騎馬の公子(1) の商品レビュー
妖術師の手によって家族を殺され、城を乗っ取られたアルドリックは新たな師、仲間、恋人を得て復讐を誓う、というファンタジー小説。 ぶっちゃけ、柴田錬三郎の世界。主人公は誉を貴ぶ超武闘派の剣士だし、栄誉を汚されたときは専用の懐剣で自殺する風習とかあるし。そのまま柴錬時代劇に翻案して...
妖術師の手によって家族を殺され、城を乗っ取られたアルドリックは新たな師、仲間、恋人を得て復讐を誓う、というファンタジー小説。 ぶっちゃけ、柴田錬三郎の世界。主人公は誉を貴ぶ超武闘派の剣士だし、栄誉を汚されたときは専用の懐剣で自殺する風習とかあるし。そのまま柴錬時代劇に翻案しても全く違和感がない。 しかし個人の力よりも政治がより大きな力を持つという、ある意味当たり前の環境が描かれている。このあたりをしっかり描くかどうかが物語を地に足につけたものになるかのポイントだとも思う。 2015年に読了していたが、何となく2024年初に再読。
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たった一人の妖術師の騙し討ちにあい、一族を滅ぼされたアルドリック。生れ育った城も妖術師の手におち、執拗に命を狙われる。だが隠遁した大魔術師に救われて、彼は復讐を誓った。国家間の覇権争いの背後で蠢く企みとは。彼の行く手を阻むのは、五百年の時を越えて甦える今一人の妖術師、次々と繰り出される異形の化物、むくむくと身を起こす死人たち…剣術と魔術の大合戦。
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