私という他人 の商品レビュー
自分の中に自分の知ら…
自分の中に自分の知らない「私」がいる「私は誰なのか」もの静かな若い女性が偏頭痛が治らないといって精神科を訪れた。面接を重ねる精神科医の前で、彼女は突如、まったく別人格をもつもう一人の女に変わった。
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私なんだけど、自分の…
私なんだけど、自分の中には他人がいて・・・多重人格についての本です。
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人格ってのは、人そのものだと思っていたが、ちょっと修正しないといけないようだ。ホワイト、ブラック、ジェーンは消滅したのか統合されたのか、個性的で魅力的な3つの人格が消滅したのなら寂しさを感じる。 70年代の同名テレビドラマでは三田佳子さんがイブを演じていた。人格交代の瞬間の演技は...
人格ってのは、人そのものだと思っていたが、ちょっと修正しないといけないようだ。ホワイト、ブラック、ジェーンは消滅したのか統合されたのか、個性的で魅力的な3つの人格が消滅したのなら寂しさを感じる。 70年代の同名テレビドラマでは三田佳子さんがイブを演じていた。人格交代の瞬間の演技はぼんやりとしか覚えていないが、気味が悪く怖かったことだけは鮮明に覚えている。
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「『私』は脳のどこにいるのか」澤口俊之 心は脳の活動である 自我は前頭連合野の活動である 自我と呼ばれるものが活動しているときに脳内で何がおこっているか、ということは、少なくとも本書の主張するところで殆ど尽くされているように思う。 しかし読みはじめたときの期待とは異なり、それ...
「『私』は脳のどこにいるのか」澤口俊之 心は脳の活動である 自我は前頭連合野の活動である 自我と呼ばれるものが活動しているときに脳内で何がおこっているか、ということは、少なくとも本書の主張するところで殆ど尽くされているように思う。 しかし読みはじめたときの期待とは異なり、それですべてがすっきりする訳ではないのだった(当たり前だが)。 むしろここで示されたことを誰もがわきまえるべき前提としつつ、その先の問題を考えなければならない。 脳科学研究による解明は欠かせないものとして、同時に「私とはなにか」を社会学、心理学、哲学の知見で考え続けなければならない理由がある。理系/文系というすでに無用の二項対立に収束してしまうことなく、全体としての人間を考えていくべきなのだと思う。 心と自我について積み上げられてきた2000年に及ぶ思索の営為にたいする敬意が欠けているような書きぶりなのも(信じるかどうかは別にして)気になった。 これ以降の著書量産ぶりもすごいな…。
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タイトルに惹かれて手に取りました。著者は北大助教授。その後北大を退職したようで、どうしたのかと思ったらセクハラ問題があったようですね。私は知りませんでしたが、現在よくTVに出ている方とのこと。そういえば見たことあるかも。 本書を読んでいて、何か語り口が偉そうなのが気になっていま...
タイトルに惹かれて手に取りました。著者は北大助教授。その後北大を退職したようで、どうしたのかと思ったらセクハラ問題があったようですね。私は知りませんでしたが、現在よくTVに出ている方とのこと。そういえば見たことあるかも。 本書を読んでいて、何か語り口が偉そうなのが気になっていましたが(科学者の方が書いた本でこう感じるのは珍しいです)、やはり人格に少々問題がある方なのかもしれませんね。内容はいまいちでした。
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名前だけは何処かで知っていて、卒論を書くために読み込むこととなり、その際にしっかりと向き合った一作。ていうか買わなきゃいけない。小さいので大きいのはないのだろうか…← 多重人格――現在では“解離性同一性障害”と呼ぶことが正しいとされていますが――の患者と向き合い、その際に感じ...
名前だけは何処かで知っていて、卒論を書くために読み込むこととなり、その際にしっかりと向き合った一作。ていうか買わなきゃいけない。小さいので大きいのはないのだろうか…← 多重人格――現在では“解離性同一性障害”と呼ぶことが正しいとされていますが――の患者と向き合い、その際に感じた情動や客観的な場面やそういうものがつらつらと述べられています。 “なぜそうなったのか”もそうだけれども、“どうやってなおすべきか”といったことが事細かに記された一作。 “統合”は“なおす”と同意義なのか違うのか。必要だからこそその人格は現れているわけで、決して“イラナイ”わけではなく…だが…そう感じながらぱらぱらとめくった。未だに解離性同一性障害は未知数な症状であるといわれているけれども…。
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キイスの「五番目のサリー」に書名が載っていたので読んでみました。 事実は小説より奇なりというか、むしろフィクションであって欲しかった…。
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実に10年以上前に読み始めた本だ。最初みつけたのは小学生の時だった。まー当時からこーいうのに興味があったのね。しかしさすがの私も小学生では難しかったみたい。一生懸命読み進めて挫折したとこまで今回は一息に読めちゃったもんね。実話というところがすごい。確かにこれは小説ではなく論文でも...
実に10年以上前に読み始めた本だ。最初みつけたのは小学生の時だった。まー当時からこーいうのに興味があったのね。しかしさすがの私も小学生では難しかったみたい。一生懸命読み進めて挫折したとこまで今回は一息に読めちゃったもんね。実話というところがすごい。確かにこれは小説ではなく論文でもないけどみせるものがある。私の生まれる前の事例?ストレスって大変。精神障害ってちっとも隠すべき病気じゃない。むしろ患者は繊細な被害者だ。それにしても心理学って科学っていうには曖昧で頼りない学問ね。これなら宗教の方がよっぽど科学的だわ。こーコロコロ説が、いわゆる真実が変わったりあちこちにあったりしたらたまらん。イヴ・ブラックの楽天的で憎めないとこが好き。'90
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