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アポロ13号 奇跡の生還 の商品レビュー

3.9

17件のお客様レビュー

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2010/09/11

もう10年くらい前に、映画ではなく、テレビのドキュメントがあって、それが本当に秀逸だった。パイロットだけではなく、地上にいたサポートスタッフが何を考え、どう備え、どう動いたかを描いてだった。科学者の真髄を見た。主人公だったのは、宇宙船のパイロットよりも、むしろサポート側だったので...

もう10年くらい前に、映画ではなく、テレビのドキュメントがあって、それが本当に秀逸だった。パイロットだけではなく、地上にいたサポートスタッフが何を考え、どう備え、どう動いたかを描いてだった。科学者の真髄を見た。主人公だったのは、宇宙船のパイロットよりも、むしろサポート側だったのではないだろうか。パイロットは、しょせん、乗組員に過ぎないとすら感じさせた秀作だった。再放送、もしくはDVD化してくれないだろうか。あのドキュメンタリーに比べると、本は補足的だったが面白い。最近だと「はやぶさ」が奇跡の生還を果たしたが、それも「アポロ13号」があってこそ、という気がする。勉強や智恵は、こういう時のためにあるのだと、誰か、若い人に語って欲しい。

Posted byブクログ

2010/04/03

どんなに困難があっても、決してあきらめないことがどれだけ大事なのかを教えてくれる。映画にもなっているけど、細かな事実を積み上げる小説のほうが細い糸を手繰って地球に連れ戻す感じが伝わると思いますよ。

Posted byブクログ

2013/11/04

(2006.05.19読了)(拝借) 月着陸を目指したアポロ13号、飛行途中でトラブルに見舞われ、月面着陸どころか、地球への帰還さえ危うくなってしまった。地球を飛び立ったのは1970年4月13日のこと。アポロ11号が月面着陸した時の報道の様子は記憶にあるのですが、アポロ13号の話...

(2006.05.19読了)(拝借) 月着陸を目指したアポロ13号、飛行途中でトラブルに見舞われ、月面着陸どころか、地球への帰還さえ危うくなってしまった。地球を飛び立ったのは1970年4月13日のこと。アポロ11号が月面着陸した時の報道の様子は記憶にあるのですが、アポロ13号の話は、記憶にありません。 映画「アポロ13」の原作はこの本ではなく「アポロ13」ジム・ラベル&ジェフリー・クルーガー著、新潮文庫、1995年刊です。700頁近くあるので、とりあえず薄いほうを読むことにしました。 よくまとめられたドキュメンタリーだと思います。 ●事故の規模(4頁) 二つあった酸素タンクが二つとも駄目になり、三つあった燃料電池の二つが駄目になり、二つあった電力供給ラインの一つが死んでしまった。燃料電池が駄目になるという事は、エネルギー源が一切なくなるということである。水が供給されなくなるということでもある。酸素なし、水なし、エネルギーなしで、一体人間にどうやって生きていけというのだ。 ●乗組員(14頁) アポロ13号には、船長のジェイムズ・ラベル海軍大尉と、司令船パイロットのジョン・スワイガート・ジュニア、着陸船パイロットのフレッド・ヘイズ・ジュニアという二人の民間人が乗り組んでいた。 ●トラブル発生(34頁) 爆発にせよ、タンクの破損にせよ、その種の出来事は、音や衝撃波を伝える空気のない宇宙空間では、地上の場合より目立たなくなってしまう。従って、宇宙飛行士の誰一人として、酸素タンクが破裂したことには気付かなかった。それでも、三人ともなんだかわからないが、何か厄介なことが起きたことを、即座に感じ取っていた。 ●原因の特定(53頁) リーバーガットは、テレメトリー経由で受け取っている情報と一致するかどうかを確認するため、電気系統に関するあらゆる計器の表示を読み上げてみるよう、ラベルに要請した。そしてついに、ラベルが酸素タンクの圧力計にたどり着くことになった。 (原因探しの基本は、しらみつぶしに一つ一つ確認すること) ●寒い(129頁) 燃料電池が一つしか機能しないため、暖房は切るしかなかった。司令船の中は、摂氏五度ぐらいしかなくて、寒くてよく眠れない。宇宙飛行士の服は、普通なら一定に保たれているはずの宇宙船の室温を前提にしていたので、薄い素材を使っていた。 ●脱水症状(162頁) 無重力状態では、のどの渇きを感じなくなる。宇宙飛行士たちはのどの渇きを感じていなかったため、自分が脱水症状を起こしていることに気付いていなかった。脱水症状が起こると、血液、酵素、ステロイドなどの、身体の化学的平衡状態が変わり、緊急事態に対処できなくなっていく。 ☆関連図書 「宇宙からの帰還」立花隆著、中央公論社、1983.01.20 「毛利衛 ふわっと宇宙へ」毛利衛著、朝日新聞社、1992.11.15 「宇宙実験レポートfrom U.S.A」毛利衛著、講談社、1992.11.25 「向井千秋・メダカと飛んだ15日」知野恵子著、読売新聞社、1994.09.09 「月をめざした二人の科学者」的川泰宣著、中公新書、2000.12.20 「宇宙からの贈りもの」毛利衛著、NHK人間講座、2001.01.01 (「BOOK」データベースより)amazon 人類初の月面着陸の翌年、1970年4月13日。ヒューストンを飛び立ったアポロ13号は、突然生じた船体のトラブルから、当初予定していた月面着陸を断念、制御不能の状態に陥った。失われていく酸素、水、エネルギー…宇宙の闇に消える恐怖と闘いながら、絶体絶命のクライシスに立ち向かう三人の飛行士とNASA管制官。無事帰還するまでの息詰まる過程を描いた迫真のドキュメント。

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2011/07/15

今は文庫になっているんですね。アポロ計画も終盤に差し掛かり、注目も浴びなくなったタイミングで起こった信じられない事故。トム・ハンクスの映画でも有名になりました。地上の事故と違い宇宙空間では人は生きられない。そんな環境で、酸素タンクの爆発、燃料電池の機能停止。連鎖的に引き起こされる...

今は文庫になっているんですね。アポロ計画も終盤に差し掛かり、注目も浴びなくなったタイミングで起こった信じられない事故。トム・ハンクスの映画でも有名になりました。地上の事故と違い宇宙空間では人は生きられない。そんな環境で、酸素タンクの爆発、燃料電池の機能停止。連鎖的に引き起こされるトラブル。電卓も無い当時、手計算で軌道とタイミングを計算したり、身の回りの雑貨から二酸化炭素フィルターを作ったり・・・死んでますって、絶対・・・当時NASAの平均年齢は20歳台だったといいます。国力の違いを見せ付ける危機管理の見事な事例ということで出版当時話題になりましたが、読んだ当時は仕事のトラブルを引き継いでいて、彼らの奮闘をお手本にがんばっていたことを思い出します。これはすごい!

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2009/10/04

ジム・ラベルの同名本がある。内容は困ることに、ところどころ違う。この本の方が後から出たので、科学的な裏づけはこちらの方が正しいのかもしれない。

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2009/10/04

繰り返し見るほどハマった映画の原作といえるのでしょうが実話に即しているので印象はずいぶん違います。でもかっこいいですエド・ハリス、じゃなかったジーン・クランツ。

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2009/10/04

著者:ヘンリー・クーパー 訳:立花隆 有名な話だと思う。 映画も非常に感動的だった。 NASAの頭脳の結晶がかいまみられるとともに、 よくもまぁこんなに不運が重なるなと。 それでも生還できたんだからすごい。 しかし、チャレンジャー号だっけかな? あれの事故ではファインマンが...

著者:ヘンリー・クーパー 訳:立花隆 有名な話だと思う。 映画も非常に感動的だった。 NASAの頭脳の結晶がかいまみられるとともに、 よくもまぁこんなに不運が重なるなと。 それでも生還できたんだからすごい。 しかし、チャレンジャー号だっけかな? あれの事故ではファインマンが みごとな実験によって 幹部が研究員たちの助言を無視して 発射を決行したことの非が証明された。 そしてなんといっても、NASA幹部は、 ファインマンみたいな影響力のあるひとが、 事故の原因を解き明かしてしまったもんだから、 もみけそうとしたらしい。 いかんねー。

Posted byブクログ