オデッサ物語 の商品レビュー
クリミア編入の国際的緊張に胸騒ぎを禁じ得ず、黒海周辺の物語を求めて読んだ。 オデッサという都市が主人公ともいえそうな作風。この黒海沿岸都市の支配者が移り変わるのは、遠い昔からの繰り返しであり、この小説も奔放な語り口調のようでありながら、どこか哀感を伝えている。 個人的にこの地域の...
クリミア編入の国際的緊張に胸騒ぎを禁じ得ず、黒海周辺の物語を求めて読んだ。 オデッサという都市が主人公ともいえそうな作風。この黒海沿岸都市の支配者が移り変わるのは、遠い昔からの繰り返しであり、この小説も奔放な語り口調のようでありながら、どこか哀感を伝えている。 個人的にこの地域の歴史と文化に無知であったため、得るものが多かった。
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