三島由紀夫集 の商品レビュー

三島由紀夫(著者)

ミステリ、というより…

[文庫ＯＦＦ]

ミステリ、というよりはミステリアスな作品といったほうが正しいかもしれません。しかし読ませる力はさすが。

三島由紀夫の短編の中…

[文庫ＯＦＦ]

三島由紀夫の短編の中から、ミステリー色のあるものをセレクトした本。読みやすく、それでいて質の高い作品集です。

2013/09/02

(収録作品)サーカス／毒薬の社会的効用について／果実／美神／花火／博覧会／復讐／水音／月澹荘綺譚／孔雀／ 朝の純愛／ 中世に於ける一殺人常習者の遺せる哲学的日記の抜粋

2011/03/24

こんな括りで三島由紀夫の短編を集めているのか！と衝撃を受けて手に取る。
濃い！三島ワールド全開！

　こんなにも濃厚で鬱々となる作品ばかりをよく集めたなあと関心する。
語彙の豊富さ、描写の豪華さに圧倒される。
動物園でくどくどと思いを述べる箇所、うっかり村上春樹をダブってしまっい、にやり。
解説はかなり？？な箇所があり、余韻を楽しみたいなら読まないほうがよいかも。

「奴らは美しく、本物で、・・・・だからです。だからです。ほかには、何一つ奴らを殺す理由はありませんでした。」
「ただ花が久遠に花であるための、彼は殺人者になったのだった」
ミシマだなあ。

2009/10/04

好きなのは「サーカス」「美神」「孔雀」かな。「孔雀」の主人公が好き。感覚が近い、リアル。死ぬ事によって美、あるいは物事は完結する。生きているうえでは全てが未完成で、何も完結しえない。と、いうことだろうか…私的にまとめれば……。