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鷲は舞い降りた の商品レビュー

4.5

59件のお客様レビュー

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2017/08/19

ハードボイルドの古典的名作。 多分、だいぶ昔に読んだような気がしたんですが、現在は家の本棚になく、改めて読みたくなって購入。 さすが「古典的名作」、めちゃめちゃおもしろいです。 また何年か後に再読します。

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2016/11/04

旧時代のエンタテインメントであることは否めないけど、この小説が現代の冒険物の雛型のひとつとなっていることを思えば、基軸として押さえておくべき一冊。

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2016/09/29

Excel読みたいリスト2014/8/19からの転記。きっかけ=本は10冊同時に読め!(成毛眞)書評。2016/9/29

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2016/06/22

冒険小説を読みたくなって、とりあえず傑作といわれる本書を読んでみた。第二次世界大戦中にドイツ軍が英国のチャーチル首相を誘拐(または殺害)を企てて実行するまでの物語。登場人物が実在の人なのでとてもリアリティーに満ちた展開となっている。一方で、史実ではチャーチル首相が誘拐されたり殺害...

冒険小説を読みたくなって、とりあえず傑作といわれる本書を読んでみた。第二次世界大戦中にドイツ軍が英国のチャーチル首相を誘拐(または殺害)を企てて実行するまでの物語。登場人物が実在の人なのでとてもリアリティーに満ちた展開となっている。一方で、史実ではチャーチル首相が誘拐されたり殺害されたりしたことはないので、作戦が失敗することも分かっている状態で読み進めることになる。普通は結末が分かっていたら楽しく読めないものだが、本書は登場人物の内面を含めて丁寧に描写することで、その結末に至った過程をドキドキさせながら読ませてくれる。ドイツ軍と英国の人びとをどちらが敵かという観点で描いていないのがいい。純粋に冒険小説としてフェアに書かれている。戦争なんて悪も正義もないと訴えているようにも感じた。本作品に登場するドイツ軍は当時の論理的な正義で作品を実行したにすぎないのだから。とにかく読みやすくて面白い。傑作といわれる理由は分かる気がする。

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2016/01/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

第二次世界大戦の最中、ドイツ軍は落下傘部隊を英国本土に降下させ、時の首相チャーチルを誘拐する作戦を立案します。 この荒唐無稽で無謀な作戦に参加することになったのが、シュタイナ中佐率いる部隊。 歴戦で活躍した英雄ながら、ある事件でユダヤ人少女を庇った格好になり、部隊ごと危険任務につかされ冷遇されていたシュタイナは、「自分は冒険家だ」の言葉とともに、この空前絶後の任務に挑みます。 作戦決行のその日まで、厳しい訓練を繰り返し結束を固めるシュタイナと部下、作戦に関わる他のメンバーの姿に、手に汗握り胸を熱くしながら「がんばれ、がんばれ」とエールを送っている自分がいました。 「鷲は舞い降りた」 部隊が予定どおり、本土への上陸を成功させたという暗号が打電された場面では、思わずガッツポーズを取ったほどです。 ただ、フレデリック・フォーサイスの「ジャッカルの日」で描かれた、フランスのドゴール大統領の暗殺計画同様、チャーチルがドイツ軍に誘拐も暗殺もされなかったのは歴史的事実です。 つまるところ、身も蓋もない言い方をするなら、ここからは「いかに計画が失敗していくのか」という物語なのです。 それでも、彼らの作戦を最後まで読み終えて、どこか清々しい気分で拍手を送りたい気持ちになること請け合いです。 スリルあり、ロマンスあり、人間ドラマありの彼らの冒険を、ぜひとも、多くの方々共有してほしいと思います。

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2015/10/08

冒険小説。ナチスが完全なる悪者として描かれていない。個々の信条や正義のもと、未来に希望が無くとも任務を遂行する格好良さがある。戦闘描写や死に様が鮮やかだった。

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2014/07/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

冒険小説の金字塔と呼ばれる本書。 第二次大戦末期、敗戦色濃厚なドイツ軍にイギリスのチャーチル首相誘拐のチャンスが訪れる。その任務に従事する落下傘特殊部隊の話。 主人公は珍しく第二次大戦下のドイツ軍将校。 通常、こういった小説でのナチスドイツ軍人は頭のいかれた鬼畜として描かれるが、本書に出てくるドイツ軍人は必ずしもナチスドイツに賛同はしないが、国のために戦う高潔な軍人達として描かれている。 そのため、正義の云々の話ではなくて、純粋に高潔な男の生きざまが描かれている。 前半は中弛みしたが、佳境に入ってからは面白かった。 ちなみにこの話は史実にある程度基づいているらしい

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2014/03/30

私は冒険小説は嫌いだと信じ込んでいた。 そんな思い込みを覆してくれたのが、同じくドイツ在住で私のミステリファン仲間のY子ちゃんなのであります。 今回、手術後、家で療養すると聞いたY子ちゃん。「いいから何も言わず読みなさい!」と送ってくれたのであります。(感謝してるよん、Y子ちゃん...

私は冒険小説は嫌いだと信じ込んでいた。 そんな思い込みを覆してくれたのが、同じくドイツ在住で私のミステリファン仲間のY子ちゃんなのであります。 今回、手術後、家で療養すると聞いたY子ちゃん。「いいから何も言わず読みなさい!」と送ってくれたのであります。(感謝してるよん、Y子ちゃん) それにナチが出てくるし、著者はイギリス人でしょ~っていうことはどうせドイツ人が悪者で・・・と思いながら読み始めると~メチャ面白いのよ! ナチかぶれの非人道的なドイツ人ばかりじゃないということを書いてくれて、私はとってもうれしかったのであります。 極秘で遂行されたチャーチル誘拐作戦。 念には念を入れて計画されたことだったんだけど、ホンの些細なことから計画に狂いが生じてきます。 登場するドイツ兵たちがいい人ばっかりで・・・泣けますよん。 言うまでもありませんが、ヒギンズ作品は初挑戦であります。 続編「鷲は飛び立った」を読まなきゃ~!

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2014/01/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

非常に映画的な小説。どうかわからないけど、敵方にも味方にもそれぞれいい人間、悪い人間、色々いる、というところがガンダムっぽい。

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2014/01/08

1975年に発表されたベストセラー小説。 1943年ナチスドイツ下落下傘兵精鋭部隊がイギリス首相チャーチルを誘拐する作戦を実行しようとする話。 「イーグルハズランデッド」という言葉だけでもうすでにかっこよすぎる。 登場人物それぞれのキャラクターも無駄なく表現され、シュタイナ中佐も...

1975年に発表されたベストセラー小説。 1943年ナチスドイツ下落下傘兵精鋭部隊がイギリス首相チャーチルを誘拐する作戦を実行しようとする話。 「イーグルハズランデッド」という言葉だけでもうすでにかっこよすぎる。 登場人物それぞれのキャラクターも無駄なく表現され、シュタイナ中佐もケーニヒもすばらしくかっこよい。残虐なドイツ兵という印象を忘れさせる。 戦争は無意味なことの積み重ねだと思うが、無駄なことだとわかっていながらやらねばならないことを貫くところに、胸をつく話がうまれるのだとあらためて思わせる作品である。

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