消えた少年 の商品レビュー
以前に酔っ払いに絡まれているところを助けた女性から救いを求められた<俺>は、その女性の教え子である少年を怪しげな場所から救い出す。 後日、その少年・翔一と映画館で再会した<俺>はなんだかその少年のことが気に入ってしまったようだった。 その翔一の親友が殺害され、翔一自身も行方不明と...
以前に酔っ払いに絡まれているところを助けた女性から救いを求められた<俺>は、その女性の教え子である少年を怪しげな場所から救い出す。 後日、その少年・翔一と映画館で再会した<俺>はなんだかその少年のことが気に入ってしまったようだった。 その翔一の親友が殺害され、翔一自身も行方不明となる。再び、女教師から依頼を受けた<俺>は、翔一の姿を必死で探し始めるが......。 2013年8月18日読了。 これも以前に読んでいるはずですが、最後の方まで思い出せませんでした。かなり昔のことだし、仕方ないかな? 主人公が翔一を気に入ってしまったことで、今まで以上に主人公の人間臭さが出ていて、ますますこの主人公が好きになれました。 まぁ、かなりなダメ人間ですし、かなり荒っぽいですけど(^^; でも、憎めないし、情があって嫌いじゃないですね。 とりあえず、最新作に追いつくまで、まだまだ楽しめそうです。
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自分が暮らす街を舞台にした小説だという理由で、評価にバイアスがかかるけど、面白かった。一気読み。ハードボイルドととしてもギリギリ現実感があるから、愛着のあるシリーズだから第一弾から順繰りに読んでる。 ひとりの少年の死ともうひとりの失踪を軸にした作品。舞台はポケベルがではじめた頃。...
自分が暮らす街を舞台にした小説だという理由で、評価にバイアスがかかるけど、面白かった。一気読み。ハードボイルドととしてもギリギリ現実感があるから、愛着のあるシリーズだから第一弾から順繰りに読んでる。 ひとりの少年の死ともうひとりの失踪を軸にした作品。舞台はポケベルがではじめた頃。その頃といまの札幌の景色を頭の中で行ったり来たりしながら、読んだ。文がこなれてきた気がする。 少年を気に入って捜査をはじめたのなら、終わり方が女教師とのシーンじゃなくて、少年とのほうがよかったかな。少年の冒険譚のラストシーンのように。 犯人が少年を殺した動機が気に入らないのでそこはマイナスポイント。ま、動機に趣味もへったくれも無いか。出張の移動中に読了。
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第一弾から再読しているけど、やっぱり面白い。 ユーモアと風刺を交えた独特のハードボイルドスタイルは、日本では他に類を見ないと思います。 最近続けて映画化されましたが、「俺」も「高田」もちょっとイメージが違うんだけどなあ。大泉洋では無頼感やだらしなさが足りないし、松田龍平には単純な...
第一弾から再読しているけど、やっぱり面白い。 ユーモアと風刺を交えた独特のハードボイルドスタイルは、日本では他に類を見ないと思います。 最近続けて映画化されましたが、「俺」も「高田」もちょっとイメージが違うんだけどなあ。大泉洋では無頼感やだらしなさが足りないし、松田龍平には単純な善人といった感じがしない。まあ、それなりに面白いから純粋に娯楽映画としてはいいんだけど、20年来のファンとしては残念な気もします。
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ススキノ探偵シリーズ第3弾。 行方不明になった少年を探して「俺」が札幌の町を駆け巡る。 相変わらず無頼でスケベで呑兵衛の「俺」だが、なかなかに良い味を出している。 悪役の描写は結構洗面器モノだが・・ 次回作にも期待で★3つ。
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ススキノ探偵シリーズ最高傑作。文章の軽快なテンポ、クライマックスにむけて加速していくストーリー、人間臭くて愛すべきキャラクターたち。一見ハードボイルド小説には不似合いな存在である春子と主人公が、最後のページで交わす会話に思わず微笑んでしまう。いい小説です。
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ススキノ探偵シリーズ 第3巻 国語教師の安西春子が再登場して、生徒の中島翔一を探すことになる。 犯人は誰なのか。中島翔一は無事か。アクションシーンもど派手になって、息もつかせぬ展開があってなかなか面白い。
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シリーズ1から読んでいて、今作は何だかテンポがいまいちだったように感じる。物語としては面白かった。スピード感がなかった。
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ススキノ探偵シリーズ二冊目。 "俺"とやくざと警察が事件に巻き込まれた少年を札幌の街で大捜索する。試行錯誤の中から細い糸を手繰り寄せるように少年に近づいていき、後半の急展開へ、、全編がスピーディーで一気に読めてしまった。中島少年が大人ぶっていながらも行動が予想...
ススキノ探偵シリーズ二冊目。 "俺"とやくざと警察が事件に巻き込まれた少年を札幌の街で大捜索する。試行錯誤の中から細い糸を手繰り寄せるように少年に近づいていき、後半の急展開へ、、全編がスピーディーで一気に読めてしまった。中島少年が大人ぶっていながらも行動が予想外でちゃんと中学生らしい。
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シリーズの中で読みごたえがあった作品です。 少年が気に入った、ただそれだけで動く主人公。 らしい彼の魅力が存分に感じれる内容。
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相変わらずおもしろい。 自己満足的な表現かもしれないが、気持ちを掴んだまま離さない作品。 ストーリーや登場人物の心情がそうさせるのはきっと、「おれ」の心理描写のせいだったり、セリフの軽快さのせいだったりするのだろう。
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