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キリンと暮らす、クジラと眠る の商品レビュー

3.7

33件のお客様レビュー

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2014/03/02

 先入観を崩していく楽しい話。ただ引用に使われている原書になじみがあれば、より楽しめたのだと思う。  創作と現実の話の境目を感じさせないほど、グィッと入った。  私も左目でテレビのラブストーリーを見て、右目で本を読むカメレオンの能力が欲しい。

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2014/01/24

外国の冗談って難しいわ。ってやっぱり思ってしまったけど、時折プット吹き出すような描写があった。いろんな動物、昆虫に対する、全く違った新しい見方考え方捉え方。キリンは、私、よだれがだーらだら、っていう印象を子供の頃に持ってしまったので、一緒には住めない。ところでもっとMichael...

外国の冗談って難しいわ。ってやっぱり思ってしまったけど、時折プット吹き出すような描写があった。いろんな動物、昆虫に対する、全く違った新しい見方考え方捉え方。キリンは、私、よだれがだーらだら、っていう印象を子供の頃に持ってしまったので、一緒には住めない。ところでもっとMichael Sowaの絵が見たかった。

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2013/11/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ティータイムか眠る前のひとときに、軽い気持ちで読める本。いろいろな動物たちにスポットライトを当てて、私たちの知らなかった面や、動物たちの誘う空想を織り混ぜて書かれている。作者の愛情に満ちた視点を借りることで、動物たちの存在が可愛く感じられてくる。 動物学者や物書きの言葉や、聖書から戯曲まで、幅広い引用もまたすごく自然で、本の世界を広げていく。明るくて、躍動感ある世界にあっという間に引き込まれる。 反面、ユーモアと事実の境界がわからなくて、素直に話を読むのが難しい。動物や、普段は特に気にもかけていないものにも、たまには目を向けて、楽しい見方をしてみたらどうかという提案と遊び心を感じるけれど、小さな何かが不協和音を鳴らしている。人間が動物を虐げたり利用してきたことなど、皮肉にするほど語られてはいないけれど、現実とは分離しきれないざらつきが私は気になってしまう。 その切なさが強くなって、楽しみきることができなかった。

Posted byブクログ

2013/11/03

アクセル・ハッケという人は、どうしてこの本を書いたのだろう。 「はじめに」には、日常の常識やしがらみから自由になって、動物たちのことを自由に想像してみようというようなことが書いてあった。 例えば、私が一番面白いなと思ったのはゴキブリが人間に猛烈な片思いをしているのではないか、とい...

アクセル・ハッケという人は、どうしてこの本を書いたのだろう。 「はじめに」には、日常の常識やしがらみから自由になって、動物たちのことを自由に想像してみようというようなことが書いてあった。 例えば、私が一番面白いなと思ったのはゴキブリが人間に猛烈な片思いをしているのではないか、というゴキブリの章だった。 私も例に漏れずゴキブリが嫌いで、見つける度にギャアなんて声を上げている。 まさかゴキブリが私に近づきたくて、決死の思いで姿を現していたとは! 楽しい考え方です。 確かに私たちは、人間としての自分の目線でしか動物のことは考えていない。 私たちは客観的に、冷静にものを見ようとするときでさえ、自分の考えや気持ちが入り込んでしまうものだ。 仕方ない。 けれど、事実は事実として客観的においておいて、向こう側からこちらをみるということをしてみる、とがんばることはできる。 そうしたら、自分が知らない間に自分につくってしまう枠からはみ出ることができるのかもしれない。 私は、今なんだか自分に見えない壁があるようで、枠があるようで、もっと自由になりたくてじたばたしている。 しんどい。 しんどい暗い気持ちでこの本を読んでいたから存分に、ユーモアを楽しむことはできなかったのだけど、でも、ちょっとくるりとさせるものの見方を教えてくれた。 ハッケさんは新聞記者で、政治部の人らしい。 脳みその中身、柔らかいところがきっとある人だから、政治のことも柔らかく見れるんだろうな。 こんな人が政治部の記者だなんて、ドイツは豊かな国になる希望があるのじゃないかと思われてくる。 ミヒャエル・ゾーヴァの挿絵も、ものすごくかわいい。 これも、想像と違う、変な視点から描いてある絵ばかり。

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2013/08/27

ぐいぐい世界観に惹き込まれて現実の様に思えてくる不思議なおとぎ話だと思う。 ミヒャエルゾーヴァの絵が好きです。

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2013/03/29

昔読んだときはなんやねんこれと思った。 さっき読んだら「ふふっ」ってなった。 たぶんちいさなちいさな王様と同じ時期に読んだだろうから、小学生か中学生の頃だろう。ごちゃごちゃと色んな文献から引用したところから突然空想パートに入るようなジェットコースター的思考回路に、あのころは乗れ...

昔読んだときはなんやねんこれと思った。 さっき読んだら「ふふっ」ってなった。 たぶんちいさなちいさな王様と同じ時期に読んだだろうから、小学生か中学生の頃だろう。ごちゃごちゃと色んな文献から引用したところから突然空想パートに入るようなジェットコースター的思考回路に、あのころは乗れていなかったんじゃないかなと思う。どこが空想で、どこが現実なのかよくわからなかったのだ。それがわからないと、ジェットコースターというよりはただの読みにくい文章に振り回されているだけだった。

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2013/02/11

【経緯】 ぺりこさん推薦 異国の少年がじぶんの描いたキャラクターを「このこはね、こういうこなんだよー」てウキウキ説明しているのを聞いているかんじということで。 【とびら】 ぼくたちの心の奥にうず巻く 生き物たちへの素朴な、 とても素朴な疑問。 そして彼らのかくされた 生活と意見...

【経緯】 ぺりこさん推薦 異国の少年がじぶんの描いたキャラクターを「このこはね、こういうこなんだよー」てウキウキ説明しているのを聞いているかんじということで。 【とびら】 ぼくたちの心の奥にうず巻く 生き物たちへの素朴な、 とても素朴な疑問。 そして彼らのかくされた 生活と意見。 【好きな目次】 ●セキセイインコ 「キスちょうだい!」で泣いた。 ヽ(;▽;)ノ ●アカシカ 愛しのノロちゃん 種族が違うこに叶わぬ恋したら悲しい。 人間にも角があったらのif楽しい。 ●クジラ 大いなる胃袋へのご招待 ピノキオを思います。 クジラの胃袋ってなにやらロマンがあるみたいだ。 ●ハイエナ 意外な狩りの名人 ライオンにおこぼれもらってるんやなかったの!(O_O) ほんまか分からんけどこれはショッキング。 ●ヒキガエル 一妻多夫制の悲劇 メスやったらなんでもいい!っていうのを人間に置き換えたらとても怖くなったのである。 ●ウサギ かくされた家庭内暴力 「恍惚が頂点に達する瞬間、鋭い爪で、メスの毛をごそっと引き抜いてしまう」 「オスのウサギは、メスに力いっぱいのビンタをくらわせるが、これは単に自分にメスを服従させようとするためだ」 お、大人しそうな顔して!! (O_O) ●カッコウ みんなのお荷物 ミソサザイがカッコウの口の中に心中することがあるってほんと?ほんとー???衝撃的すぎてグーグル検索しちゃった! ●ゾウ ぼくたちの安らぎのために ちっちゃいの飼いたい。 【感想】 •ミヒャエルゾーヴァの展覧会ないのかな。行きたいなぁ •いろいろな引き出しがあって性質を踏まえたうえでの空想だから、説得力があるし、なによりウキウキが伝わってきて楽しい♪ 犬と猫を飼っているのに、こんなに空想力を働かせて動物を愛でていないことを淋しく思った。 もっと自由にかれらの意見を考えてみようと思う。 【不可解】 異国のユーモアのノリに、たまについていけずにキョトンとしてしまうことがあるのは仕方が無いことなのかしら。

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2013/01/13

ユーモアがあり、楽しい。 そして何より、ミヒャエルゾーヴァさんの絵が好きです。 有り得ないはずなのに、おかしいはずなのに、違和感を感じさせない独特の世界。 絵の中は平然と、いかにも当たり前の風景であるかのように、存在している。 不思議な感覚にとらわれます。

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2012/08/09

大好きだったのに存在が頭から抜け落ちていた… ユーモアのセンスから作者の頭の良さが伝わってきて、ぐんぐん気持ちが引き付けられた。動物好きだから、なおさら面白いのかな。

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2012/05/06

ミヒャエルゾーヴァの挿絵のある本ということで紹介してもらった本。 この表紙は実際手にとってみると違うものみたいでした。 ネットの写真で見るより、もっと綺麗でやさしい色合いですごく素敵です。

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