毒猿 の商品レビュー

大沢在昌(著者)

2013/04/12

新宿鮫神回。
主役がこの扱いでこんだけ面白いって凄いよね。
奈美がっ…ハァハァハァおもそろかったです。

2013/03/15

一作目より面白い！！
ほぼ日で最新作の連載を始めるらしいので、思わず便乗♪

台湾の黒社会と新宿の暴力団の協力関係を背景に、一人の殺し屋が新宿に潜入してくるところから物語が始まる。
そして、鮫島もその殺し屋を追いかける…とまあこんな感じで物語が進むのですが。

登場人物もプロットの出来も前作を上回っている。
終幕へのカタルシスも遥かに前作を凌駕している。二作目の方が凄いって、作者の腕が凄い。
最後はまじで手に汗かきながら読んだ。
ファンの間ではシリーズ最高傑作の呼び声が高いらしい。

中国残留孤児二世の奈美の今後が気になる…

2013/02/11

刑事ものシリーズ2。台湾マフィア、それを殺したい暗殺者、暗殺者を止めたい親友で台湾警察、この三者の追いかけっこのストーリー展開。暗殺者が大胆で強すぎてドキドキする。1の雰囲気とは全然違ってこちらもおもしろい。2でこれを展開しちゃうのかー（鮫島は完全脇役なという意味で）という新しさもある。

2012/12/15

『新宿鮫』シリーズ2作目。
暴力シーンがかなり出てくるので苦手な人にはオススメできません…

私はぞくぞくしまくりで、一気に読んでしまいました！
殺人の裏に見え隠れする悲哀が何とも言えません。
ラストは予想はしていたものの、やっぱり辛かったです。

星は4つにしていますが、気持ち的には4.5というところです。

2012/09/27

大沢在昌『毒猿 新宿鮫Ⅱ』
（1991年8月・カッパノベルス / 1998年8月・光文社文庫）

歌舞伎町の女・奈美。孤独な彼女が心惹かれる外国人・楊は、謎の影を持つ男だった。一方、「新宿鮫」と恐れられる新宿署刑事・鮫島は、完璧な「職業兇手」(殺し屋)が台湾から潜入していることを知る。「毒猿」と呼ばれる男が動きはじめた刹那、新宿を戦慄が襲う!鮫島は、恐るべき人間凶器の暴走を止められるのか?奈美の運命は…。

再読の新宿鮫Ⅱ。おそらくは大沢在昌がハードボイルド＋けれんのスタイルに確信を得た作品。

全編通しての緊張感は前作以上。
台湾の刑事・郭、殺し屋・劉、そして奈美。
この３人の物語と言える本作は、途轍もない哀しみに包まれた作品である。

ケレンを無敵のエンタメアイテムと勘違いする作家が多い昨今において、大沢在昌は脇役の一人たりとも手を抜かず描くことで物語に現実感と深みを与えている。

第２作で最高傑作となるであろう作品をものしてしまったわけで、このあとの新宿鮫シリーズがどう進むのか、楽しみでもあり、怖くもある。

95点（100点満点）。

2012/09/25

毒猿がカッコええ。
鮫島よりカッコええかもしれない。
かかと落としで人を殺せる技術！サイコーですね。

物語は台湾マフィアと日本のヤクザの関係からのお話。
かなりバイオレンスで大好きな感じでした。
拷問のシーンなんかはタマキュンですけどね。
リアル晶さんに会いたいですね！

2012/09/12

一作目よりこなれてきて、
派手でわかりやすいエンタメ小説寄りになったので
アクション映画を見てるような感覚。

鮫島＆特殊部隊上がりの台湾刑事 VS 特殊部隊上がりの台湾の殺し屋という
構造も映画的。

鮫島の過去についてもあまり触れられないし、
新宿鮫シリーズである必然があまりないといえばないけど
娯楽小説としては面白い。

2012/07/28

新宿鮫シリーズはどれも面白いけど、中でもこれが一番好き。　
強く、頭が切れ、すこぶる有能。しかしそれが故にトラブルメーカーでもあり、組織では一匹狼。　こういうキャラに男は誰しも憧れると思うけど、主人公の鮫島の人物像は、この、男の憧れをとてもうまく体現してると思う。
秀逸なエンターテイメント作品。

2012/07/15

面白かった。ミッションインポッシブルよりも！
台湾から裏切り者を追ってきた殺人兵器と不思議な出会いで協力する事になる中国出身の娘。哀しい復讐劇の中で鮫島も翻弄されていく。

2012/06/20

中国の暗殺者毒猿の復讐劇とその毒猿に魅かれた女性との人間ドラマ、毒猿を追う中国刑事と鮫島の絆、外道のヤクザたち、見所が多すぎて正直贅沢すぎる一冊。

人生に退屈してるバカはこれでも読んどけ。

それでも人生は退屈なもんだけどな～