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源氏の明り の商品レビュー

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2019/01/24

尾崎左永子 「 源氏の明り 」 源氏物語 の ほのかな明かり にスポットを当てた本。月明かりや雪明かりの表現の多さに驚く 「にほふ」と「かをる」の違い *にほふ=視覚的、かをる=臭覚的 *さくらがにほふ=ほんのりひかり輝く美しさ 明かりが人物像やシーンを象徴 夕顔「花の白い...

尾崎左永子 「 源氏の明り 」 源氏物語 の ほのかな明かり にスポットを当てた本。月明かりや雪明かりの表現の多さに驚く 「にほふ」と「かをる」の違い *にほふ=視覚的、かをる=臭覚的 *さくらがにほふ=ほんのりひかり輝く美しさ 明かりが人物像やシーンを象徴 夕顔「花の白い光」「いさよふ月」 *一夜かぎりのひそかな花 *ほの明かりの中に描かれている→切なさと儚さ もののけ=目に見えない気配、無形の災 *大きな邸と灯火により生まれた→王朝の闇 *闇の支配の中での存在→闇への怖れ 蛍「さと光るもの」 *予期しない光→蛍兵部卿宮が 光の中の玉鬘に心惹かれる 賢木「雷見舞」 *雷見舞をきっかけに 源氏が窮地に陥る(須磨へ) *雷の激しい夜の密会 月明かり *末摘花「月下の垣間見」 *須磨「入り方の月」 *花宴「おぼろ月夜」 *朝顔「月に雪の光あひたる」 雪明かり *末摘花「雪の光」

Posted byブクログ