竜馬がゆく 新装版(六) の商品レビュー
竜馬の視点を借りながら、幕末の動乱を見ている感じがしました。確かに竜馬もめまぐるしく活躍するのですが、時の中心となる大物達や大事件がどんどん出て来て、竜馬が霞んでいく印象です。
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本巻の最大の読みどころは何といっても薩長同盟です。締結に向けて竜馬の最後必要最低限の言葉で西郷が動く様子は見事な描写でした。そこまでの道のりにおいても、同盟締結に向けて危険を顧みず奔走する竜馬の努力は、西郷の場を読むするどさにも救われたところが大きかったと思ます。西郷の偉大さも光...
本巻の最大の読みどころは何といっても薩長同盟です。締結に向けて竜馬の最後必要最低限の言葉で西郷が動く様子は見事な描写でした。そこまでの道のりにおいても、同盟締結に向けて危険を顧みず奔走する竜馬の努力は、西郷の場を読むするどさにも救われたところが大きかったと思ます。西郷の偉大さも光る巻でした。 「薩長同盟」がここまで大変なものだったのかと、この巻で痛感したところです。剣術に長けても決して無駄に人を斬らなかった竜馬と桂が初めて「人を斬る」ことを公言した薩長同盟の重さ、真剣さも伝わってきました。
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薩長同盟、寺田屋事件、幕長戦争の海戦と、歴史の大事の中で、おりょうさんとの新婚旅行というほっこりするシーンの対比がいい味を出している巻。 昨今のウクライナ情勢を見て、日本はあの時代によく西洋化したなと感心する。竜馬をはじめ、木戸、大久保、西郷、山縣らの活躍あってこその今の日本だ...
薩長同盟、寺田屋事件、幕長戦争の海戦と、歴史の大事の中で、おりょうさんとの新婚旅行というほっこりするシーンの対比がいい味を出している巻。 昨今のウクライナ情勢を見て、日本はあの時代によく西洋化したなと感心する。竜馬をはじめ、木戸、大久保、西郷、山縣らの活躍あってこその今の日本だということを噛み締める。竜馬はよく、民間の力で軍艦を買ったもんだ。
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※2003.5.25読書のすすめから到着 2003.6.7読書開始 2003.6.10-15の間に読了 売却済み
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竜馬が亀山社中を立ち上げる。 この時代、武士の魂という観念的な考え方が強かった時代に、実利をもってして薩長同盟につなげようというのは、脱藩浪士として藩に囚われなかった竜馬ならではなのだろうか。 だが、決して実利だけでなくお互いの感情にも配慮する大切さ。 実践しようとすると、気苦...
竜馬が亀山社中を立ち上げる。 この時代、武士の魂という観念的な考え方が強かった時代に、実利をもってして薩長同盟につなげようというのは、脱藩浪士として藩に囚われなかった竜馬ならではなのだろうか。 だが、決して実利だけでなくお互いの感情にも配慮する大切さ。 実践しようとすると、気苦労はかかるけれど、一番軋轢と後腐れないやり方なのだろうな。
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司馬遼太郎の長編時代小説の6巻目 ついに歴史でも最も有名な薩長同盟を結ぶ.自分は知らなかったが,そこにいたるまでの薩長の対立を貿易を使うことで見事に和らげ,締結にたどり着けたことに司馬遼太郎の描写によってありありと伝わった.また,同盟を結んだ後にすぐに政府から命を狙われ,命から...
司馬遼太郎の長編時代小説の6巻目 ついに歴史でも最も有名な薩長同盟を結ぶ.自分は知らなかったが,そこにいたるまでの薩長の対立を貿易を使うことで見事に和らげ,締結にたどり着けたことに司馬遼太郎の描写によってありありと伝わった.また,同盟を結んだ後にすぐに政府から命を狙われ,命からがらにげのびたことを知り,その強靭な肉体と運に坂本龍馬の時代の人だったということがよくわかった.脚色をかなり強くしたのではないかと思ってしまうが凡そは本当なのだろう. 一方で自分の会社である亀山社中が戦にも参加し,長州藩の存亡の一助となったことも今作の読みどころであり,剣術で培われたかどうかはわからない海戦術を駆使し見事政府を撃破したエピソードも彼の才能を感じられた. ここから歴史が維新へ進むと思うがまだまだ先が見えないなと思った.
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生きるも死ぬも、一表現に過ぎぬ。 事を成すか成さぬかだけを考えれば良い。 先人の真似事はくだらぬ。 龍馬の考え方は好きだ。 何もせずに死ぬのは、生を受けた意味がないと思う。そして、自分で考え、自分が正義だと思う、藩人ではなく、日本人を作ることに奔走した姿はかっこいい。時代が味方...
生きるも死ぬも、一表現に過ぎぬ。 事を成すか成さぬかだけを考えれば良い。 先人の真似事はくだらぬ。 龍馬の考え方は好きだ。 何もせずに死ぬのは、生を受けた意味がないと思う。そして、自分で考え、自分が正義だと思う、藩人ではなく、日本人を作ることに奔走した姿はかっこいい。時代が味方をするというのはこういうことなんだろう。
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友人に勧められて読み始めたが、日に日にワクワクしなくなっていく自分がいる。序盤の展開にはハラハラドキドキさせられたのにな… また違う機会に読んだら楽しめるかな??
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やはり本筋が霞んできましたなぁ、でもこれこそがこの作家を読むという意味でしょう。色々今までいちゃもん(?)つけてきましたが、こういうもんだと腹に落とせばokです。 でも、他の作品でも既に説教(?)されている内容ゆえ、正直新鮮さは無いです。読んでいる順番の問題なんでしょう。
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