1,800円以上の注文で送料無料

地獄の奇術師 の商品レビュー

3.2

62件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    13

  3. 3つ

    27

  4. 2つ

    10

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2011/04/17

読了、59点。 ** 昭和40年代の東京都内、複合企業の暮林家の人間が暮らす十字架屋敷と呼ばれる邸宅付近で非常に特徴的な男の姿がたびたび見られるようになる。 ある日彼は、二階堂黎人、蘭子、さらに屋敷の住人である暮林英希の前で暮林一族を皆殺しにすると予告する。 彼を追いかけて行っ...

読了、59点。 ** 昭和40年代の東京都内、複合企業の暮林家の人間が暮らす十字架屋敷と呼ばれる邸宅付近で非常に特徴的な男の姿がたびたび見られるようになる。 ある日彼は、二階堂黎人、蘭子、さらに屋敷の住人である暮林英希の前で暮林一族を皆殺しにすると予告する。 彼を追いかけて行ったはずが逆に黎人、蘭子は犯人に捕らえられ、気が付くと目の前には死体が… 作家二階堂黎人デビュー作、また二階堂蘭子シリーズの初作。 ** 下宿への引越しもろもろの関係によりブクロブご無沙汰でした。 さてミステリー史上最長という噂の『人狼城の恐怖』をそのうち読みたいなということでそのシリーズ作1作目を読み始めてみました。 感想としては端的に言えばどこかで読んだ事のあるネタが多かったなというところ。 この作家が他の作品をパクってるってことじゃないんですが、まぁ雰囲気が確実に乱歩あたりをインスパイアしてるしトリックも文章量に対して凝ってる訳じゃないのがかなり残念。 これが霧舎さんあたりの文章量、軽さなら継続してシリーズ続編へ飛び付く所なんですが、この重さだとちょっと躊躇してしまうところ。 読んでからだいぶ経ってるんで感想も適当でしたが、、、、これにて。

Posted byブクログ

2011/02/21

雰囲気は乱歩か横溝を思わせる。こういうけれん味たっぷりの話も結構好きだけれど、犯人がわかりやすくて、驚きがないのが残念だった。

Posted byブクログ

2010/10/23

どこかのレビューであまり評判が良くなかったのが気になりつつ、 読んでみたのがこの本。 女子高生探偵が推理をし、解決へと導く探偵小説。 途中で実行犯が分かってしまったことや、 後半の展開にスリルがなかったことは、 やはりマイナスポイント。

Posted byブクログ

2010/08/22

 筆者のデビュー作。やってくれるものである。地獄の奇術師と名乗るミイラ男が復讐のため敵の一族を片っ端から殺していく。4重の「逆」密室だの、美少女の逆さ吊りだのがめまぐるしく出てきて、しかも名探偵は美貌で生意気な女子高生とくる。なかなかここまでは書けないものだ。  先日読んだ作品は...

 筆者のデビュー作。やってくれるものである。地獄の奇術師と名乗るミイラ男が復讐のため敵の一族を片っ端から殺していく。4重の「逆」密室だの、美少女の逆さ吊りだのがめまぐるしく出てきて、しかも名探偵は美貌で生意気な女子高生とくる。なかなかここまでは書けないものだ。  先日読んだ作品は、カーのイメージが強かったが、こちらはまさに江戸川乱歩の世界である。だが、なぜミイラ男が登場しなければならなかったのか、とにかくも論理的に説明しているあたりは立派。ちゃんと必然性があるのである。また探偵が最後まで口を閉ざしている理由が、クイーンの「ギリシャ棺」のパロディ的に出てきたり、作品中に書かれているうんちくも含めて、作者のこだわりが楽しい。最後は、神の裁きまで出てきて、そのあたりから後は、ちょっと蛇足な感じではあるが。  一番残念だったのは、少なくとも僕には、後半3/4くらいのところで犯人がわかってしまったこと。すごく直感的にだけど。細かいトリックはすごかったけど、一番作品の構造を決めるある意味メイントリックの部分が、ちょっとわかりやすすぎたんじゃないかなって思った。それにしても旅行中、明かりの消えた廊下に立って読んでしまったほど、引きつけられた作品であった。

Posted byブクログ

2010/07/21

懐かしい乱歩の匂いがしてすっごいわくわくする! 注釈には賛否両論のようだけどミステリガイドにもなってるので自分は楽しめた。

Posted byブクログ

2010/05/06

この作者の話は、最後におまけがあるので楽しい。ただし、他の作品を先に読んでいるとネタバレもありですな。

Posted byブクログ

2010/01/17

いやー、うぅむ。 二階堂蘭子さん大好き!なら楽しめるのではないか。 いや、普通に楽しめるんですが……。 でも最後まで勢い良く、てのは無いかなー。 私は二階堂蘭子さんがダメだったってのもあるかな。 なんか文章がくどいし……。

Posted byブクログ

2011/04/01

十字架屋敷周囲を徘徊するミイラ男は、自らを「地獄の奇術師」と名乗り、屋敷に住む一族に復讐すると予告した。その言葉通り、一族の者が次々と奇術師に殺されていく。しかも現場は警察の監視の目があり、内側から施錠された完全密室だった。奇術師は如何なる方法で本懐を遂げたのか? 古き良き乱...

十字架屋敷周囲を徘徊するミイラ男は、自らを「地獄の奇術師」と名乗り、屋敷に住む一族に復讐すると予告した。その言葉通り、一族の者が次々と奇術師に殺されていく。しかも現場は警察の監視の目があり、内側から施錠された完全密室だった。奇術師は如何なる方法で本懐を遂げたのか? 古き良き乱歩ワールドを彷彿とさせる作品。なかなか古めかしい設定です。ミステリィを読みこなしてる方には物足りないですが、初心者に勧めるのは不親切な感じ ミステリスキーへのサービスのような注釈が多いですが、ちょっと多すぎかな?ああいうのは分かる人だけがニヤッとできるくらいがいいですね。私はほとんど分かりませんでした^^悲… 犯人当ては簡単ですが、新本格と呼ばれる作品には見られない奇々怪々のオールドファッションな雰囲気が充溢しています。この空気に魅了された人達が、新本格の興隆に関わっていったんでしょうねー 惜しむらくは人物。魅力を出し切るには至らなかったという感じ。シリーズの出だしとしては不完全燃焼かな

Posted byブクログ

2009/11/25

二階堂蘭子のデビュー(デビューという言い方は 変だけど)と言う事で読んでみました。 しかし描写がグロいね。。。 ここまでえぐい表現にしなくてもいいと思うのですが。。。 とりあえずシリーズを読み続けて人狼城まで いきたいです。

Posted byブクログ

2011/11/05

二階堂蘭子シリーズ。 十字架屋敷と呼ばれる邸宅に現れた骸骨のような男。 『地獄の奇術師』と名乗る彼は何者なのか? 蘭子の名推理が冴え渡ります。 内容自体はおもしろかったですが、 蘭子の出す海外ミステリーの例が私には全く分かりませんでした; そこが分かればまた違ったおもしろさ...

二階堂蘭子シリーズ。 十字架屋敷と呼ばれる邸宅に現れた骸骨のような男。 『地獄の奇術師』と名乗る彼は何者なのか? 蘭子の名推理が冴え渡ります。 内容自体はおもしろかったですが、 蘭子の出す海外ミステリーの例が私には全く分かりませんでした; そこが分かればまた違ったおもしろさが出てくるのかもしれませんネ。

Posted byブクログ