怪笑小説 の商品レビュー
風邪でダウンしていた時に読みあさった、積読されていた本達のご紹介。 まずは本書から。 ひとことで言うとブラックジョーク短編集。 このシリーズ最新作『黒笑小説』を実は読んだ事があり、その第一作目の本作を手にとったワケです。 正確には、手にとって積読されていたワケです。 短編集は体...
風邪でダウンしていた時に読みあさった、積読されていた本達のご紹介。 まずは本書から。 ひとことで言うとブラックジョーク短編集。 このシリーズ最新作『黒笑小説』を実は読んだ事があり、その第一作目の本作を手にとったワケです。 正確には、手にとって積読されていたワケです。 短編集は体調の悪い時、ちょっとした気分転換になるのでお勧めですね。 どの作品も微妙な笑いのある作品ですが、お気に入りは、本音と建前のはげしく違う現代を風刺した『鬱積電車』。 ラストに苦笑してしまう『一徹おやじ』。 大爆笑な『超たぬき理論』 ダークな笑いの『しかばね台分譲住宅』でしょうか。 サクッと読めるのでまずは読んでみて下さい。 1.鬱積電車 2.おっかけバアさん 3.一徹おやじ 4.逆転同窓会 5.超たぬき理論 6.無人島大相撲中継 7.しかばね台分譲住宅 8.あるジーサンに線香を 9.動物家族 おまけに。 最後にあとがきが付いているのだが、無から有が生れることはなく、やはり何事にもきっかけはあるのだなと思わせてくれる。 こういった作品が生れた背景。 知らなくても良いことだが、知らなくても良い事程、知ると面白いと思うのは僕だけだろうか。
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思わずクスリと笑ってしまう、短編集です。 人間の意外性、また心の奥底にあるもの、そして悲しさなど、ぴりっとしたユーモアをこめて描かれていて、楽しめました。 「おっかけバァさん」「あるジーさんに花束を」がよかったです。
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「快笑小説」の中でのお気に入りは ”あるジーサンに線香を” タイトルからお判りのように”アルジャーノに花束を”のパロディー 身寄りも無く、老いを痛感している老人が手術で一定期間若返ると言うお話。 徐々に若返っていく課程での心情の変化、また若返った姿となった短時間に思い悩む事、再び...
「快笑小説」の中でのお気に入りは ”あるジーサンに線香を” タイトルからお判りのように”アルジャーノに花束を”のパロディー 身寄りも無く、老いを痛感している老人が手術で一定期間若返ると言うお話。 徐々に若返っていく課程での心情の変化、また若返った姿となった短時間に思い悩む事、再び急速に老いる事への恐怖などの心境をシニカルな文章で綴っていく。
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ある意味ミステリー。 ある意味ホラー。 しかし何とも言えず、ニヤリと口の端が笑ってしまう。 上手いこと創意工夫なされたこの小説は、黒笑、毒笑と東野作品の真骨頂ともいえる。
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“怪しい笑い”と書いて“怪笑小説”。 その名の通りの短編が集合してる作品。 読んでる最中、「ニヤリッ」と出来たら、そこそこ性格悪い。 つまり、ニヤリとした私は性格悪い。
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面白かった! 特にしかばね台分譲住宅。 このお話は本当に面白かったなー。読みながら声出して笑っちゃった。 黒笑小説より面白い。
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後に続く『毒笑小説』、『黒笑小説』を合わせた笑いの3部作の中で一番この作品がいい。 となりの席のますだ君的な「動物家族」が個人的にすごくよかった! 「鬱憤電車」、「あるジーサンに線香を」、「一徹おやじ」もかなり好き。 どの話も印象的だが「しかばね台分譲住宅」は少しやりすぎな気もし...
後に続く『毒笑小説』、『黒笑小説』を合わせた笑いの3部作の中で一番この作品がいい。 となりの席のますだ君的な「動物家族」が個人的にすごくよかった! 「鬱憤電車」、「あるジーサンに線香を」、「一徹おやじ」もかなり好き。 どの話も印象的だが「しかばね台分譲住宅」は少しやりすぎな気もした。
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面白かったとは思うけど、コテコテの笑いが好きな自分には、ちょっとシュールすぎたかも(笑) 彼の他の小説も読んでみようかなと思いました。
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面白かった。 でも、読んだことあるわこの本。 あれあれ・・と、最後まで読んで、やっぱり読んだことあったと思うこの、脱力感?
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東野圭吾のイメージが変わります。 ミステリーのような仕掛けは一切なし。 笑えるかどうかは微妙で、個人的にはそんなに好きじゃないかな。 というか。 東野圭吾って普段こんなこと考えているの??って思いました。 この小説は短編なんだけど、シリーズとしては続いているようです。 続...
東野圭吾のイメージが変わります。 ミステリーのような仕掛けは一切なし。 笑えるかどうかは微妙で、個人的にはそんなに好きじゃないかな。 というか。 東野圭吾って普段こんなこと考えているの??って思いました。 この小説は短編なんだけど、シリーズとしては続いているようです。 続きを読むかどうかは・・・
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