美少年学入門 の商品レビュー
少年愛・・・純粋で…
少年愛・・・純粋で壊れやすく 人目をはばかるものというイメージがありますね。
文庫OFF
少年愛・・について、…
少年愛・・について、書かれた先駆的書。
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栗本薫文学忌、梓薫忌(しんくんきと読ませるようです) 中島梓といえば 「象印クイズヒントでピント」だけど 小説は栗本薫を使い 評論系演劇系などは中島梓を使っていたとなれば クイズは中島梓だったのね 今考えれば、あの執筆量の中よくレギュラー番組にご出演でした 「美少年学入門」は...
栗本薫文学忌、梓薫忌(しんくんきと読ませるようです) 中島梓といえば 「象印クイズヒントでピント」だけど 小説は栗本薫を使い 評論系演劇系などは中島梓を使っていたとなれば クイズは中島梓だったのね 今考えれば、あの執筆量の中よくレギュラー番組にご出演でした 「美少年学入門」は 大元は「JUNE」少年派宣言エッセイ 1984年新書館〜集英社文庫〜ちくま文庫 40年以上前のレトロな美少年学なのです 第一章 少年派宣言 少年ーそれは、ひとつの思想である 少年は、幻影でありかりそめなること 虚無なること 「滅び」をその基盤としたある「美」の体系 当時からポーの一族の萩尾望都さんとも懇意のようで 正にポーの一族が少年派宣言を体現したかのようです 文章からシャトーと薔薇が見えてくるような甘美な一章なのであーる。 少年の定義がなされている それは、永遠のネガティヴ受動態である それは、欲望から切り離された存在である それは、男たりえず、女たりえず それは、決して快楽を知ってはならない 第二章 美少年学入門 年齢派さほど関係なく、美少年は瞬間である 名前はもう一つの顔である 真の知性を持って欲しい 第三章 美少年の輪郭 竹宮恵子 ささやななえ 増山法恵 羅亜苦 中島梓 1978/12 掲載座談会 青池保子 木原敏江 中島梓 1979/2掲載座談会 それぞれ少年愛に溢れた面々の博識なるディスカッション 第四章 花の美中年学入門 「JUNE」復刊後 美少年=愛されるモノ 美中年=愛するモノ 愛する側の研究 第五章 少年愛幻想 対談 竹宮恵子 木原敏江 さらば、ジルベール・コクト「風と木の詩」 対談 竹宮恵子 中島梓 連載を終えて 持堂院から巣立った仲間たち「摩利と新吾」 対談 木原敏江 中島梓 完結を迎えて 特別付録 小説 〈遊戯〉 栗本薫 作 木原敏江 絵 あとがき 美少年よ、さらば 1984/5/1 反少年派宣言 1998/8/15 思いっきり個人的覚書で申し訳ない 昭和24前後生まれの1970年代に少女漫画を革新した24年組と呼ばれる女性漫画家さん達 萩尾望都 竹宮恵子 大島弓子 山岸涼子 などなど 栗本薫さんはもちろん 彼女達が夢中になって読んだのが森茉莉 森茉莉を育て上げたのは森鷗外 ってことは、耽美お耽美の大元は森鷗外なのでは! 栗本薫さんと森茉莉さん、読みたい作品がいっぱい。24年組のコミックも再読したい。
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BL草創期の立役者の一人である著者のエッセイを中心に、竹宮惠子や木原敏江などのマンガ家との対談、さらに「実践編」として短編小説「遊戯」を収録している本です。 古い本ですが、竹宮との対談のなかで、著者が「カップリングの思想」について語っており、すでにこのころからこうした基本的な構...
BL草創期の立役者の一人である著者のエッセイを中心に、竹宮惠子や木原敏江などのマンガ家との対談、さらに「実践編」として短編小説「遊戯」を収録している本です。 古い本ですが、竹宮との対談のなかで、著者が「カップリングの思想」について語っており、すでにこのころからこうした基本的な構図が自覚されていたことがわかります。そうした歴史的な関心から読むと、興味深い点も多く発見できるのかもしれません。 ただし本書には、一般的な理論を構築しようとする意図は見られません。文庫化にさいして増補された「反少年派宣言★」というタイトルの文章でも、「個人事情」に左右されるということをはっきりと述べており、本書で論じられているのは、著者自身のきわめて私的な「美少年学」です。著者にとっての「美少年」は、「十七歳に一日もかけてはならんし……二十七まではギリセンで許してしまうのだ」と規定されており、「ぎりぎりで少年にしちゃうというところが好きなわけ」だと述べられています。こうした著者自身のこだわりについて、行きつ戻りつしながら考察をかさねていくというスタイルで議論がおこなわれているのですが、趣味の対象について語ることはその本人について語ることと無縁ではなく、けっきょく著者の「個人事情」に話は立ちもどることもすくなくありません。 そのほかでは、竹宮惠子の『風と木の詩』や、木原敏江の『摩利と新吾』について、作家自身が著者の問いかけにうながされつつ分析をおこなっている対談は、これらの作品を読んだことのある読者にはおもしろいのではないかと思います。
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この本を読むには、私に当時の知識が無さすぎた。 1984年に書かれたものが1998年に出版されたもの。 著者の推し、沢田研二さんの美しさについて、どうにもピンと来ず、昔の写真を調べてみた。美しい!! 出てくる名前が一々分からず、一々画像検索するため、進みが遅く、、出直そうと思った...
この本を読むには、私に当時の知識が無さすぎた。 1984年に書かれたものが1998年に出版されたもの。 著者の推し、沢田研二さんの美しさについて、どうにもピンと来ず、昔の写真を調べてみた。美しい!! 出てくる名前が一々分からず、一々画像検索するため、進みが遅く、、出直そうと思った。 先ずは森茉莉から。 とはいえ、好きなものを語る時独特の熱量が楽しく、読了できた。
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集英社文庫版を古本屋で買いました。 完全なるタイトル買い。 でも、凄く面白いです。 さぁ、貴女も貴女の心の美少年を思い浮かべながら読んでみましょう! え?私ですか? 私の場合は不(以下強制終了)
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筆者と意見があわないことはあったが(笑)、過去の作品のよい資料になった。巻末におまけとして入っている小説も素敵。
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エッセイの部分は、年代が違いすぎて元ネタがわからず???という感じだったけど、竹宮恵子氏や木原敏江氏との対談は読み応えアリ! 重要なネタバレをしてるので「風と木の詩」と「摩利と新吾」は読んだ後この本を読んだ方が楽しめるかと思います。
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今読むと時代を感じる(ジュリーとか、たのきんトリオとか・・・)。ある時代の少女文化の遺産。今となっては教科書。竹宮恵子ら少女漫画家との対談も収録されている。
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中島梓はグイン・サーガの栗本薫の別名。表紙からもうすでに風と木の詩だから…もうなんとなく想像つくでしょう それにしてもこの人の文章独特すぎて、軌道にのるまでにすごい時間かかる
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