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塗仏の宴 宴の支度 の商品レビュー

3.9

91件のお客様レビュー

  1. 5つ

    22

  2. 4つ

    38

  3. 3つ

    20

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    1

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2011/11/12

昭和二十八年春。小説家、関口巽の許に奇怪な取材依頼が齎された。伊豆山中の集落が住人ごとに忽然と消え失せたのだからという。調査に赴いた関口に郷土史家を名乗る和装の男が嘯く。――「世の中には不思議でないものなどないのです」。男が現出させたこの世ならざる怪異。関口は異空間へと誘われるの...

昭和二十八年春。小説家、関口巽の許に奇怪な取材依頼が齎された。伊豆山中の集落が住人ごとに忽然と消え失せたのだからという。調査に赴いた関口に郷土史家を名乗る和装の男が嘯く。――「世の中には不思議でないものなどないのです」。男が現出させたこの世ならざる怪異。関口は異空間へと誘われるのか?六つの妖怪の物語で、「宴」の「支度」は整い、その結末は「始末」にて明らかとなる。

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2011/09/03

京極堂(百鬼夜行)シリーズ6作目上巻。 前作までのシリーズ総まとめ的な登場人物とそれぞれに起こるストーリーがいくつもいくつも場面転換され、本当に一つの物語なのか、これがいったいどうやってまとまるのか、とにかく早く読み進めたくてたまらなくなる。何が起こっているのか、何が起こるのか。...

京極堂(百鬼夜行)シリーズ6作目上巻。 前作までのシリーズ総まとめ的な登場人物とそれぞれに起こるストーリーがいくつもいくつも場面転換され、本当に一つの物語なのか、これがいったいどうやってまとまるのか、とにかく早く読み進めたくてたまらなくなる。何が起こっているのか、何が起こるのか。 複数の事件を未解決のまま、新たな大事件を起こし宴の支度が調った。宴の始末に続く。

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2011/08/17

恐怖の上下編!この上巻で600P以上! 長ーーーーーーーーーーーーーーい! おなじみメンバーがそれぞれ別々に踊らされてます。 登場人物も多ければ、集団も多い。 でもさすが京極ワールド。こんがらがる事がありません。 まだまだ事件もわからなければ、何が起こっているのかも見えてきません...

恐怖の上下編!この上巻で600P以上! 長ーーーーーーーーーーーーーーい! おなじみメンバーがそれぞれ別々に踊らされてます。 登場人物も多ければ、集団も多い。 でもさすが京極ワールド。こんがらがる事がありません。 まだまだ事件もわからなければ、何が起こっているのかも見えてきません。 知りたくて知りたくてじれったい!→後編へ

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2011/07/28

 昭和28年春。小説家、関口巽のもとに奇怪な取材依頼がもたらされた。伊豆山中の集落が住人ごと忽然と消え失せたのだという。調査に赴いた関口に、郷土史家を名乗る和装の男がうそぶく。 「世の中には不思議でないものなどないのです」  ていうか、完結してないじゃないかっ! 小さな謎、ひと...

 昭和28年春。小説家、関口巽のもとに奇怪な取材依頼がもたらされた。伊豆山中の集落が住人ごと忽然と消え失せたのだという。調査に赴いた関口に、郷土史家を名乗る和装の男がうそぶく。 「世の中には不思議でないものなどないのです」  ていうか、完結してないじゃないかっ! 小さな謎、ひとつひとつは解決されていくものの、肝心の関口に関する箇所が、一番美味しいところで途切れてるじゃないか。早く、続きをー(笑)

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2011/07/13

記念すべき初めて読んだ百鬼夜行シリーズ。今までの登場人物がたくさん出てくるので、シリーズを順番に読んでいた方が面白いのかもしれないけれど、ストーリーも謎解きも十分楽しめた。榎さんかっこいい!

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2011/06/25

舞台装置は物凄い。 過去作の人物や設定を最大限生かし、米軍だの旧日本軍の隠し財産だのとスケールも大きい。 ストーリーもよく練られているし、憑き物落としの爽快感も十分。 ただ、ストーリー上止むを得ないのだが、読み進める中「果たしてストーリーを追う意味はあるのだろうか」と何度も思って...

舞台装置は物凄い。 過去作の人物や設定を最大限生かし、米軍だの旧日本軍の隠し財産だのとスケールも大きい。 ストーリーもよく練られているし、憑き物落としの爽快感も十分。 ただ、ストーリー上止むを得ないのだが、読み進める中「果たしてストーリーを追う意味はあるのだろうか」と何度も思ってしまった。 何時もの薀蓄もさることながら、今回は殆どの登場人物の台詞が信用出来ないからだ。 このせいで、ラスト以外は恐ろしく読み疲れる作品だった。

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2011/06/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

今までのも確かに長かったけど、こんなに読みにくかったかな。 うんちくが始まるともう、私は置いてけぼり。 何の話だったか、わからなくなってしまう。 おびただしい数の文献がリアルに感じる場合もあるかもしれないけど、研究論文のようでよくわかりません。 おかげで、読み始めて2ページくらいでぐっすり眠れます(爆)。 でも、登場人物はみんな個性的で好きなんだけどなぁ。妖怪ものなんてほかにあまりないし。 私個人の解決策としては、うんちくが始まったら適度に読み飛ばす。 ゴメンナサイゴメンナサイ この作者の本は続けては読めないなぁ。へとへとになる。

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2011/04/04

オムニバス形式になった。 そのおかげか、それまでに比べれば読みやすい。 視点が動くので間を開かずに読まないと宴の始末が把握できないかもしれない。

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2011/03/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

街に溢れる、 妖しげな宗教団体。 宴の支度をするかの如く 並べられていく パズルのピース。 そして、時折時系列を無視して挿入される 関口の状況。 さぁさぁ、騒がしい事になってきちゅうよ。

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2011/03/13

アコーディオン、凶器と噂されるこの分厚さも とうとう二冊に分けられました。 どこまで増えるのでしょうか… 読み応えたっぷりです^^ また登場人物もかなりたっぷりで 作中「この名前、だれだっけ?」と迷子多発してました。 今度は相関図書きながら読み直そうかな^^;

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