを組んで、この事件に取り組んでいく。オートバイ乗りである音道が、はやてを追いかけ対峙する場面が、この小説のひとつの見せ場であろう。かなり面白いミステリーだ。乃南アサの小説を読んだのは、初めてだったけど、面白く読めたし、主人公の音道貴子も興味深い。しばらく、このシリーズを読むだろうな、と思う。ここからは、この小説とは関係のない話。文庫版の本を読んだのであるが、本の最後に、安原某という人が(全然知らない人だけど、スーパーライターと紹介されている)解説を書いている。「五流の後進国日本」とか「腑抜けた日本人」「馬鹿国民」といった、なんというか、紋切り型の表現が多く、「昨今の男は性根が腐り切り、生きる目的といえば、出世と銭カネでしかない」「勤め人は、ひたすら人間の屑」「こうした者らが選挙権を持っているため、日本はいま壊滅寸前なのだ」というような決めつけを読み、不愉快な感じを受けた。不愉快な感じを受けたのだけど、なぜ、不愉快な感じを受けたのだろうか、よく分からなくて少し考えてみた。自分が、日本に住む勤め人だから、というような単純なことではない気がするし、別に特別に愛国心が強いわけでもない。それは、たぶん、「五流の後進国日本」という表現とはコミュニケーションの取りようがないからではないか、と思いついた。「五流」とか「後進国日本」とか、という言葉そのものには、何の意味も根拠もないし、特にこの人も何か説明を加えてもいない。この人の解説の文脈から考えて、あるいは、乃南アサのこの小説に関するこの人の解説の論旨から考えても、全く不要な表現である。すなわち、意図不明・意味不明なのだ。意図と意味が不明で、というか、そんな意図とか意味を与えることを全く拒否して、この人は文章を書いている、すなわち、ある意味、読み手を馬鹿にしたり、無視したりということを、無意識にこういう表現や文章を書くことで、この人は行っているのだろう、それが私をいらつかせたのだろう、と思っている。小説とは関係のない話が長くなりすぎました。失礼しました。

Posted byブクログ

2009/10/07

女性刑事音道貴子シリーズの第1作目。 この本は、会社の人に薦められて読んでみたのですが、とても面白かった。 事件の捜査とは別に、相棒の滝沢刑事との駆け引きや、意地を張り合いながらも、少しずつわかりあっていく姿の描写が見事です。 そして、ウルフ犬「疾風(はやて)」の存在も忘...

女性刑事音道貴子シリーズの第1作目。 この本は、会社の人に薦められて読んでみたのですが、とても面白かった。 事件の捜査とは別に、相棒の滝沢刑事との駆け引きや、意地を張り合いながらも、少しずつわかりあっていく姿の描写が見事です。 そして、ウルフ犬「疾風(はやて)」の存在も忘れてはいけません。「疾風」が、事件解決の鍵となるわけですが、見方によっては、主役を奪っているくらいの存在感があります。 壮絶な(崇高な)最後のシーンまで、見事な生き様と言えましょう。 次作以降も読んでみたいと思いました。

Posted byブクログ

2009/10/04

一気に読みました〜これは面白い。 途中、女刑事・音道に対する古株刑事・滝沢の態度に何度かイラっときて、危うく拒否反応が。しかしテンポのよさと表現豊かな描写が勝ちました。 この本の著者が男性だったら途中で読むのをやめていただろう。女性だからこそ 臆することなく滝沢ら男社会を書くこと...

一気に読みました〜これは面白い。 途中、女刑事・音道に対する古株刑事・滝沢の態度に何度かイラっときて、危うく拒否反応が。しかしテンポのよさと表現豊かな描写が勝ちました。 この本の著者が男性だったら途中で読むのをやめていただろう。女性だからこそ 臆することなく滝沢ら男社会を書くことができたのだろう。 ちょっとご都合主義かも?しかしラストも音道っぽくさっぱりしていて潔い。

Posted byブクログ