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地底の魔術王 の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2020/10/11

少年野球をしている少年たちの広っぱに、燃えるような黄色の毛と黒毛がだんだら染めになった黒服の紳士が現れ、そこで奇術を少年たちに見せ、自宅の洋館に招待するところからお話が始まる。そこから妖しさ満点。その魔法博士の洋館は、まさにからくり屋敷のようで、さまざまな仕掛けがほどこされている...

少年野球をしている少年たちの広っぱに、燃えるような黄色の毛と黒毛がだんだら染めになった黒服の紳士が現れ、そこで奇術を少年たちに見せ、自宅の洋館に招待するところからお話が始まる。そこから妖しさ満点。その魔法博士の洋館は、まさにからくり屋敷のようで、さまざまな仕掛けがほどこされている。その洋館に招待された少年天野勇一君が魔法博士の手にかかり小林少年の目の前で消える。明智探偵が病気で寝込んでいる中、どのようにしてこの事件を解決していくか。最後はスリル満点だった。昭和25年作。

Posted byブクログ

2017/09/21

小林君と一緒なら大丈夫だろう、って発想はどこからくるのか…。 むしろ小林君と一緒だから心配なんじゃないのかな…。 と思っちゃうけど、それはこうやって事件の部分だけ見ているからなんだろうな。普段はしっかりした小林君と一緒ならきっと大丈夫と思うんだろうな。

Posted byブクログ

2015/05/31

今の季節に良いはなし 二十面相は盗むのは悪いけど、 根っからの悪人には思えないなぁ いたずらっこみたい

Posted byブクログ

2016/08/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

大変おもしろかったです。 魔術師(怪人二十面相)の出で立ちも変てこで面白いし、洋館に仕掛けられた仕掛けや舞台で見せた奇術も面白いです。 二十面相も洋館を2つ手に入れ、仕掛けを施し、本物の虎まで用意するなんてずいぶん手の込んだことをします。 あと、小林君を誘拐しすぎ(笑) 二十面相ってそういう気があるのかなあと思えてきました。 小林君も、もう誘拐慣れというか「またか・・」という感じなのでしょうかね。 今回初めて明智探偵の奥さん、「文代さん」が登場するのですが、彼女もまた探偵であり、彼女を主人公とした『吸血鬼』という作品があると注釈にありましたので、そちらもぜひ読んでみたいです。 あとがきに乱歩の言葉が載っていて、最初は少年向けのアルセーヌ・ルパンものを狙って題は「怪盗二十面相」だったが、その頃の少年雑誌倫理規定は今より厳しく、「盗」の字がいけないということで、語呂は悪いが「怪人」と改めた、ということが書かれています。 怪盗よりも怪人の方が語呂はいい気がします。 それに、怪盗というとものを盗む「だけ」というイメージですが、怪人というと何をしでかすかわからない感じでより不気味で、まさに二十面相にぴったりだと思います。

Posted byブクログ