ターン の商品レビュー
タイムリープものは好きだけど、 ここからどうやって広げるの? と最初は心配しましたが、とんでもない。 SF要素に加え、感動あり、ラブあり、ヒヤヒヤありのてんこ盛り。 また文体も素敵でした。
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時と人の三部作、第2弾。再読。十数年前なので、ほとんど忘れてた。でもタイヤを焼くシーンと、一番最後のセリフはなんとなく覚えてたかな。 前半はちょっと退屈だけど、状況を理解するために必要。 真ん中あたりで新しい登場人物が出てきてから話が展開し始める。 シリーズ第一弾が17歳の...
時と人の三部作、第2弾。再読。十数年前なので、ほとんど忘れてた。でもタイヤを焼くシーンと、一番最後のセリフはなんとなく覚えてたかな。 前半はちょっと退屈だけど、状況を理解するために必要。 真ん中あたりで新しい登場人物が出てきてから話が展開し始める。 シリーズ第一弾が17歳の多感な時期の話だったのに対して、知っていたけど会ったことのなかった運命の人との恋愛という感じか。 最後、どう切り抜けることになるのかと思ったが、まあそういうことだね。
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再読。 昔読んだのは、学生の頃。当時の私はラノベ好きのオタクで、この本を貸してくれたのは本物の「本好き」な友人だった。 あれから15年ほど経った。 ストーリーはほとんど忘れて、主人公が生ゴミを埋めるのと、東京に豪遊するシーンだけ無駄に覚えていた。けれど、読み返すと「ああ、この...
再読。 昔読んだのは、学生の頃。当時の私はラノベ好きのオタクで、この本を貸してくれたのは本物の「本好き」な友人だった。 あれから15年ほど経った。 ストーリーはほとんど忘れて、主人公が生ゴミを埋めるのと、東京に豪遊するシーンだけ無駄に覚えていた。けれど、読み返すと「ああ、この表現は」「このエピソードはこの本だったのか!」というシーンが多々あった。 グラスに入った牛乳、泳ぐ蛇、あめんぼの影、「とろん」という言葉を使った水の表現。 あれから何冊も本を読んだ。けれど、こんなにも私の言葉に影響を及ぼした本があっただろうか。 こんなにも愛おしいシーンが詰まった本があっただろうか。 主人公と、それを助ける泉さん、2人の感性がとてもステキ。楓の木の「フウ」という響きについて語り、木の様子をすぐに見に行ってくれる泉さんの。センスオブワンダーを大人になっても持っている人とは、こんな人なのかもしれない。 時の三部作、残りの本も読みたくなりました。
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先に読んだ「スキップ」に比べて、こちらの方がサスペンスタッチで引き込まれた。 「ターン」という題名通りに、何度も何度も同じ日に遡ってその先に進めない、というお話しだけど、更にひとつ捻ってあるのがいい。
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図書館で借りた本。現実の森真希は交通事故で意識が目覚めず5ケ月が経つ。夢の中の真希は毎日を普通に過ごしていた。だが周りに人がいなかったり不自然さは感じていたのだが、ある日電話が繋がって現実の真希の様子を知る事になり…と言う話で単調な日々の描写が長いのもあって、あまり面白さは感じず...
図書館で借りた本。現実の森真希は交通事故で意識が目覚めず5ケ月が経つ。夢の中の真希は毎日を普通に過ごしていた。だが周りに人がいなかったり不自然さは感じていたのだが、ある日電話が繋がって現実の真希の様子を知る事になり…と言う話で単調な日々の描写が長いのもあって、あまり面白さは感じず終わった。
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分厚いのでなかなか読もうと思えないのだけれど、好き。繰り返して繰り返してその先に出会うものがいい。北村さんの時の三部作はどれも好きだけど、特にこの作品が好きです。
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繰り返しの前半にあきあきしつつ、読みすすめたら、意外な展開に。形がないのに実を伴う、人とのつながり。不安定のようでいて、深い絆。其処此処にうなづきポイント(笑)まったく著者が男性とは思えない!
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この単行本がでた直後くらいに(97年か)買って、 一度読んだ本です。 「時と人」三部作の、これが第一作目かと思ってましたが、 一作目は「スキップ」でしたね。 改めて読んで「ターンって、こんな話だったっけ?」と 最初は思ってましたが、だんだんと「そうそう、こんな話だった」 と思い出してきました。 ちょうど先日、「乙女の美術史」を読んだところで、 そこに出てきたカミーユ・クローデルのことがここにも 出てきて、昔は「誰ですか」と思ってたこともしっかりと わかってる上で読めて、タイムリーでした。 同じ1日を、何度も繰り返す。しかもたった一人で。 そんなことになったら、私は一体どうするだろうなぁ。 とりあえずしばらくの間は、好きなところに行って、好きなものを 食べ、好きなものを見て、好きな本を読んだりするけど、 すぐ嫌になるだろうな。 ゲームなんてやってて、セーブしても無駄なんだし。 そこにかかってきた、一本の電話。 しかも相手は異性で、好ましい感じ。 いや~、好きになるでしょ。 しかし、最後の辺りで出てきた柿崎君。 この人は、登場させる意味あったのかな? 出てきたほうがドキドキ感があったのは確かだけど。
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人と時間の関係をモチーフに描いた、ファンタジー調のボーイ・ミーツ・ガール小説。 時空を超えて出逢った、ひと組の男女の淡い恋愛。 思考実験的な要素を随所に散りばめながら、断絶された時空を超えて愛を確かめ合うことの喜びや孤独さを浮き彫りにしている。 最高に盛り上がるのが、主人公...
人と時間の関係をモチーフに描いた、ファンタジー調のボーイ・ミーツ・ガール小説。 時空を超えて出逢った、ひと組の男女の淡い恋愛。 思考実験的な要素を随所に散りばめながら、断絶された時空を超えて愛を確かめ合うことの喜びや孤独さを浮き彫りにしている。 最高に盛り上がるのが、主人公の男女が出逢う場面。 切迫した状況の中、お互い真剣になればなるほど空回りしてしまう男女の滑稽さを、スリリングかつユーモラスに描いているあたり。 登場人物にも非常に好感が持てるのもこの作品の魅力だった。 特に主人公の森真希の人物造形が素晴らしい。 優しくて、寂しがりやで慎重。そして少し我が儘な29歳の女性を、瑞々しく描いている。
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再読。 「時と人」3作シリーズの内2作目にして、一番のお気に入り作品です。 事故後気がつくと、日付は前日で自分以外誰もいない世界だった。 そして何をやっても一定の時間になると事故前日に戻ってしまう。 そんな時の牢獄みたいなものに閉じ込められた女性のお話。 初めは登場人物一人の場面なのに『天の声』と会話してて戸惑いましたが、読んでるうちに慣れた上、その声の正体がわかってからは更に楽しめました! それにしても、「スキップ」でも思ったのだけど、私が同じ状況だったならきっと持たないだろうなあ。 女性は強しということか
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