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ファザーファッカー の商品レビュー

3.2

84件のお客様レビュー

  1. 5つ

    8

  2. 4つ

    23

  3. 3つ

    30

  4. 2つ

    9

  5. 1つ

    8

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2021/01/23

【私は娼婦だったのだ。売春宿のおかみは私の実母で、ただ一人の客は私の育ての父だった…】 ・ ・ 春菊さんの自叙伝的長編小説。 ・ ・ 冒頭は実父と母親、私、妹の事が書かれているのだが、「あれ?何か変?」ってその家族に違和感を覚えるのだけど、それが養父と母親、私、妹になると違和感な...

【私は娼婦だったのだ。売春宿のおかみは私の実母で、ただ一人の客は私の育ての父だった…】 ・ ・ 春菊さんの自叙伝的長編小説。 ・ ・ 冒頭は実父と母親、私、妹の事が書かれているのだが、「あれ?何か変?」ってその家族に違和感を覚えるのだけど、それが養父と母親、私、妹になると違和感なんて可愛いものではなく異常な家族に変わっていく。 ・ ・ とにかく養父の異常っぷりがキモい。 ・ ・ そしてそれを盲目的に心酔してる母親も理解できない。 ・ ・ あまりに異常な日常なのに淡々と書かれているのが感情を殺して生きてきた事をあらわしているんだと思う。 ・ ・ 16歳で家出して自分の人生を自分で切り開いた内田春菊さんの並々ならぬ強さに 脱帽です。

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2019/06/12

ものごころついてから16歳で家を出るまで、母と妹と養父との暮らし。心理的・身体的虐待から、中絶を経て性的虐待へ。 養父、どんなメンタリティなんでしょう。母親はなぜそのようになったのか?妹は何を思ってどんな人生を辿ったのかと知りたくなりました。

Posted byブクログ

2018/12/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

H30.12.03 読了。 とんでもない作品を読んでしまった。 それが第一の感想。 しかも、この作品はフィクションではなく、自伝小説なのである。 完全に実話ではないにしても、ほぼほぼ実話に近いのだろう。 壮絶。 えげつない事が次々と、というかえげつないことしか出てこないのに、読みやすい。 グロテスクな表現がないのがまた読みやすい。 人に優しくしようと思える読後感。 こんな男、こんな親になってはいけない。

Posted byブクログ

2018/07/31

内容はともかく、作家自身の家族への恨みを世間に公表してやるという思いが感じられる文章だったので、残念に思った。 小説としては処女作らしい。 私怨を置いて文学まで昇華するには、本人が受けた心の傷が深すぎたのでしょう。 素晴らしい作家さんなので、本業のマンガだと、良かったのかもしれま...

内容はともかく、作家自身の家族への恨みを世間に公表してやるという思いが感じられる文章だったので、残念に思った。 小説としては処女作らしい。 私怨を置いて文学まで昇華するには、本人が受けた心の傷が深すぎたのでしょう。 素晴らしい作家さんなので、本業のマンガだと、良かったのかもしれませんね。

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2018/03/27

内容(「BOOK」データベースより) 私は、よく娼婦の顔をしているといわれる。さまざまな仕事を経験したが、それだけは絶対にしなかったのに。ところが私は思い出した。十五歳のとき、私は娼婦だったのだ。売春宿のおかみは私の実母で、ただ一人の客は私の育ての父だった…。多感な少女の自由を求...

内容(「BOOK」データベースより) 私は、よく娼婦の顔をしているといわれる。さまざまな仕事を経験したが、それだけは絶対にしなかったのに。ところが私は思い出した。十五歳のとき、私は娼婦だったのだ。売春宿のおかみは私の実母で、ただ一人の客は私の育ての父だった…。多感な少女の自由を求めての旅立ちを描いて圧倒的話題となったベストセラー。 とってもとっても胸糞悪くなる本で、登場人物を焼却消毒したくなります。

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2017/07/29

いつそれが起きるんだと薄氷の上を歩くように読み進めてた。好奇心ってのは救いようがないな。この本からなにを得たかな…下世話な好奇心を満たす以上になにか得られたかな…

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2016/01/10

20年前ならかなりショッキングやな。 今ならそこまで驚かない(^_^;) でも、事実の話やから、 やっぱり衝撃的。 淡々としてるから、 余計リアルで、 赤裸々感があるな。

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2015/10/12

テーマとして重いが、描き方はとてもあっさりとした感じ。重苦しくないのはいいが、どこか他人事のよう。そのような状況になってしまった切迫感がない。結局は家族内の関係がうまく行かなかったということだが、それぞれに(本人も含めて)責任があったように感じる。その関係性こそ、この本から学ぶべ...

テーマとして重いが、描き方はとてもあっさりとした感じ。重苦しくないのはいいが、どこか他人事のよう。そのような状況になってしまった切迫感がない。結局は家族内の関係がうまく行かなかったということだが、それぞれに(本人も含めて)責任があったように感じる。その関係性こそ、この本から学ぶべきことだと思った。

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2015/05/18

おもしろかった! 重さがよかったね。 実父、養父、母親くたばれ! 静子、強く生きろ! と叫びたくなる。遠くに向かって、ね。

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2015/04/27

胸糞の悪さがひどい。昔なら刺激的に読めてハイおしまい、的な感じだったろう。こういうのを一つのエンタメとして消化できた。想像力が足りなかったのかもしれないが。ともかく、今、二児の親としては、ページをめくれなくて何度か本を置いた。恐ろしい経験をしたからこそ学ぶこともあるのかもしれない...

胸糞の悪さがひどい。昔なら刺激的に読めてハイおしまい、的な感じだったろう。こういうのを一つのエンタメとして消化できた。想像力が足りなかったのかもしれないが。ともかく、今、二児の親としては、ページをめくれなくて何度か本を置いた。恐ろしい経験をしたからこそ学ぶこともあるのかもしれないし、それは単にただひどい経験をしたというだけかもしれない、というか、読んでみておれは後者な気がする。彼女は生きていくために普通でない能力を獲得できたかもしれないけど、どうポジティブに考えてもこれは間違っている、正当化できないという結論。面白い文章ではあったかもしれないけど、ただこういうだけの文章ってやっぱどうもなぁという感じがなくもない。

Posted byブクログ