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着物の悦び の商品レビュー

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21件のお客様レビュー

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カラー写真は4枚。文…

カラー写真は4枚。文中によく出てくるお店「志ま亀」のこくのある色、というのが一目でわかりました。うぐいす色の友禅訪問着、振振に貝合わせの着物が個人的に好き。年上の仲の良い女性が、ざっくんばらんに着物について経験談やお勧めを語ってくれるのを、ふんふん聞いている気分の楽しい一冊です。...

カラー写真は4枚。文中によく出てくるお店「志ま亀」のこくのある色、というのが一目でわかりました。うぐいす色の友禅訪問着、振振に貝合わせの着物が個人的に好き。年上の仲の良い女性が、ざっくんばらんに着物について経験談やお勧めを語ってくれるのを、ふんふん聞いている気分の楽しい一冊です。もともとが着物がある環境でなかった女性が語ってくれる着物についての本はなかなかないので、非常に参考になる上に、著者の本来の「面白さ」もしっかりあって、参考書兼娯楽用として、読み返してます。

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最近着物って流行って…

最近着物って流行ってきてますね、やっぱりまだまだ洋服と比べて面倒なことは多いけど、楽しんで着物を着るのは素敵だと思います

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着物の失敗談など。着…

着物の失敗談など。着物好きでなくても大丈夫です。

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彼女は着物が好きだと…

彼女は着物が好きだといっているわりには、浴衣は絶対着ないような気がするなあ。。。達磨みたくなって似合わないのが分かっているからか、ぜったいイナセな着方ができないのを知っているからなのか。この本も「着物の喜び」というより、ただしくは「着物を”買う”喜び」に題名直した方がいいかも。。...

彼女は着物が好きだといっているわりには、浴衣は絶対着ないような気がするなあ。。。達磨みたくなって似合わないのが分かっているからか、ぜったいイナセな着方ができないのを知っているからなのか。この本も「着物の喜び」というより、ただしくは「着物を”買う”喜び」に題名直した方がいいかも。。。

文庫OFF

2024/05/03

今年に入って着付けを習い始めたので読んでみました。時代や林さんの経済力もあるけど、着物ってお金掛かるなぁと思ってしまった。 あとがきの、「誰がここまで着物をむずかしくしたのだろうか」に激しく同意。もっと気軽に楽しみたいと思った反面、これを執筆した時の林さんは今の私より年下という事...

今年に入って着付けを習い始めたので読んでみました。時代や林さんの経済力もあるけど、着物ってお金掛かるなぁと思ってしまった。 あとがきの、「誰がここまで着物をむずかしくしたのだろうか」に激しく同意。もっと気軽に楽しみたいと思った反面、これを執筆した時の林さんは今の私より年下という事に衝撃。

Posted byブクログ

2022/08/25

筆者が単衣の長襦袢の話をしていたが、お茶会では先生方から単衣の下は絽の襦袢で構わないと言われてかれこれ20年、わざわざ単衣用を誂えたことはない。麻を合わせても注意されたことはない。もしかするとお点前さんになれば何か言われたかもしれない。現代だと長襦袢は白ならお茶会でそこまで厳格な...

筆者が単衣の長襦袢の話をしていたが、お茶会では先生方から単衣の下は絽の襦袢で構わないと言われてかれこれ20年、わざわざ単衣用を誂えたことはない。麻を合わせても注意されたことはない。もしかするとお点前さんになれば何か言われたかもしれない。現代だと長襦袢は白ならお茶会でそこまで厳格な決まりはないと思う。 時代によって着物の解釈も変わりうるというのは筆者の実感として語られていたが、そういうことなのだろう。 越後上布のくだりの「これをまとうには、私にはまだ多くのものが不足していると思う」というのは自分にも当てはまる。とっておきの着物はTPOにもこだわりたくなる。結果、箪笥にしまわれることになるのだ。 展示会のお話は興味深かった。いろんな失敗をしても展示会に行って着物を買う林さんはメンタルも経済力も逞しい。一方私は押し売りに近い販売員さんに辟易して、それ以来着物はすべてネット通販で購入している。あれこれ見れないのは残念だけど、思考を奪われるのは御免被りたい。訪問着から大島、結城などの紬、ポリの着物までネットで幅広く手に入るので、また筆者が着物のエッセイを書くならネット通販についても書いてほしいなと思った。

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2021/05/22

成人式や結婚式、特別なシチュエーションでしか着たことがなかった着物。ひょんなことから着物に興味を持ち、林真理子の着物のエッセーを読んでみた。失敗したり恥をかいたりしながら着物にのめり込んでいく著者の様子が面白可笑しく、一気に読み終えた。 箪笥の肥やしと化した着物を、また着てみよう...

成人式や結婚式、特別なシチュエーションでしか着たことがなかった着物。ひょんなことから着物に興味を持ち、林真理子の着物のエッセーを読んでみた。失敗したり恥をかいたりしながら着物にのめり込んでいく著者の様子が面白可笑しく、一気に読み終えた。 箪笥の肥やしと化した着物を、また着てみようかなと思う。

Posted byブクログ

2019/08/26

着物の世界もかつてよりずいぶん敷居が低くなり、自由な感想を綴ったエッセイも多く刊行されていますが、本書は経済力もセンスもある大人の女性の立場から、ほんとうの着物の楽しみかたを若いひとに伝えるとともに、お高くとまった伝統的な着物の世界の閉鎖性に対する辛辣な意見を織り込んだエッセイで...

着物の世界もかつてよりずいぶん敷居が低くなり、自由な感想を綴ったエッセイも多く刊行されていますが、本書は経済力もセンスもある大人の女性の立場から、ほんとうの着物の楽しみかたを若いひとに伝えるとともに、お高くとまった伝統的な着物の世界の閉鎖性に対する辛辣な意見を織り込んだエッセイです。 この著者の立ち位置が絶妙で、しかもエッセイの名手らしい小気味のよい言葉で語られているので、ほとんどなじみのない世界であるにもかかわらず、楽しんで読むことができました。

Posted byブクログ

2019/05/18

着物に夢中になった著者が、買いまくり、あれこれ失敗をして、挙句に日舞とお茶も習って、着物の魅力にとりつかれたエッセイ。 着物は、洋服やブランド品やジュエリーと同じく女性を待ち受ける魔性の散財対象のようだ。 理性が飛んじゃって衝動買いしたり、展示会で言われるままに、何十万、何百万を...

着物に夢中になった著者が、買いまくり、あれこれ失敗をして、挙句に日舞とお茶も習って、着物の魅力にとりつかれたエッセイ。 着物は、洋服やブランド品やジュエリーと同じく女性を待ち受ける魔性の散財対象のようだ。 理性が飛んじゃって衝動買いしたり、展示会で言われるままに、何十万、何百万を使ってしまう。 着物屋さんにしてみれば毎度あり、であるが、普通の人は恐ろしくて近づけないワールドであろう。 買うのに何十万とする。 お店で気軽に買えない。販売員がしつこい。 お手入れが大変。 着まわし、着る機会が限定される。 濡らしたり、走ったり、車の運転ができない。 下着や小物など付属品が多い。 着るのに時間がかかる。 着あわせルールやマナーが複雑で難しい。 高い安いで値踏みされたりセンスをチェックされる …こんなに大変なものを、着たいという人が減ってしまっても仕方がないと思う。 だから、現代人は、 安い 手入れが簡単 すぐに着られる 付属品がシンプル マナーは簡略 という風にしなかったら着物は着られないと思う。 昔の人だって絹物を着てお姫様のように暮らしていた人ばかりではない。もっと街着や普段着、家事作業着があったはず。豪華な人間国宝の手描きや手織りの高級品より、そっちの方が求められていると思う。

Posted byブクログ

2016/12/12

結構前の本なんだな。 著者の当時の年齢が自分と近くて、初心者には面白く読めました。 わりと傲岸不遜て感じの自己分析がこの人らしい(笑)

Posted byブクログ