13歳の黙示録 の商品レビュー

宗田理(著者)

2009/10/04

中学生のときに読んで衝撃をうけた本。
幸雄の心情にひきこまれてしまう。
人を殺してはいけない　――――　ダークなのにすごい面白くて何度も頷いた。

2009/10/04

少年犯罪や学級崩壊など、少し前から盛んに問題視されているテーマを扱った作品。

中学校の教師、秋元千佳が結婚を目前にして教え子に刺殺された。
犯人はクラスの問題児・升本幸雄。
幸雄は子どもらしくない冷たい目をした少年だった。
彼を更生させるため、なにかと世話を焼いてきた千佳。
それに応えるように幸雄も彼女に心を開いていくのだが、
千佳の結婚が決まったころから、幸雄の態度が変わっていく。
幸雄はなぜ千佳を刺殺したのか。

一気に読んだ。
衝撃的で、かなり考えさせられた。
重いテーマだった。
あ〜、こういうことってあるのか。
こういうめぐり合わせや悲劇は…
本当にみんなが悲しい。
書き上げるまでに２年以上かかったとのこと。
なるほど、とうなづいた。
「とにかく殺すな」と言っている。
みんなが不幸になるから、とにかく殺すな、と。

2009/10/04

最初めちゃくちゃつまらないなあ、と思いました。
何だか登場人物が淡々としすぎているし、児童向けなせいかやはり会話文が多く、箇条書きのような感じで場の状況がよく分からないものが多かったです。読みやすかったですけどね。
ただ、幸雄が千佳を殺すまでになぜ誰も気づいてあげられなかったのか。
幸雄はあんなにもサインを出していたじゃないか、と悔しかったです。
そういう意味では、すごく現実的。
ナイフに刺さったシーンと内山の真相は驚愕で、幸雄に味方したいという思いと、でも殺して良かったのかという板ばさみ状態ですごく辛いです。
少年犯罪を喰い止めることができるのは、周りだと思います。幸雄のように黙示を続けている人もいると思います。
クラスに溜まっているストレスのはけ口に丁度良い？悪が一人は必要だ？
冗談じゃないです。普通の神経じゃ堪えられませんよ。
千佳の軽率な行動にも少し？でしたけど、間宮という教師にも？です。
こうやって今も誰か黙示を続けてるのかな……そう思うと、非常に重い作品。
きっと何度も読み返すでしょう。少しキャラクター達のやりとりに現実味がありませんが、深い作品です。

2009/10/04

何かね・・・甘いなぁと感じた。女の先生。面白くないわけじゃないんだけど、なんか展開がなぁ・・・ちょっと現実味なかったから想像が難しい。
でも、ほんとかなって考えると・・・見つめなおせる作品かな。

2009/10/04

「ぼくらの七日間戦争」とかで有名な宗田理の本。
１３歳の男の子が法律的に罪に問われる１４歳になる前にある男に復讐をする話。
悪い話じゃなかったのだが、いまいちあらすじを覚えていない。