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凍える牙 の商品レビュー

3.7

345件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  2. 4つ

    141

  3. 3つ

    105

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2011/08/06

冒頭の人間発火事件から狼犬追走まで、ちょっと現実からは遠い気もしますが、女刑事の警察内での葛藤などをおりまぜながらわりとスラスラ読めます。ただし、最後の追走劇の描くところは肝の部分とはいえ、少し長すぎるような。。。ラストは衝撃の結末とはいきませんが、小説としてはきれいにまとまって...

冒頭の人間発火事件から狼犬追走まで、ちょっと現実からは遠い気もしますが、女刑事の警察内での葛藤などをおりまぜながらわりとスラスラ読めます。ただし、最後の追走劇の描くところは肝の部分とはいえ、少し長すぎるような。。。ラストは衝撃の結末とはいきませんが、小説としてはきれいにまとまってる印象。まあ、警察内の人間関係の書き方は好みの問題もあるえしょうが、横山秀夫さん等と比べると少し物足りない感がありました。

Posted byブクログ

2009/10/04

おもしろいし 描写力がすごいです 登場人物が生きている 息遣いまで聞こえてくる 動物ものですが 私はウルフドッグという犬が存在するのを 初めて知り 真剣に飼ってみたいと思っています

Posted byブクログ

2010/09/07

【深夜のファミリーレストランで突如、男の身体が炎上した!遺体には獣の咬傷が残されており、警視庁機動捜査隊の音道貴子は相棒の中年デカ・滝沢と捜査にあたる。やがて、同じ獣による咬殺事件が続発。この異常な事件を引き起こしている怨念は何なのか?野獣との対決の時が次第に近づいていた―】 ...

【深夜のファミリーレストランで突如、男の身体が炎上した!遺体には獣の咬傷が残されており、警視庁機動捜査隊の音道貴子は相棒の中年デカ・滝沢と捜査にあたる。やがて、同じ獣による咬殺事件が続発。この異常な事件を引き起こしている怨念は何なのか?野獣との対決の時が次第に近づいていた―】 1996年(115回)直木賞受賞作  初乃南アサ。面白かったです。 怪奇事件、そしてスピード感のある内容。 犬好きの私はちょっとウルウルとしてしまう場面もあり。 特にオオカミ犬の結末には胸が締め付けられる思いがしました。 全体的には音道貴子の心理がよく描かれていて、 女性の立場として応援しながら読み進めていった気もします。 どうやら音道貴子シリーズがあるらしい。 作品は下記の通り。読んでみたいな。 [凍える牙][花散る頃の殺人][鎖][未練][嗤う闇][風の墓碑銘]

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2009/10/04

深夜のファミレスで男の身体が炎上する事件が起きた。 しかもその遺体には獣の咬傷が残されていた。 やがて、その事件を皮切りにして同じ獣による咬殺事件が続発する・・・ 登場する獣は『ウルフドッグ』。 交配によって限りなく狼に近くなり、知能が高い犬。 特定の人間を標的として...

深夜のファミレスで男の身体が炎上する事件が起きた。 しかもその遺体には獣の咬傷が残されていた。 やがて、その事件を皮切りにして同じ獣による咬殺事件が続発する・・・ 登場する獣は『ウルフドッグ』。 交配によって限りなく狼に近くなり、知能が高い犬。 特定の人間を標的として狙うように訓練された。 彼は犯人が捕まろうとも次の目標まで止まらない― 犬を犯行の道具に使う人間の方が許せない。 主人のために命令通りに働き、 それが悪いことだなんて微塵も疑わない眼をしている。 人を襲った犬は処分されなきゃいけない。 その後の運命が切ない。

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2009/10/04

乃南アサさんの作品です。初めてでしたが、読みやすいし、テンポいいし、引き込まれました。音道さんかっこいい!

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2009/10/04

乃南アサや作品の内容についての前知識が全くない状態から読み始めました。不可解な事件からこの先どのように発展していくのかが気になって夢中で読んでしまいました。音道貴子や滝沢刑事の人間くささに好感を持ちます。小説らしい小説というか、読了感が重く残る感じが気持ちよかったです。

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2011/07/19

夜のファミレスで客の男が突如発火!  すわ、オカルトか?という雰囲気の冒頭から話はどんどん変わっていって、全体的には刑事の地道な捜査が事件を解決に導く、手堅い警察小説です。 どうしてわざわざこんな仕事に就いちゃったんだろうという感じのお嬢さん上がりの女性刑事と、セクハラおやじデカ...

夜のファミレスで客の男が突如発火!  すわ、オカルトか?という雰囲気の冒頭から話はどんどん変わっていって、全体的には刑事の地道な捜査が事件を解決に導く、手堅い警察小説です。 どうしてわざわざこんな仕事に就いちゃったんだろうという感じのお嬢さん上がりの女性刑事と、セクハラおやじデカのコンビも面白く、それぞれのバックグラウンドを丁寧に書き込んであって、人間ドラマのほうも読ませます。 肩肘張らないユーモアもほんのり。 ただ、映画だとかTVドラマだとか、映像表現にするならクライマックスになるであろうバイクチェイスのシーンは、力が入りすぎたのか、ウルフドッグに対するセンチメンタルな擬人化と思い入れがべたついて、それまでの筆致とのバランスが崩れ、せっかくの犬も人も品下がってしまいました。 ヒロインとオヤジのように、経験によって容易に上書きすることのできる人間同士の柔軟な関係と、ひとたび刷り込まれたら変更のきかない哀れな犬との対比が描かれることを期待して読んだのですが、普通の「動物感動モノ」調で終わったのが、ちょっと残念でした。

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2009/10/04

 ご存知、乃南アサの直木賞受賞作ですね。  ええ、面白かったです。まるで映画を見ているかのような気分にさせてくれる精緻な設定と説明で、脳裏に風景が自然と浮かび上がってきました。こういうところでは宮部みゆきと同じく、しっかり書けている、という作家枠の方ですね。

Posted byブクログ

2009/10/04

狼犬とそれを追う女刑事・音道貴子。設定自体が面白い。女性が主人公だけどハードボイルドな感じです。私が本の虫になったきっかけと言えるかもしれない作品。

Posted byブクログ

2009/10/04

主人公と対峙することになるオオカミ犬が、めちゃめちゃかっこいいんです!出来ることなら背中に乗せて欲しいくらい!

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