新選組始末記 改版 の商品レビュー
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※2004.3.21購入 2004.4.10読了 2024.6.1再購入@BOOK OFF浅草稲荷町店 2024.6.23、2004年に購入した本を売却せず残していたことを発見!
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取材や文献から事実を積み上げて新撰組を描いているのが、他の小説とは違い、新鮮であった。 組織の始まり、成長、絶頂、人員の増加、分裂、低迷、時代の流れに逆らえない最期。 どこか、ベンチャー企業の成長物語と最後を見ているような気さえした。
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何度目かの再読。新選組ものの全ての源はここにあるよな。見廻り組との絡みが記されてる書籍を探しているが、なかなか見つからない…
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「深雪太夫」と名乗る人のエピソードがおもしろかった。近藤が囲った妾で、病死した後その妹も近藤に見受けされた、というのに、本当はおばあさんになって生きていた?嘘とも思えぬ細かい身の上話。 とにかくこの本はものすごい情報量で、難しいところも多いからある程度新選組を知ってる人におすすめ。資料という感じ。
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1996年(底本1929年)刊行。 著者は元読売新聞・毎日新聞記者。 新撰組研究の古典だが、小説と同じく流れに乗っているので、本書の意味は書簡などが豊富に掲載されている点か。 なお、山南敬助に関しては、著者は、土方歳三と新選組内での覇を競い、尊王派の志向を優先したために粛清されたとの立場にたつ。 かように隊士其々につき、新選組(上京前、更には新選組と名乗る前の浪士組を含め)全体を追いかけた書だが、局長近藤勇の為人を開陳する件が多く、近藤勇論かなと思いつつ読了。 60年間という戊辰戦争〜底本刊行より、刊行〜現代の方が長いのに溜息がでる。そこまで時代が隔たってしまったのかと。
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隊士の心胆を練る(意味: 物事に動じないように、精神力を鍛える)ために、真剣を使う、隊の規律違反犯の切腹の介錯をさせる。そうやって人を斬る呼吸を会得させる…闇夜の中の真剣試合、寝ていることろへ突然切り込むなど、鍛錬は徹底していた(P216)まさに狂気の軍団である。時代背景もある...
隊士の心胆を練る(意味: 物事に動じないように、精神力を鍛える)ために、真剣を使う、隊の規律違反犯の切腹の介錯をさせる。そうやって人を斬る呼吸を会得させる…闇夜の中の真剣試合、寝ていることろへ突然切り込むなど、鍛錬は徹底していた(P216)まさに狂気の軍団である。時代背景もあるがタガが外れるとはこのことだ。赤軍派のあさま山荘事件と重ね合わせてしまう。
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新撰組の物語を書いた作家さんが名を挙げる方、子母沢寛。これは読まねば!と手に取りました。物語というより史実を記録したような一冊。それだけに迫力があり、歴史に触れているような感覚。三部作という事であと2冊…読まねば!(✧◡✧)2015.10.21読了
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新選組の事を学ぶには、欠かせない一冊だと聞いたので。 三部作ということは、あと二冊あるということなのか……。 当時の息遣いが伝わってくる。 幕末の動乱の中にあって、「死」は殊更珍しいことではなかったんだなぁ……。
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新選組三部作の第一作。 新選組の作品は、司馬遼太郎、浅田次郎等、 数あるが、作家の皆さんが、参考にしたり、 影響を受けた作品として上げられている。 絶頂期であった、京都時代の新選組が、 鳥羽伏見の敗戦から、坂道を転がるように、 衰退していくのが、ものさびしい。 時代の変わり...
新選組三部作の第一作。 新選組の作品は、司馬遼太郎、浅田次郎等、 数あるが、作家の皆さんが、参考にしたり、 影響を受けた作品として上げられている。 絶頂期であった、京都時代の新選組が、 鳥羽伏見の敗戦から、坂道を転がるように、 衰退していくのが、ものさびしい。 時代の変わり目という雨に降られ、 剣から銃器に、道具が変わって、 時勢にも見放され、仲間にも去られる。 ただ、最期まで一緒に戦い、 生き残った者がいたのが、 唯一の救いだろうか? 小説というよりは、 事実のまとめに近い雰囲気の作品である。
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新選組のことを本格的に知りたくなって3部作一気に購入して、夢中で読んだ記憶があります。あのマンガの元ネタはこれか!とか読むのがすごーく面白かったな。ここから、本格的に新選組にはまっていった記憶があります。子母澤さんがいたから、新撰組のことを知っている人たちのインタビューが残ってい...
新選組のことを本格的に知りたくなって3部作一気に購入して、夢中で読んだ記憶があります。あのマンガの元ネタはこれか!とか読むのがすごーく面白かったな。ここから、本格的に新選組にはまっていった記憶があります。子母澤さんがいたから、新撰組のことを知っている人たちのインタビューが残っていて、新撰組が歴史の中に埋もれてしまわずに、今のたくさんの新選組の創作本につながっていってる気がします。
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