竜馬がゆく 新装版(二) の商品レビュー
2013年11月5日 竜馬が江戸で剣術修行している時期から、吉田東洋が暗殺され、竜馬が脱藩するまでの話。
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歴史小説というのは、基本的に、会話文、登場人物の心情、 それに地の文とで構成されていると思っていたのですが、 司馬さんの小説は、地の文ではなく、 司馬さんが地の文プラス解説者として出てくる、 そして場合によっては語りかけてくれる ということを知りました。 私の中で物語の中で、登...
歴史小説というのは、基本的に、会話文、登場人物の心情、 それに地の文とで構成されていると思っていたのですが、 司馬さんの小説は、地の文ではなく、 司馬さんが地の文プラス解説者として出てくる、 そして場合によっては語りかけてくれる ということを知りました。 私の中で物語の中で、登場人物以外が細く説明をしてくれる キャラクターで印象に残っているのが スラムダンクでバスケの解説に出てくるDr.T、 OH!MYコンブで料理の説明をする 秋元おすしこと秋元康です。 そんなことを思い出しながら、読んでいました。 冒頭ゆっくりとした流れ、というかむしろ凪の時期であり、 どうなるかと思いましたが 終盤で竜馬が駆け始めました。 3巻からはもっとスピードが加速していくのだろうと、楽しみでなりません。
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第2冊でも竜馬は未完成な将来の大物ぶりが、楽しく描かれます。姪の友達お美以、丸亀の女将お初など竜馬に惹かれる女性たちとのロマンスがエンターテインメント小説の真骨頂でした。また、中岡慎太郎、久坂玄瑞との最初の出会いでは狂人と思われ、その後は意気投合していくところなども痛快なところで...
第2冊でも竜馬は未完成な将来の大物ぶりが、楽しく描かれます。姪の友達お美以、丸亀の女将お初など竜馬に惹かれる女性たちとのロマンスがエンターテインメント小説の真骨頂でした。また、中岡慎太郎、久坂玄瑞との最初の出会いでは狂人と思われ、その後は意気投合していくところなども痛快なところです。
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なんと魅力的な人物なんでしょう。竜馬は歴史上の人物で会ってみたい人1位かも・・ 第2編は土佐勤王党を結成、そして東洋が暗殺され、脱藩までを描いたもの。 武知半平太の妻を大切にするところも大好きですが、マメな竜馬が姪の春猪に宛てた手紙の「菊目石(あばた)の春猪殿」や「河豚の春猪殿」...
なんと魅力的な人物なんでしょう。竜馬は歴史上の人物で会ってみたい人1位かも・・ 第2編は土佐勤王党を結成、そして東洋が暗殺され、脱藩までを描いたもの。 武知半平太の妻を大切にするところも大好きですが、マメな竜馬が姪の春猪に宛てた手紙の「菊目石(あばた)の春猪殿」や「河豚の春猪殿」などユーモアたっぷりなところなんかも好きです。現代にいてもモテただろうなあ。
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「わかりました。讃州丸亀にいつでも捨てる命が一つころがっているとお思いください」 同志が各地に広がってゆく。
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二十歳の時に読んだこの本を、三十歳になった今、再読している。 かなり感じ方が変わっていて驚いた。 脱藩間際の若い坂本龍馬に自分を重ねることなく、冷静に読んだ。 時代の機運もあるんだろうけど、こんなにみんなして血気盛んで盲目的になっても、事はならないだろうと思った。 相手は自己...
二十歳の時に読んだこの本を、三十歳になった今、再読している。 かなり感じ方が変わっていて驚いた。 脱藩間際の若い坂本龍馬に自分を重ねることなく、冷静に読んだ。 時代の機運もあるんだろうけど、こんなにみんなして血気盛んで盲目的になっても、事はならないだろうと思った。 相手は自己保身ばかり考えている体制で、それに対して真っ向からぶつかっていっても、自分の願いも叶わないだろうし、相手も変わらないだろうと思った。 幕末の志士の動きはすごいと思うが、実に冷静に読み解けた自分の変化を理解できた。 きっと四十後半くらいでもう一回読んだら、また感じ方が変わるのかもな。 面白いけど、二巻ではまだ龍馬が若すぎてね。
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千葉重太郎、井伊直弼、中岡慎太郎、武市半平太、高杉晋作、桂小五郎、大久保一蔵。 安政の大獄と土佐勤王党の盛り上がり、薩長土の密談。そして武市の暗躍と、姉たちに支えられた竜馬の脱藩。
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P243.244 子がなければ(養子でも迎えぬかぎり)改易となる。 ああ…そうなんだ…昔も…今も人の根っこにあるね…
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2013.4.9読了。 あともう少しでしたが、ずっと読んで なかったです。 お〜い!竜馬(漫画)を読んでいたので、 情景が分かりやすく頭に変換されて、 とても読みやすかった…‼ 小説、しかも時代物だと、イメージしづらくて 本当に想像通りなのか、気になるたちなので^^; 漫画があって本当に良かった。 そして、司馬遼太郎の創作と 武田鉄矢(小山ゆう)の創作を 見比べ、読み比べるのも面白かった。 どっちにも描いて(書いて)あるのは 史実だったんだ…!とか。 二巻で脱藩して、これからってとこで、 終わった。 あまり、間を開けずに読みたいと思う。
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224 言葉には意識がつきまとう。その意識に、三百年の慣習をやぶるなにかがうまれはじめていた。 403 脱藩すれば藩の庇護からはなれ、天涯の孤独になる。身をまもるのは腰間の一刀あるのみである。
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