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坂の上の雲 新装版(四) の商品レビュー

4.1

160件のお客様レビュー

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2021/11/09

戦いは狂気じみた者しか参戦できないなと思った。チキンゲームに似ていると感じた。 日本の軍事資金の調達方法にユダヤ系が関わっていたことは興味深い。 歴史の予備知識が浅く、理解がし難い。

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2021/09/07

大学2年または3年の時、同期から「読んだこともないの?」と言われてくやしくて読んだ。 長くかかったことだけを覚えている。 文庫本は実家にあるか、売却した。 そして2009年のNHKドラマの数年前にまた入手して読んだ。 秋山好古・真之、正岡子規について、初期など部分的に爽快感はある...

大学2年または3年の時、同期から「読んだこともないの?」と言われてくやしくて読んだ。 長くかかったことだけを覚えている。 文庫本は実家にあるか、売却した。 そして2009年のNHKドラマの数年前にまた入手して読んだ。 秋山好古・真之、正岡子規について、初期など部分的に爽快感はあるが、とにかく二百三高地の長く暗い場面の印象が強い。 読むのにとても時間がかかった。 その後3回目を読んだ。 バルチック艦隊の軌跡など勉強になる点はある。なお現職の同僚が、バルチック艦隊を見つけて通報した者の子孫であることを知った。 いずれまた読んでみようと思う。(2021.9.7) ※売却済み

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2021/06/20

日露戦争 中盤 陸軍→遼陽、沙河、旅順要塞攻撃 海軍→黄海海戦 常にハラハラしながら読んでた。日露戦争って勝利した煌びやかな歴史のみ語られがちだが、そんなに簡単に言い表せるものでもない。 また、組織統率者の重要性、部下に与える影響を教えられた一冊。

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2021/04/07

正直1巻読んだときは、なぜこれが人気なの?と思ったけど、日露戦争始まってからが肝だった。小国日本がいかにして組織で大国ロシアに勝利したか、組織を統率する人たちの考え方や行動が勉強になる。経営者はこぞって読むわけだ。 4巻は、

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2021/03/14

海軍による黄海での一大決戦から始まり、陸軍の遼陽・沙河・旅順大戦までが記されている。教科書ではほんの数行で説明されてしまう日露戦争の、悲劇的で薄氷を踏む戦いがありありと描かれており、怒り・悲しみと言ったあらゆる感情が胸の内から湧き上がってきた。 司馬の偏見も入ってるとは思うが、...

海軍による黄海での一大決戦から始まり、陸軍の遼陽・沙河・旅順大戦までが記されている。教科書ではほんの数行で説明されてしまう日露戦争の、悲劇的で薄氷を踏む戦いがありありと描かれており、怒り・悲しみと言ったあらゆる感情が胸の内から湧き上がってきた。 司馬の偏見も入ってるとは思うが、それにしても乃木・伊知地コンビは酷い。

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2020/11/23

司馬遼太郎による、乃木希典への酷評が続く。 一人の人間からの意見しかわからないが、これを読む限り相当やばい。

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2020/10/07

作者は乃木第三軍の司令部対して実に手厳しくその無能さ加減を強調している。 よほど腹に据えかねていたのだろうな。

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2020/08/24

日露戦争開戦。 日本・ロシア双方に将軍の器のない人物が指揮を執ってしまい多数の死者を出していく。 戦記なのに少しおかしみを感じてしまうのは不謹慎か。

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2020/06/25

ユダヤ人と乃木希典を中心に描かれている。 ユダヤ人は迫害された歴史から、迫害にあがらうべく、敵の敵を応援することで自らを守ろうとする。 乃木希典は、優秀な参謀に恵まれないと、全て敗北することを教えてくれる。今の自分の仕事でも思うが、人材配置こそが勝ち戦のための重要なファクター...

ユダヤ人と乃木希典を中心に描かれている。 ユダヤ人は迫害された歴史から、迫害にあがらうべく、敵の敵を応援することで自らを守ろうとする。 乃木希典は、優秀な参謀に恵まれないと、全て敗北することを教えてくれる。今の自分の仕事でも思うが、人材配置こそが勝ち戦のための重要なファクターだと思う。 農牧民族の日本には、自然の摂理に従うことを生業としていたことから有能無能がないため、狩猟民族に劣るし、考え方も違うというのはそうだなあと思う。 一小国のロシアが強いのは、軍を持っているからというのはなるほど。軍なくして、強国にはなれない。

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2020/06/13

いよいよ日露戦争の幕開け。 この巻ではいよいよ司馬さんの日本陸軍への怒りが如実に書かれている。特に旅順を攻めた乃木率いる第三軍の作戦は「無益の殺生」と痛烈に批判。 その描写が何度も何度も繰り返し出てくる。 むしろ、こう書くことによって、「司令部の有能さ」を信じて最後まで勇敢に戦っ...

いよいよ日露戦争の幕開け。 この巻ではいよいよ司馬さんの日本陸軍への怒りが如実に書かれている。特に旅順を攻めた乃木率いる第三軍の作戦は「無益の殺生」と痛烈に批判。 その描写が何度も何度も繰り返し出てくる。 むしろ、こう書くことによって、「司令部の有能さ」を信じて最後まで勇敢に戦って死んだ方々の無念を少しでも晴らそうとしているかのように感じた。 バルチック艦隊の日本恐怖症や、乃木軍の失敗、日本海軍の早く日本に帰って船の整備をしたいのにできない焦りなど、人間の感情がありありと描かれている。 教科書には「◯◯年、◯◯戦争開始」、「××年、終結」としか書かれていないから、人間味がまるで無い。 これを読むと、そこに「人」がいたことを感じる。

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