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バガージマヌパナス の商品レビュー

3.9

40件のお客様レビュー

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2011/01/16

綾乃のユタになるまえの生き方が、自分では「したらだめ〜」と思っている生き方を、ことごとくしてる感じで、羨ましい。そう感じた自分が新鮮だった。日々ウン%の改善も程々に…てことかな

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2021/02/20

ファンタジーという枠を超えて、少女の成長小説のような気がするが、ファンタジーってそういうシチュエーションも多いなって気もする。 それにしても、人間臭い神様とシャーマンがなんともシュールでいい。

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2010/09/27

いい、ほんと素敵な世界!物事を単純化させてくれる本。 オージャンガンマーのぶれない感じがいい( ´ ▽ ` )v

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2010/08/13

読み終わりました、池上永一の『バガージマヌパナス わが島のはなし』。 19歳の綾乃は、本土へ出たがる同級生らを尻目に、島での生活を満喫。南国独特のゆるやかな時間を楽しみ、働く気もなく、80歳を超えるオージャーガンマーというオバァと連日つるんで遊んでいる。 しかし、ある夜、綾乃...

読み終わりました、池上永一の『バガージマヌパナス わが島のはなし』。 19歳の綾乃は、本土へ出たがる同級生らを尻目に、島での生活を満喫。南国独特のゆるやかな時間を楽しみ、働く気もなく、80歳を超えるオージャーガンマーというオバァと連日つるんで遊んでいる。 しかし、ある夜、綾乃の夢に神様が現れユタになれと命じる。自由にのんびり生活したい綾乃はそれに反発するが、神様の罰が当たり、やむなくユタになることを約束する。 若くて美しいユタが誕生した事で、島の拝みを独占してきた古いユタのカニメガが執拗に邪魔をするが、綾乃は、亡くなった人たちがユタを通じて現世の人たちに思いを伝え、現世の人たちに偲んでもらい供養するというユタの存在を理解し、しだいにユタの仕事を真摯に受け止めるようになる。 その後、いつもつるんで遊んでいたオージャーガンマーが亡くなり、その死を乗り越え、亡くなった人の事を想い、拝んでいくことが大切であることを身をもって知り、ユタとして新たな一歩を踏み出す。 若い綾乃が同世代の人とつるまず、なぜかオバァとつるんで、いろんな悪さをしながらおもしろおかしく暮らし、さらに神様のお告げにも、どうにか誤魔化して逃れようとしているところは、ユタのイメージとはほど遠くて笑ってしまうが、後半、彼女の経験を通して、私たちの知らない島独特のユタの存在が理解できてくる。 前半と打って変わって、最後のオバァとの別れのところなんて・・・泣くよ!←(また泣きましたぁ)

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2011/09/29

これは夏に読んでよかった!綾乃の繊細さと大胆さが痛快な時もあればワガママすぎてげんなりするときもあるオージャーガンマーとのユンタクはもっともっと聞いていたい神様が庶民派でちょっと可笑しい^^オージャーガンマーもカニメガもいつか神様になるんだろうか綾乃がユタになれて本当によかったな

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2010/06/15

数年前に西表島に旅行に行った時同じ宿になった女の子に教えてもらった本。「我が島の話」の意。島の変わり者である老怪女&悪童娘の名コンビが織りなす痛快話。沢山笑って最後は泣いた。全編に渡るウチナーグチ(沖縄弁)が生き生きとした表情を見せる。

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2010/05/31

ユタになるように神様からのお告げを受けた美少女綾乃と86歳のおばばの交流を描く。ストーリーよりも、沖縄の空気が感じられるような作品で、読んでいて気持ちが良い。ただし、読後感は「風車祭」の方が良かった。

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2014/07/14

石垣島出身の池上永一の処女作。 沖縄の豊かな自然と共に生きる美しく天真爛漫な少女と 60歳以上も歳の離れた親友のオバァとの交流を描くファンタジー。 いつもノーパンでうろつく86歳、 絞められない為に仮病を使う鶏、 縄張り争いで殴り合いをするユタ、 ユーモアに溢れてすごく楽め、涙...

石垣島出身の池上永一の処女作。 沖縄の豊かな自然と共に生きる美しく天真爛漫な少女と 60歳以上も歳の離れた親友のオバァとの交流を描くファンタジー。 いつもノーパンでうろつく86歳、 絞められない為に仮病を使う鶏、 縄張り争いで殴り合いをするユタ、 ユーモアに溢れてすごく楽め、涙も誘う作品。 「第6回日本ファンタジーノベル大賞作品」(1994)

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2010/04/27

旅行中の石垣島の本屋さんで偶然見つけました。 主人公の不良娘綾乃と不良おばぁ オージャガンマーのコンビが大暴れの話。 おばぁは平良とみさんって感じでしょうか 楽しい、引き込まれる話ですが、 ホロッとくる場面では2度ほど涙してしまいました。

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2010/04/25

軽快な文章と豊かな表現力、読みやすくて後半一気に読んでしまいました。読み終わるのが寂しいほど。 最後は思わず涙が・・ 胸に暖かいものが残りました。何度でも読み直したい。

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