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日輪の遺産 の商品レビュー

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209件のお客様レビュー

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2023/08/26

泣けました。 なぜ、虚しい。 時代と言ってしまえばそれまでだが、今、私達が自由な生を享受出来るのも、この時代の人達の生き様の上に成り立っているのだなと思った。

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2022/08/15

このタイミングで読めてよかったと思いました。すすめてくれた先輩に感謝です。 戦争を経験していない僕らは一度読んでおいて損はないと思います。日本の軍人だけでなく、一般人や女学生含め、登場人物それぞれの「責任の自覚と勇気」が感じ取れます。読み応えのある物語です。

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2022/03/06

まさに今、ロシアのウクライナ侵攻を目の当たりにし、戦争の悲惨さをこの小説を通して改めて痛感しました。

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2021/03/29

夫の友人からお借りしました。 敗戦の瞬間から始まる人々の物語と、戦争経験のない現代を生きる人間の物語が、2つの時間軸で交互に展開していきます。 その構成力は抜群で、読みにくそうにみえてむしろ読みやすく、あとから分かる仕掛けも衝撃的です。 そして、必ずしも実話ではないのだ...

夫の友人からお借りしました。 敗戦の瞬間から始まる人々の物語と、戦争経験のない現代を生きる人間の物語が、2つの時間軸で交互に展開していきます。 その構成力は抜群で、読みにくそうにみえてむしろ読みやすく、あとから分かる仕掛けも衝撃的です。 そして、必ずしも実話ではないのだけど、こういう悲劇はいくらでもあったのだろうと想像される展開が戦争の悲しさを増長させます… 国のために生きて死んでいった彼らのことを、日本人として絶対に忘れてはならないし後世に伝えていかなければならないと強く思いました。 生き残った久恵さんの思いをもっと知りたかったな。切ないけど・・・

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2020/08/24
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※このレビューにはネタバレを含みます

壮大。 レガシーを送り出した会社は、かつてB29によって、壊滅したはずの、旧中島飛行機の後身である。 これは、宝探しの物語じゃねえ。 これは、国産みの神話だ。

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2020/08/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この本は戦中・戦後の混乱期に日本の先人たちの在り様と立ち居振る舞いにやるせなさと敬意を素直に抱いた作品だった。常に、浅田さんの本は少し暗いが匂いなど五感が働く。終戦間際に2百兆円もの軍事資産を米国に取られまいとし、国のトップから事前に隠せという勅命を受ける。資産隠しを知らずに作業させられる35人の女学生と教員。終戦の玉音放送を迎え、女学生と担任は1人を残し死んでいた。中盤、その真相が明らかとなり、また、重要人物のマッカーサー元帥の戦後処理の関わりなど、詳細に描写していた。今回は妻からの推薦でした。

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2019/11/05

あらすじ 帝国陸軍がマッカーサーより奪い、終戦直前に隠したという時価二百兆円の財宝。老人が遺した手帳に隠された驚くべき事実が、五十年たった今、明らかにされようとしている。

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2019/07/07

重くて読むのが苦しくなってくる箇所もあったけどなんとか読了。戦時下における軍の意向を守ろうとする人たちの葛藤が悲しい。どの人もみんな一生懸命だからこそ命令を全うすることの意義を考えてしまう。現代と過去を行ったり来たり、間を繋ぐ人物も絡み合って家族や人間の関わりの大切さも描かれる。...

重くて読むのが苦しくなってくる箇所もあったけどなんとか読了。戦時下における軍の意向を守ろうとする人たちの葛藤が悲しい。どの人もみんな一生懸命だからこそ命令を全うすることの意義を考えてしまう。現代と過去を行ったり来たり、間を繋ぐ人物も絡み合って家族や人間の関わりの大切さも描かれる。少女たちのくだりは最後にドカーンと胸にわだかまって複雑な読後感。

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2018/09/11

責任と勇気。 この言葉が本書を表現する一番適切な言葉だと思う。 主人公も女学生たちも周辺の人物も まさにそれをすべて成し遂げていた。 話の舞台と展開は、悲劇そのものだけど 悲しい、切ないのではなく 登場人物らが責務を全うしたことに対する畏敬の念や それを受けて今の自分を振り返り...

責任と勇気。 この言葉が本書を表現する一番適切な言葉だと思う。 主人公も女学生たちも周辺の人物も まさにそれをすべて成し遂げていた。 話の舞台と展開は、悲劇そのものだけど 悲しい、切ないのではなく 登場人物らが責務を全うしたことに対する畏敬の念や それを受けて今の自分を振り返り 今後どうするかを考える示唆を与えてくれた気がする。 読後はスッキリした気分になった。 最終章はやや蛇足感があった。 展開を追っていれば想像できる結末なので 想像で十分補えたのでは。

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2018/08/19

先日実家からたまたま借りてきました。 戦争の話はやはり重いから、普段はなかなか手に取らないけど、ちょうど終戦の夏だったから、厚いけど読んでみることにしました。 そしたら、大正解!!! おもしろかったー。浅田次郎さん自体久しぶりだったけど、これがめくるめく浅田ワールドだよなー。人...

先日実家からたまたま借りてきました。 戦争の話はやはり重いから、普段はなかなか手に取らないけど、ちょうど終戦の夏だったから、厚いけど読んでみることにしました。 そしたら、大正解!!! おもしろかったー。浅田次郎さん自体久しぶりだったけど、これがめくるめく浅田ワールドだよなー。人物描写が迫りくる感じがする。 真柴もいいし、金原もいい。小泉もいい。 真柴が話の中心ではあるけど、戦後家族を持ち、事業を拡大していった金原の苦悶もとても大きいと思うから、金原のスピンオフも読みたいと思ったり。 それに、堺雅人さんの真柴はぴったりな気がして、映画も観たいー。

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