タイタニックは沈められた の商品レビュー
巨大豪華客船タイタニック号は、1912年4月15日に北大西洋で氷山に激突し、大惨事に至るまでに人為的な事故の要因があったとする、20世紀最大級の謎に迫るノンフィクションです。姉妹船オリンピック号の替え玉疑惑、タイタニック号の船主 J.P.モ-ガン、汽船会社社長イズメイ、造船所社長...
巨大豪華客船タイタニック号は、1912年4月15日に北大西洋で氷山に激突し、大惨事に至るまでに人為的な事故の要因があったとする、20世紀最大級の謎に迫るノンフィクションです。姉妹船オリンピック号の替え玉疑惑、タイタニック号の船主 J.P.モ-ガン、汽船会社社長イズメイ、造船所社長ピリ-の査問会での隠蔽疑惑、タイタニック号船長の危険回避を無視した謎の行動、石炭庫の火災を隠したままサウサンプトン港を出航した謎の数々は暗い海底に深く眠ったままですが、タイタニック号の沈没は、故意による過失によるものと結んでいます。
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人類史上、科学が最も目覚ましく発達したであろう20世紀。その開始期である1912年4月15日、当時の造船技術の粋を集めて建造された巨大豪華客船タイタニック号が大西洋の藻くずと消えた。機械文明の極致を歩みだした人類の象徴とも言える、沈むはずのない技術の結晶が、いともたやすく沈んでし...
人類史上、科学が最も目覚ましく発達したであろう20世紀。その開始期である1912年4月15日、当時の造船技術の粋を集めて建造された巨大豪華客船タイタニック号が大西洋の藻くずと消えた。機械文明の極致を歩みだした人類の象徴とも言える、沈むはずのない技術の結晶が、いともたやすく沈んでしまったのである。 その結果として、さまざまなタイタニック伝説が生まれることになるのだが、著者である二人は、大胆な仮説と丁重な筆致で、その真相に迫ってゆく。それは、あたかも絡みついた糸玉を解きほぐすようである。 とは言え、この手の本に多く見受けられる仮説の立証に基づいた事実解釈が多いところは否めない。しかしながら、冒頭にあるタイタニック号の勇姿や、船と運命を共にしたエドワード・J・スミス船長の写真をはじめとして、随所に掲載されている当時の写真を見るだけでも、本書を手にする価値はあると思う。
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悲しくしかし随分昔の今となってはロマンチックな悲劇が、これを読むと全然違った保険金詐欺のための事故となる。 読んだのは随分前で詳細は忘れたが、膨大な資料で検証してみえてきたものが、保険金詐欺だった、読んでいて恐ろしくなった記憶が。 亡くなった方が多いし、恐ろしい犯罪だと思う。...
悲しくしかし随分昔の今となってはロマンチックな悲劇が、これを読むと全然違った保険金詐欺のための事故となる。 読んだのは随分前で詳細は忘れたが、膨大な資料で検証してみえてきたものが、保険金詐欺だった、読んでいて恐ろしくなった記憶が。 亡くなった方が多いし、恐ろしい犯罪だと思う。 タイタニックの話題があったので思わず検索してアップしたんだけど、続編出てたんで読みたいな。
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今の所この説は証拠がなくて、研究家たちに相手にされていないようであるが、当時の膨大な資料を元に真相を追求しようとする姿勢は大したものだと思う。ただ、書いている対象が既に存在しない会社であるところが、気になる部分ではある。(ホワイトスターラインはキュナードに吸収されて1930年代に...
今の所この説は証拠がなくて、研究家たちに相手にされていないようであるが、当時の膨大な資料を元に真相を追求しようとする姿勢は大したものだと思う。ただ、書いている対象が既に存在しない会社であるところが、気になる部分ではある。(ホワイトスターラインはキュナードに吸収されて1930年代に消滅している)
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