義民が駆ける 改版 の商品レビュー
全1巻。 天保の時代の百姓一揆の話。 自分の田舎のお隣が舞台。 ちっさい頃からよく遊びに行っていた街で、 なじみのある地名がちょいちょい出てくる。 自分とこの名前もちょこっと出てくる。 なにより方言がそのまんま表記だったりする。 なつかしくなじみ深い言葉がリアリティを伴う。 が...
全1巻。 天保の時代の百姓一揆の話。 自分の田舎のお隣が舞台。 ちっさい頃からよく遊びに行っていた街で、 なじみのある地名がちょいちょい出てくる。 自分とこの名前もちょこっと出てくる。 なにより方言がそのまんま表記だったりする。 なつかしくなじみ深い言葉がリアリティを伴う。 が。 きっと他の土地の人には読みにくいったらない。 藤沢氏には珍しく、 当時の文章を原文ママな感じで多く記載していたり、 特定の人物が主人公というより 群像劇な感じで登場人物が大分多かったり、 上記のように、方言丸出しで読みにくかったり、 地元の人間じゃないと土地勘がなかったり、 一般的にはとっつきにくい、 スッと入ってきにくい感じの作品になってる。 でも個人的には あの田舎にもこんな行動力あったんだってびっくりで 感じる物があった。 地元の知られざる歴史にスポットを当てる 著者の姿勢は本当にありがたい。 クライマックスはちょっと泣けた。 映画化したら面白そう。
Posted by
- 1
- 2