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白愁のとき の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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 正に 私の頭の中の…

 正に 私の頭の中の消しゴム です。作者が珍しくミステリー以外のジャンルに挑戦した一冊です。この作品を書く為の重圧とストレスでその後3年間原因不明の腰痛に悩まされたそうです。 誰でもが経験している物忘れがアルツハイマーの前兆だと思うとぞっとしますよ。 気軽に読める作品ではありませ...

 正に 私の頭の中の消しゴム です。作者が珍しくミステリー以外のジャンルに挑戦した一冊です。この作品を書く為の重圧とストレスでその後3年間原因不明の腰痛に悩まされたそうです。 誰でもが経験している物忘れがアルツハイマーの前兆だと思うとぞっとしますよ。 気軽に読める作品ではありません。心してお読み下さい。

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 アルツハイマーの告知 自分の人格が壊れていく過程が妙にリアルで恐かったデス

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2022/12/31

夏樹静子の作品は、心理描写がうまいと思います。 この作品でも、50代で造園設計家という仕事をしている主人公の心理を巧みに描いています。「アルツハイマー病」とか「精神余命」という言葉は、50代の働き盛りにとっては、できれば他人事であってほしいものです。 主人公に感情移入してしまうの...

夏樹静子の作品は、心理描写がうまいと思います。 この作品でも、50代で造園設計家という仕事をしている主人公の心理を巧みに描いています。「アルツハイマー病」とか「精神余命」という言葉は、50代の働き盛りにとっては、できれば他人事であってほしいものです。 主人公に感情移入してしまうのは、今の時代では50代、60代がまだまだ現役だからです。

Posted byブクログ

2012/11/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

アルツハイマーを題材にした本は、今までいくつか読んできたけど、これが一番共感できなかった。 やっぱり一番共感できたのは『恍惚の人』その次が『明日の記憶』 この本はね~、なんかウンチクや理論が多すぎて読みづらい。 で、本人の「どーしよー」って気持ちはわかるんだけど、その周りの家族の気持ちがほとんど書かれてないの。 だから、後半の方で、奥さんが切れたシーン。そこがとっても印象的だった。 本当に自分が若年性アルツハイマーになったら、やっぱり家族のことを一番に考えると思う。 なのに、この人、突然好きになった女と不倫旅行して、しかも最後は愛人のとこに転がり込むか~? で、果てには、自殺のことを考えるなんてさ、なんて勝手な人なんだ。って思った。 こんな奴だったら、もう勝手にボケて死ねばいい。 って思った。 夏樹静子は、アルツハイマーに若くしてなった大変さを書きたかったのか。それとも、卑怯で身勝手な男のことを書きたかったのか。わからない。

Posted byブクログ

2023/07/23

若年性アルツハイマーをテーマにしたお話です。 こちらも働き盛りの52歳の男性。造園設計をしていて、雑誌などにも取り上げられたり、海外の賞をとったりするほどのやり手。 でも、アルツハイマーになってしまいます。 何エーカーもある広大な土地全体をデザインする・・・という、自分にと...

若年性アルツハイマーをテーマにしたお話です。 こちらも働き盛りの52歳の男性。造園設計をしていて、雑誌などにも取り上げられたり、海外の賞をとったりするほどのやり手。 でも、アルツハイマーになってしまいます。 何エーカーもある広大な土地全体をデザインする・・・という、自分にとっても記念碑になるような仕事だけは、最後にやりとげたい。 でも、自分の「精神余命」はいつまでもつのだろうか・・・・ というお話です。

Posted byブクログ