職人 の商品レビュー
20150427読了 1996年発行。職人語録がたっぷり。●著者は尺貫法の復権運動を行い、伝統的な職業における尺貫法の使用継続を勝ち取った。その概要が記してある本。●一澤帆布の大将との対談。
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語録と対談 内海好江と一澤帆布の人 庭は座ってみるように設計されている 銀閣寺の庭、植物は大きくしない 足利所軍が見たそのままの姿 狸の置物、前金説 職業に貴賎はないと思うけれど 生き方には貴賎がありますねぇ うなぎを焼くのは、身を焦がさないように タレを焦がすのがコツです カンナをひいて、そのカンナ屑が板より長くなると ちょっと腕がよくなったというか・・・・ 大工の棟梁辞めてタクシーの運転手 「欲しい材料が手に入らない」 「若い者がいつかない」 「腕を認めてくれる人がいない」 掃除がきちんとできないやつは、ロクなもんじゃありません ものをつくる人間は、まず掃除から修業すべきです 外在は電気鉋の方が仕上げがきれい 日本古来の鉋は合わない 畳の焦げあとの直し方 プロとアマチュアの違い アマチュアはミスをごまかせません
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職人のことばはいい 朴訥の中に真実は眠る しかし、ことばより、モノに魂が込められる職人の世界だけに、本当の意味がまだわからない もう少したってから再読したい
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職人カッコいい。 自分も、 「誰某というえらい人がいてね…」 なんて言われなくて良いから、成果を残したい。 できれば、自分が手を引いた後もそこからまた成長していってほしい。
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結局、職人とはどうあるべきかということは、自分自身で決めるものなんだと思いました。『職人よりも芸術家になりたがる人が多い』と書かれてますが、ある程度腕がついてきたら自分を表現したいと思う人が出てきても、僕は違和感は覚えません。昔も今も変わらない価値観だと思います。時代に沿って育て...
結局、職人とはどうあるべきかということは、自分自身で決めるものなんだと思いました。『職人よりも芸術家になりたがる人が多い』と書かれてますが、ある程度腕がついてきたら自分を表現したいと思う人が出てきても、僕は違和感は覚えません。昔も今も変わらない価値観だと思います。時代に沿って育てた職人は、時代が必要とする職人になるはずです。自分を磨いた上での自己満足が人を育てるってことでしょう。
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職人と作家は違う、ってこと、初めて知った。 作家になると、その作品はもう伝統工芸にはならない。職人の作る商品には、無名性のさわやかさがある。そう述べられているのが印象的だった。
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[ 内容 ] 「職業に貴賤はないと思うけど、生き方に貴賤がありますねェ」―モノをつくる職人さんたちだからこそ言える知恵に満ちた言葉の数々。 そして、対談・インタビュー、講演録などで構成する紙上バラエティ。 『大往生』『二度目の大往生』に続く、ご存じ永六輔ワールド第三弾。 著者いわく、「私はこれを一番書きたかった」。 [ 目次 ] 1 語る―「生き方には貴賤がありますねェ」 2 怒る・叱る―「怒ってなきゃダメだよ、年寄りは」 3 つきあう―「必要なものは高くても買うのが買物です」 4 訪ねる―「使い込んでこそ美しい」 5 受け継ぐ―「職人大学学生諸君!」 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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職人さんの言葉には”真実”がある。 まさしくそれは、職業ではなく”生き方”だからなんだろう。 だから私は職人さんが好きなんだ。
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相当に腕のいい職人だったそうで、何年でもお客を平気で待たせたり、またお客ものんびり待っている、好き勝手に生きて祖母にさんざん苦労をかけて、ボケて死んだ後まで法事の度に大雨やらかんかん照り、と親戚たちに言われていた祖父。血は繋がっていないし、顔も知りませんが、まあエピソードにことか...
相当に腕のいい職人だったそうで、何年でもお客を平気で待たせたり、またお客ものんびり待っている、好き勝手に生きて祖母にさんざん苦労をかけて、ボケて死んだ後まで法事の度に大雨やらかんかん照り、と親戚たちに言われていた祖父。血は繋がっていないし、顔も知りませんが、まあエピソードにことかかない人なので話のネタに重宝させて頂いております。そんな人達が満載…というわけでもなく、もっとまっとうな職人の話がたくさん。みんなが職人だったら、世の中もっと自由でしょうね。
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「ゆっくり喰ってると口の中でウンコになっちゃうぞ」 「何かやりましょうかじゃねぇ。やる事めっけてさっさとやれ!」など、今や爺さんにも云われない職人語録がうじゃうじゃです。しかし、人を育てるっていう大切な事を気付かせます。 あまり大人に怒られなくなった大人へ。
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